俊
あ!あいつだ どんなに遠くても、 周りがうるさくても あいつの声だけは絶対に聞き間違えたりしない。
里沙
俊
里沙
俊
あいつの名前は坂本 俊。 中学校が一緒だったのもあって よく喋る仲のいい男子。 …私はあいつが好き。 だけどこの関係が壊れちゃうくらいなら勇気なんていらない。
生徒A
里沙
加恋
里沙
加恋
里沙
加恋は同じクラスで仲良くしてくれてる友達。 いつも一緒に帰ってるんだけど そう言えば加恋(かれん)今日 日直だった。 しょうがない…一人で帰るか。
昇降口につくと毎回恒例の俊の上履きチェックをする。 あれ、上履き入ってる…もう帰っちゃったんだ… とぼとぼと通学路を歩いていると少し先に俊の姿が見えた。 急に心臓の鼓動がはやくなる。 俊は私に気づいて駆け寄ってきた。
俊
里沙
俊
里沙
俊
里沙
当たり前のように隣を 歩きはじめる俊にドキドキしてしまう。
俊
里沙
俊
里沙
俊
里沙
俊
里沙
俊
俊の後ろ姿は中学の頃よりも もっと背が伸びて、 見上げるぐらい高くなっていた
里沙
俊の「がんばれ」の一言で本当にがんばれる気がしてくる。 この気持ちはどこにしまえばいいの…?
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!