第3話
「独り占め、したくなる」
翔太
照
共同生活が始まって、数日。
まだ皆と打ち解けているわけじゃないけど、 少しずつ慣れてきた。
みんな優しかった。
けれどその中でも_ 目は、つい「岩本照」を追ってしまう。
ラウ
翔太
照
翔太
俺ん家にあったテレビと比べると 失礼なほど大画面のテレビ。
辰哉
翔太
亮平
皆で映画を観る事に決めた。
翔太はソファの端っこで静かに座っていた。
ポップコーンを口に運びながら、 ちょっとだけ周りの様子を伺っていた。
照
隣に座っていた照が、ぽつりと呟く。
翔太
照
照
そのまま、ぐいっと腕を引っ張られて_
照
翔太
翔太はあっという間に、 照の肩にもたれかかる形になっていた。
翔太
照
翔太
照
照
翔太
ふっと、照が耳元で笑う。
その低い声が、 くすぐったいくらい近くて_
翔太の心臓は、今までで一番うるさく跳ねた。
翔太
照
そう言いながら、 照の手が自然と翔太の背中にまわされる。
優しく撫でるようなその手つきに、 思わず力が抜ける。
翔太
照
照
翔太
照
そう言って、照はほんの少しだけ 翔太の髪に唇を触れさせた。
ふわっと、柔らかくて、あったかくて_
それはキスと言うには優しすぎたけど、 翔太の心にはしっかりと残った。
翔太
照
翔太
照
照
そう呟いた照の声は、少しだけ掠れていて。
そして、次の瞬間_
ほんの少しだけ、唇が触れた。
軽くて、でも確かに“キス”だった。
照
照
翔太
いつもは素直になれない翔太が、 今日はほんの少しだけ勇気を出した。
翔太
照
翔太
照
辰哉
照
辰哉
辰哉
康二
康二
照
翔太
照
亮平
照
翔太
照
照
翔太
大介
翔太
翔太
照
翔太
照
照
翔太
照
照は翔太を軽々と持ち上げ、 寝室へ運んだ。
照
翔太
照
翔太
翔太は名残惜しそうに照の腕を掴んだ。
照
翔太
照
照
その夜、翔太は安心したように、 照の胸の中で目を閉じた。
ずっと探していた“居場所”が、 ここにある気がした。
NEXT→♡150
コメント
7件
もーイチャイチャしまくってんじゃん!尊いなぁ!!💛💙
おい…最高すぎるだろ…
尊すぎ… しょっぴーのツンデレやっぱ好きだな~笑