娘が死んで1ヶ月がたった。
森 千代
許せない
森 千代
娘を殺した犯人
森 千代
絶対に殺す
戸田
なるほど、それで絶望屋に依頼したんですね
森 千代
はい、お金はいくらでも支払います。だから…。
戸田
ですが、絶望屋は絶望を売る商売。あなたも絶望に堕ちますがそれでも、
森 千代
いいです
戸田
わかりました。それでは詳細をうかがいます。
戸田
娘さんはどのようにお亡くなりに?
森 千代
自殺です。
森 千代
付き合っていた彼氏に浮気されたという噂は聞きました。
森 千代
ですが、そいつはもう死んでいて…
戸田
どこかで聞いた話ですね
森 千代
え?
戸田
娘さんのお名前は?
森 千代
森春子
戸田
あぁ。以前うちに依頼された方ですね
森 千代
え
森 千代
それじゃあなたが殺したんじゃ
森 千代
あなたが私の娘を絶望におとしめたんじゃ
戸田
人聞きの悪い人ですね。
戸田
私は彼女の願いを叶えただけです
森 千代
やっぱり
森 千代
1度会って話がしたい
戸田
わかりました
○○公園
戸田
お待たせしました
森 千代
!!
千代は男の姿を見て驚いた
普通の人間のはずなのに気味が悪い。不気味なのだ。不気味と言っても髪が長いとかボサボサとかじゃない
黒いスーツに青いネクタイ
髪は耳の上くらい、でも前髪は長い。やはり、不気味だ。
森 千代
あ、あなた
森 千代
許さない!
森 千代
死んで!
戸田に向かって走り出す
手にはナイフ
戸田
……
戸田は笑った
不気味な笑顔だった
森 千代
っ!
そこで戸田は顔を上げた
戸田
あれ?刺さないんですか?
戸田
それじゃあ私がやりますね
森 千代
それは!
戸田
あぁ、これは結構高価なナイフなんです。
戸田
なのですぐ楽になれますよ
森 千代
やめて!
森 千代
(あいつの目を見てると、吸い込まれそうになる)
ザク
森 千代
あぁぁ
森 千代
あぁ…あ
森 千代
…………
戸田
言ったでしょう、絶望に堕ちるって。
戸田
まぁ、依頼されたからにはしょうがありませんね
戸田
娘さんを本当に自殺に追い込んだ人物を、殺しましょう。
安藤刑事
戸田賢治!
戸田
その前に
安藤刑事
手を上げろ
安藤刑事
澤田!任意同行だ。
澤田巡査
ご同行お願いします
戸田
はい。いいですよ。
次回予告
春子を殺したのは…
次回 人を呪わば穴二つ
♡500で書くので宜しくお願いします。
読んでくれてありがとうございました。