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雨が降っていた。
寒かった。
熱があったと思う。
僕はそのまま、意識を失った。
目が覚めた。見知らぬ天井。知らない家。
熱で熱かった。でも、温かかった。
僕は、助かったのかな。
黄色の布団からゆっくり体を起こす。
櫻井 うぐいす
床も壁も家具も全て木でできた家。
あれ、前からここにいたんだっけ…。
櫻井 湊
櫻井 椿
誰?
分からない。
父さんと母さん?
いや違う…。
櫻井 湊
櫻井 湊
櫻井 湊
櫻井 うぐいす
わからない。
櫻井 湊
櫻井 椿
櫻井 湊
櫻井 うぐいす
櫻井 湊
櫻井 椿
櫻井 湊
櫻井 椿
櫻井 湊
櫻井 うぐいす
櫻井 椿
櫻井 湊
それから僕は、小学校、中学校、高校と進み、ごく普通の毎日を送り始めた。
父さんと母さんとは、血さえ繋がっていなかったが、何事もなく、仲良く過ごしていた。
ある日、僕は学校から帰っていた。
夏も終わり、だんだん秋へと近づいて、日が沈むのも早くなってきた。
部活が長引いて少し帰りが遅くなってしまった。
母さん達、心配かけちゃうなぁ。
櫻井 うぐいす
櫻井 うぐいす
櫻井 うぐいす
櫻井 うぐいす
家の中に広がっていたのは血。
父さんの体には無数の切り傷のようなものがあった。母さんに至っては原型を留めていない。
櫻井 うぐいす
父の手には包丁が握られていた。きっと、犯人を殺そうとしていたんだ。
強盗か?それともただの荒らし?
それでもここまでする必要があるのか…!?
櫻井 うぐいす
そのときだった。
櫻井 湊
櫻井 うぐいす
櫻井 うぐいす
櫻井 湊
父さんが、手に持った包丁を僕目掛けて振り回してくる。
櫻井 うぐいす
だめだ。このままじゃ母さんも僕も死ぬ。
櫻井 うぐいす
父さんの包丁が僕の頬をかすった。
櫻井 うぐいす
僕はパニックになり、近くに置いてあった漬物石で父さんの頭を殴った。
櫻井 湊
そのまま父さんは倒れた。死んだのか。
僕は、人を、父親を殺してしまったのか。
僕は逃げた。走って逃げた。もうどこかも分からない所まで走った。
櫻井 うぐいす
そう思った時、僕は大きな石につまづいて転んでしまった。
櫻井 うぐいす
???
櫻井 うぐいす