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八神

なぁ凛華

八神

俺さ

八神

七海ちゃんと

八神

別れたよ

凛華

...え?

八神と話さなくなってから数日後

突然報告を受けた

凛華

わ、別れたって?

凛華

冗談なら...やめてよね...?

八神

冗談じゃない

八神

俺から振った

八神

なんか...幼馴染のお前を捨てて七海ちゃんの方に行くのは...なんつーか...

八神

違う、と思ったから。

凛華

...

八神

それに

八神

正直

八神

あんな子だと思ってなくてさ

八神

俺的に...無理だった。

八神

だから

八神

これからは安心して2人で帰ろうな!

凛華

...ずるいよ

八神

はぁ?!

八神

なんでぇ?!

凛華

ううん

凛華

なんでもない

私は

嬉しいはずなのに、嬉しくなかった

それどころか

...少し、怖かった

八神

おはよ!凛華

凛華

おはよう八神

3日後には

八神が七海と付き合いだした前と同じように話せるようになっていた

この日丁度

私の、あの時の恐怖が正しかったものだと知った

学校の下駄箱にて

七海

2人とも、やっほ〜!

八神

...おう、七海ちゃん

七海

ねぇあのさぁ

七海

ちょっと凛華借りてもいい〜?

八神

...なんで

七海

なんでもいいでしょぉ〜?

七海

ねっ、良いよね、凛華

凛華

...

七海の目は

とても怖かった

凛華

...う、うん。

凛華

行こうか

七海

わーい、ありがとぉ、凛華♡

ものすごくわざとらしいお礼を言われた私は

そのまま倉庫に連れていかれた

七海

話は分かってるよね、凛華

凛華

...なんのことか、さっぱりだよ。

七海

嘘ついてんじゃねぇぞ!

七海は私の前では変貌する

それはそれは恐ろしくて、恐怖で支配されてしまうほどに...。

七海

てめぇはなぁ、私様から男を取ったんだよ

七海

分かってんのかよ、あぁん?!

凛華

...痛っ!

お腹を蹴られ、一瞬吐きそうになった

私の前では、力も強い。

七海

そもそもなぁ

七海

てめぇが居なきゃ八神くんは私のものだったんだよ

七海

つまり、全部てめぇのせいだってことだよ!

凛華

痛いっ!やめてっ!!

七海は止まらなかった

暴力がどんどん酷くなって行った

約5分、耐え続けた

やっと解放してもらえた時にはもう、痣だらけで傷だらけだった

七海

てめぇ、傷のことを先生らに聞かれても、何も答えるんじゃねぇぞ?

凛華

...うん

七海

うんじゃなくて、はいだろうが!!

凛華

は、はい...

また暴力を振られそうになったその時

何かが、私を包み込んでくれた

七海

なっ...!

七海

なんで...

八神

何やってんだ、お前

八神

凛華に何してんだよ?

凛華

八神...

どうやら、八神が制服のジャケットを被せて、私を暴力から守ってくれたみたいだ

七海

や、八神くん

七海

これはね、違うの

八神

何が違うんだ

八神

言い訳するつもりか?

八神

証拠の写真なら撮った

八神

このまま校長室と警察署に突き出してやろうか?

七海

やっ、やめて!

七海

お願い、許して!

七海

もう...絶対やらないからっ...!!

八神

...ほんとだな?

七海

ほんとです!

八神

...もうやるなよな。

八神

ほら、凛華。

八神

行くぞ

凛華

...うん

凛華

八神...

八神

ん?

やっぱり君は

ずるいよ...

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