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コメント
1件
紫くん学校頑張れ、、!!✨ 続き待ってます!!
桃
紫
青
赤
黄
橙
今日は紫くんと学校に行く。
青もいるので 赤は遊びに来ている黄とお留守番
橙は普通に仕事だけど 午後休らしいから 午後から合流する予定。
そして今、紫くんは 新しく買った制服を部屋で着ている
ちゃんと青との部屋も用意した。
一人部屋でもいいって言ったけど やっぱりお兄ちゃんだからね 弟のことが心配みたい
一人になりたい時は 俺と赤に預けてくれるから バランス的には良いと思う。
っと、話が逸れたな。
コンコン、とノックをする。
紫
その後にすぐ聞こえてくる 紫くんのまだ少し幼い声。
桃
部屋まで来たのは 紫くんがあまりにも遅かったから
何か戸惑っているかな、とか思って 様子を見に来てしまった。
紫
紫
少し戸惑った声が聞こえてきた。
桃
紫
少し申し訳なさそうな声
ちょっと可愛い
久しぶりに紫くんの部屋に入ると 白基調のめっちゃ綺麗な部屋だった
観葉植物とか本とか棚とか 色々買ったけど、 まさかこんなに綺麗とは。
部屋の雰囲気は自分で作っていいよ って言ったから 色々と材料を頼まれて買ったら まさかここまで 作るって思ってなかった。
何にも教えてないのにすっげぇ。
才能の塊だったりして。
紫
でも困ってるところは まだまだ子供に見える
可愛いなぁ。
紫
桃
少し間抜けた声が出る。
ちょっと色々考えすぎたな 今は紫くんに集中しよ。
桃
紫
桃
桃
ベルトを使われたズボンなんて 日常で着てるから 少し手馴れたように 自分が着けていたベルトを外し、 締め直す。
桃
桃
紫
物覚えも早い。
マジで優秀すぎない?
まぁでも、 部屋が見たい気持ちがあるから
桃
紫
ベルト締め終わったら あとはブレザー着るだけみたいだし ここにいても大丈夫だろ
と判断した上で部屋を見る。
やっぱ何回見てもすげぇや。
制服の他にも 持っていくものは色々とあったから 一緒に準備してたら あっという間に行く時間になった。
桃
紫
さっきから顔が 少し下を向いている。
桃
聞くか迷ったけど 一応聞いた方がいいかなって思って 聞いてみた
俺の勘違いかもだし
紫
桃
学校で虐めを受けてきた 紫くんにとって学校ってのは 恐怖の場所。
桃
桃
言いたいことを言おうとした。
でも紫くんの口が 俺より先に開いた。
紫
紫
そう言って、少し微笑んだ。
けど俺には強がりと 無理にしか見えなくて 不安になった。
桃
紫
俺は紫くんの手を取って 少し屈んで下から話しかける。
桃
桃
紫
紫くんが言いたいことは 話の流れで何となくわかってる。
紫
やっぱりね。
そうだろうとは思ってた。
桃
桃
桃
桃
赤
赤
うっわ、 コイツ俺が言いたかったこと 全部取っていきやがった。
あんな腹黒いお兄さんやだわ
紫
紫
紫
少しだけ間を空けて 紫くんの口が開いて俺の名前を呼ぶ。
桃
それに優しく答える。
紫
紫くんは強い真剣な目で 俺を見つめて 淡々と自分の気持ちを言った。
少し前まで 気が弱いと思ってた子供が たった数週間でこんなに変わるんだ。
成長の速さにびっくりだよ。
紫
さっきの紫くんの頼みの答えは 既に決まってるし 前々からそうするつもりだし
桃
桃
自分で言って照れくさい言葉。
けどそれを言うことで 紫くんが少しでも 安心できるなら 俺は羞恥心なんて捨てるよ。
それが綺麗事だって別にいいよ。
桃
紫
赤
桃
桃
桃
赤
桃
少し大きい声が出る。
ちょっと急がないと 時間に遅れてしまう。
桃
紫
これが俺らの第一歩目。
もし、次の一歩があるのなら それはきっと、紫くんの対人関係だ。
次回 紫くん、学校に行く