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僕は登校中、ずっとあることを考えていた
岡崎絢也
信じたくないし、信じられないことだけど
母さんが笑った時と同じくらい、いや、それ以上かもしれない。坂本と喋ると暖かい気持ちになるんだ
これは...初恋と言うべきなのだろうか
いや、でも好きなわけではないかもしれない
僕には分からないんだ
恋というものがなんなのか
クラスメイトC
クラスメイトD
クラスメイトC
僕は学校に行った瞬間、クラスメイトCに怒鳴りつけられた
クラスメイトE
一瞬、クラスの時が止まったみたいに静かになった
岡崎絢也
なんでだろう。顔がどんどん暑くなっていく
坂本愛花
クラスメイトC
坂本愛花
坂本の声は、小さかったけど教室によく通った
なんでか、声が少し震えている気がする
坂本愛花
クラスメイトC
なんでかな。涙が止まらなくなった。
坂本愛花
岡崎絢也
嘘だ...僕は本当はみんなに避けられるのが辛かったの...?
こんなに...涙が溢れるほど苦しかったの...?
坂本愛花
岡崎絢也
クラスメイトC
クラスメイトE
クラスメイトC
岡崎絢也
僕はびっくりした
こんなにあっさり僕の存在を許してくれるとは思わなかった
けど僕は気づいた
坂本が端っこに行ってこっそり泣いていたことを―
僕は真っ直ぐ家に帰らなかった
寄り道は初めてだけど、Cくんが僕を遊びに誘ってくれて今、Mのマークのがお店に来ている
クラスメイトC
岡崎絢也
クラスメイトC
岡崎絢也
なんだろう。また顔が赤くなってきている気がする
クラスメイトC
岡崎絢也
クラスメイトC
岡崎絢也
こうやって話していると、Cくんはそんなに悪い人じゃないんだな
僕はこの日から人が怖くなくなった
僕は徐々に人を信じられるようになってきた
岡崎絢也
お母さん
坂本愛花
岡崎絢也
お母さん
坂本愛花
坂本はさっきから俯いたまま、何も言わない。いつもなら明るく僕にただいまって言ってくれるのに
岡崎絢也
坂本愛花
いつもの坂本じゃない
何か言いたげな顔をしている気がするんだけど...
岡崎絢也
坂本愛花
坂本は驚いて僕の方を見た
目が涙でキラキラしている
岡崎絢也
坂本愛花
岡崎絢也
自分でもびっくりするほど感情的になってしまった
岡崎絢也
お母さんも驚いている
岡崎絢也
坂本愛花
岡崎絢也
坂本愛花
岡崎絢也
坂本愛花
坂本愛花
岡崎絢也
坂本愛花
岡崎絢也
坂本愛花
坂本は次の瞬間僕に抱きついて来た
岡崎絢也
坂本愛花
岡崎絢也
坂本愛花
岡崎絢也
岡崎絢也
岡崎絢也
坂本愛花
坂本の目に、ハイライトが戻ってゆく
涙が止まった
岡崎絢也
坂本愛花
坂本はものすごく嬉しそうに部屋を出て行った
僕も嬉しかった
恋のことはよく分からないけど、嫌な気はしなかったし、むしろこんな僕を追いかけてくれてたのもすごく嬉しかった
ちゃんと答えを出さなきゃ
坂本、待っててね。
僕、恋ってなんなのか分かるように頑張るよ
今度は母さんのためじゃない
坂本のために頑張るね