ねぇじいちゃん
愛する人って限られてるのかな
愛される人って限られてるのかな
好きになってもいい人って限られてるのかな
好かれる人は限られてるのかな
なんて、時々考えたりするんだ
特に醜い者は皆に居ない存在として扱われる。
この世は不平等だよね。 俺はこんなにも炭治郎が好きなのに
ダメなんだ。この恋は
我妻善逸
…伴侶も、…限られる
竈門炭治郎
何をブツブツ言っているんだ?
我妻善逸
ぎゃあああぁ!?
我妻善逸
あ、なんだ、炭治郎かよぉ!!!
我妻善逸
心臓が口から出るとこだったわ!!!
竈門炭治郎
す、すまん、驚かせるつもりはなかったんだ
我妻善逸
はぁー、次から気を付けろよな。
竈門炭治郎
あぁ、善処する
竈門炭治郎
…なぁ善逸
我妻善逸
ん?
竈門炭治郎
さっき伴侶と聞こえたが…
竈門炭治郎
伴侶が出来たのか?
我妻善逸
はぁ?
我妻善逸
ないないwないに決まってるじゃん
竈門炭治郎
じゃあ何故さっき伴侶と…
我妻善逸
んー…、なんでだろ。俺もよく分かんない!
竈門炭治郎
…そうか
炭治郎の顔は酷く悲しそうだった。
音でなにか分かるかなとも思ったが炭治郎の心の中は汚い雑音でよく聞こえない。
感情が入り乱れているのか?
我妻善逸
なぁ炭治郎…
竈門炭治郎
ん?
我妻善逸
…炭治郎は伴侶作る気ないの?
竈門炭治郎
…どうしてそんなことを聞くんだ?
我妻善逸
気になったから
竈門炭治郎
…そうだな…。
竈門炭治郎
作りたいが
竈門炭治郎
その人は…俺の事に見向きもしてくれないな。
我妻善逸
えぇ!?そんな子いるの!?
我妻善逸
炭治郎なら女の子全員振り向きそうなのに…
竈門炭治郎
!…
炭治郎は何かを言いかけ、そしてすぐ口を噤んだ。
我妻善逸
…さてと。俺もう行くね!
我妻善逸
あ、そこにある団子食べてていいから。
我妻善逸
じゃあね!
竈門炭治郎
あっ、善い…
炭治郎side
竈門炭治郎
…
ぱくりと善逸に貰った団子を口に含む。
竈門炭治郎
…甘いな
いつ、善逸はこの俺の中に渦巻いている恋心に気付いてくれるのだろう。
竈門炭治郎
10年後?いやもしかしたら100年後かも…
でももし善逸に俺に対する好意が無いのだとしたら?
男に向けられる好意なんて気持ち悪がるに違いない。
竈門炭治郎
…しょっぱい
団子は涙に濡れ、甘辛さが混じった。
まるで今の俺の恋心の様に。
❦ℯꫛᎴ❧
す れ 違 う 恋 心






