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黒歴史

27 - ドsイケメン#2 vol.6

♥

76

2018年10月20日

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次の日

ガヤガヤ

史乃

具合大丈夫?

絢香

うん

絢香

大丈夫〜♪

史乃

で、何があったの?

史乃

なんかあったんでしょ?

絢香

いやー…

絢香

じつはさぁ…

絢香

どしたの?

雄也

今度デートいけないかなって

絢香

ストレートォォォォ‼︎

絢香

フツーは一緒に遊び行かない?

絢香

的なくだり入れるんじゃないの?

雄也

結局意味は一緒じゃん

絢香

だけどさぁ…

雄也

で、行く?

雄也

デート。

絢香

…///

雄也

その顔は行くんですな

絢香

…///

雄也

(*^▽^*)

雄也

で、今週の土曜どお?

絢香

あー、その日は無理だわ

絢香

史乃と遊ぶ約束してて…

雄也

じゃあ日曜!

絢香

そこは優香(クラスメイト)と買い物に…

雄也

じゃあ月曜!

雄也

祝日だし!

絢香

その日は宗也くんと…

雄也

なんで兄貴?

絢香

あー、それはですねぇ…

絢香

(雄也にバレたらヤバイな…)

雄也

何しに行くの?

絢香

それは…

雄也

え?

雄也

今まで2人で何やってたの?

絢香

別に大したことじゃ…

雄也

ずっと電話に出なかったのも兄貴といたから?

絢香

雄也

そーなんだ

雄也

兄貴といたんだ

雄也

俺なんかほったらかして兄貴といたんだ

絢香

別にそーゆーわけじゃ…‼︎

雄也

じゃあどーゆーわけ?

雄也

兄貴がふみにとられたから俺にしたの?

雄也

弟の俺なら兄貴に近づけるから?

絢香

ちが…

雄也

違うないんじゃない?

絢香

違うっていってんでしょ‼︎‼︎

絢香

あんたなんかには関係ないことだし‼︎

絢香

何やってるかわかんないだけで女責めるとか…

絢香

ありえないんだけど

絢香

宗也くんならそんなことしない

雄也

なんでそこで兄貴が出てくんだよ…‼︎‼︎

ドンッ(絢香の肩を壁に…めんどくさいから以下略)

急ですがここからは少し絢香目線に変わります‼︎

ここの文字に書かれていることは絢香の考えてることになります!

雄也はいつもそうだ。

何かあるとすぐ探ってくる

それに助かることも多いけど…

今は別。

ドンッ(絢香の肩を…さっきと同じだから以下略)

私と史乃は小柄な方だから背の高い橘兄弟とは凸凹カップル

おかげさまで私は雄也と並んで歩くと周りからの視線が痛い。

え、妹?

みたいな

さっきからずっと雄也がなんか喋ってるけど一向に頭に入らない。

ただ私は…

雄也

そんなヤツだと思わなかったわ

え?

今見放された?

雄也

話聞いてないみたいだし

雄也

質問しても返事しないし

雄也

隠し事ばっかして

雄也

もっといい人かと思ったよ

雄也

絢香は。

絢香

雄也も…

絢香

最低だね

雄也

キーンコーンカーンコーン

絢香

あ、もうチャイムなっちゃったわ

絢香

下級生なんだから帰りなよ

絢香

1年は次国語なんでしょ?

絢香

林田先生に怒られるよ

絢香

橘くん。

雄也

絢香

ほら

絢香

行きなよ

絢香

橘くんが怒られたら連帯責任になっちゃうから。

雄也

じゃあ…

雄也

さよーなら

雄也

センパイ。

雄也の冷たい声…

初めて聞いた。

いつも帰るときは笑顔で

じゃーな‼︎

って手振ってくれるのに…

しかも絢香じゃなくてセンパイって…

なんか頰に熱いものが伝った気がした。

目から溢れ出てくるソレは、止まることを知らないのかな

でも、今の私にはそんな余裕はない。

立っているだけで…雄也に言われたことを整理しようとするだけで…

いっぱいいっぱい。

ソレを拭う暇なんてどこにもあるわけないじゃん

その目から溢れ出てくるやつはアゴから床に落ちた。

コンクリの床に落ちたソレが広がっていく。

秋の風が吹いてきた。

私をもっと悲しみに陥れたいの?

でもその寒さがちょっと心地いいんだよな

そんなこと考えてる間にもソレは黒っぽいシミをコンクリの床に広げてく。

今までの思い出が脳内でリフレインしてる

告白されたときのこと…

一緒に海行ったこと…

めっちゃおっきいパフェ食べたこと…

一緒に服買いに行って…

ステーキ屋さん行ったら雄也がオムライス頼んでたこと…

友達がオムライス大好きなんだって嬉しそうに話してたな…

新年早々お年玉全部ゲームセンターで使ってたっけ…

喋り方オネエだって友達にいじられてたな…

泊まりに行ったホテルのバスローブが欲しいって騒いでたっけ…

思い出したらきりがない

思い出1つ思い出すたびに後悔と目から溢れ出てくるソレが止まらない。

ーセンパイー

とうとう今の記憶まで来ちゃった

ー絢香がそんなやつだと思わなかったー

そんなこと言わないでよ…

ーなんでそこで兄貴が出てくんだよ…‼︎‼︎ー

だって…

ー今度デートいけないかなってー

もっと上手に誘ってよ…

傷口に塩を塗ったみたいな痛みが胸全体に広がってる

心が耐えきれなくなってきたよ…

ちぎれそうで…何かにえぐられたような痛みが…

これが…失恋の痛みってやつなのかな…

気づけばコンクリの床に広がっていたシミはとても大きくなっていた。

目から止まることを知らずに溢れ出ているソレは脱水するんじゃないかってぐらい

ずっと止まらなかった。

ソレのおかげで視界がぼんやりしてる

少しずつ視界が狭くなっていって…

とうとう視界がなくなり、私は膝から崩れ落ちた。

やか…

やか…!

あやか…!

史乃

あやか…‼︎

絢香

んー…

どうやら私は屋上で倒れてたらしい

絢香

誰が運んでくれたの?

史乃

宗也くんがね

史乃

雄也が「絢香のこと見に行っといて」って

絢香

雄也…ね…

史乃

あ、そーだ

史乃

これ雄也から

史乃

絢香にだって

手紙

変なとこで切ってすいません(>人<;)

長くなってしまったし…

次回も絢香目線でやります‼︎

もっと小説風にチャレンジ✨

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