ケーキ好き
そのケーキは、願いごとをしながら食べると、実際に叶うの!
いご
へ、へぇ
ケーキ好き
おいしかったでしょ?
いご
ま、まあそうだけど?
(実際は、想像もつかないぐらいにおいしかった。食べても、また、お腹がすくぐらいに)
ケーキ好き
あと、ほんとに願い、叶えられたじゃん!
いご
ぐ、ぐうぜ…
いご
ケーキ好き
じゃあ、信じられないなら、また、願いながら食べてみて!
(私は、お金が欲しいと願いながら食べてみた)
いご
ほんとにお金が、、
ケーキ好き
すごいでしょ!
ケーキ好き
あ、そうそう…さっき、死にたいと願、
ケーキ好き
いご
もっと食べたい…
ケーキ好き
はあ、ま…いっか!
(それから、いろんな事を願った)
ケーキ好き
もう、あと2つだね…
ケーキ好き
いごちゃん、最後は、なにを望むのー?
いご
最後は…
いご
『私を傷つけたあいつらの気持ちを知りたい』
ケーキ好き
そっかそっか
ケーキ好き
その願いに悔いはないね?
いご
うん
(そう願って食べたら、頭の中で会話が聞こえた)
「ねぇ今度のいごちゃんの誕生日、盛大にお祝いしてあげよう?」
「まずは、みんなで、いごちゃんに冷たくして、最後に祝ってあげるの!」
「いいね!そうしよう。いごちゃんの家族にも協力してもらおう!」
いご
え?
ケーキ好き
今のがそうだよ!
ケーキ好き
最後の願いは?
いご
あと…あともう1つケーキをお願い
ケーキ好き
わかった!でも、こういう系の願いは、一度きりだからね?
いご
それでもいい。
(ほんとに1キレのケーキが現れた)
(私は、友達と家族が生き返るように。と願いながら食べた)
いご
最後は…
いご
ケーキ好き
死にたい。という願いでしょ?
いご
え?
ケーキ好き
もー!とぼけないでよ!
ケーキ好き
一度、願ったものは、取り消しは、できないよ!
いご
いや!そんな…
(勝手に左手がケーキを掴んだ)
いご
どうなってるの⁉︎
ケーキ好き
だって、自分が願った事でしょ?
ケーキ好き
私は、死にたいという願いから助けにきたの!
ケーキ好き
自分の願いには、逆らえないよ!
いご
そんな!
いご
ひどすぎる!
ケーキ好き
誕生日おめでとう!いごちゃん!
いご
まっ
いご
ケーキ好き
なんで人間は、自分が願ったものを最後に破棄するんだろう
ケーキ好き
助けたのに、私が悪人みたいな感じってひどすぎるよ。
ケーキ好き
そこの君もそう思うでしょう?
今回は、第2話です。
よかったら第1話もどうぞ!