第2話
「不器用な歓迎」
赤くてふかふかな階段 明かりの温もり
まるで別世界だった。
翔太
ボソッと漏らすと、深澤が笑った。
辰哉
辰哉
リビングの奥から、賑やかな声が聞こえてくる。
その声に、翔太の肩がすっと強張るのを、 深澤は見逃さなかった。
辰哉
辰哉
言われた通りに深澤の背中に隠れながら、 リビングへと足を踏み入れる。
辰哉
辰哉
辰哉
照
まず目に入ったのは、 ソファでゲームをしていた金髪の男。
声が低くて、気だるそうな雰囲気の彼が、 じっと翔太を見た。
照
翔太
照
照
亮平
亮平
笑顔でそう言ったのは、 優しげな目をした背の高い男だった。
亮平
亮平
翔太
亮平
亮平
……こんなに優しくされたの、いつぶりだろう。
蓮
蓮
大介
大介
涼太
涼太
ラウ
ラウ
康二
康二
翔太
矢継ぎ早に自己紹介してくるメンバーに、 翔太は目を丸くした。
何この空間。全員クセ強いけど、暖かい。
翔太
辰哉
辰哉
深澤がそう言って翔太の背中を軽く押すと、 全員の目が集まる。
緊張で心臓が跳ね上がった。
翔太
翔太
照
照
不意に声がして、 振り向くとさっきの金髪男がニッと笑った。
照
照
翔太
_その時、翔太の胸に じわっと温かいものが広がった。
翔太
新しい名前。新しい家族。
そして、まだ知らない感情。
その夜、翔太は久しぶりに_ ぐっすり眠れた。
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コメント
5件
幸せだ(*˘︶˘*).。.:*♡
暖かい家庭に入れそうでよかった!!!!!! 最高かよ!!!