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運が良い人も
運が悪い人もいない
運が良いと思う人と
運が悪いと思う人がいるだけ
この私達の戦いも
生きる人と生きようとする人がいる
私は……
後者でありたい
床が冷たい
ぼんやりと明かりが霞む
一条 真奈美
目が覚めると見覚えのある場所だった
一条 真奈美
源 羅夢
振り返るとそこには源羅夢がいた
前回私と共に村人側として生き残った
そして私達をこんな目に合わせた元凶
神谷 里見
碓氷 葵
宇藤 正雄
足立 清太
宇藤 正雄
宇藤 正雄
九鬼 亮一郎
神谷 里見
見渡すと私を含め8人のクラスメイトがいた
前回と同じだ
源 羅夢
堂郷 邦仁
源 羅夢
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
堂郷 邦仁(どうごう くにひと)
クラスでは地味な存在な男子生徒
羅夢に好意を抱かれている
宇藤 正雄
宇藤 正雄
神谷 里見
足立 清太
九鬼 亮一郎
宇藤 正雄(うどう まさお)
米塚、峰木、九鬼の4人でよく一緒にいる
髪を金髪に染めている不良生徒
神谷 里見(かみや さとみ)
城崎、源とよく一緒にいた女子生徒
運動神経が良い陸上部部長
足立 清太(あだち せいた)
クラスの学級委員長
正義感が強く秀才と呼ばれている
九鬼 亮一郎(くき りょういちろう)
家系が裕福で米塚達と共に行動している
主にパシリとされている
碓氷 葵(うすい あおい)
最近引っ越して来たばかりの新入生
男子生徒からはモテている
一条 真奈美
宇藤 正雄
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
宇藤 正雄
宇藤が私を睨みつけた
直後、聞き覚えのある声が聞こえた
「ゲームの始まりです」
「建物から外で出てはいけません。他人に暴力を振るってはいけません」
「他人の投票装置を見たり触ってはいけません」
「建物の備品を壊してはいけません」
「違反した場合、処刑となります」
「それでは人狼ゲームの始まりです」
その後のルールは前回と全く同じだった
説明が終わると宇藤が口を開いた
宇藤 正雄
足立 清太
九鬼 亮一郎
一条 真奈美
私は役職を確認した
一条真奈美さん
あなたの役職は人狼です
そこには赤い文字ではっきりと
人狼の二文字が書かれていた
そして1番下のところには
もう1人の人狼は源羅夢さんです
と書かれてあった
一条 真奈美
堂郷 邦仁
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
沈黙が流れる
神谷 里見
宇藤 正雄
宇藤が急かしてくる
一条 真奈美
一条 真奈美
九鬼 亮一郎
宇藤 正雄
宇藤 正雄
宇藤 正雄
背筋に冷たい物が走った
予言者カミングアウトだ
まさかこんなにも早くくるとは
碓氷 葵
宇藤 正雄
宇藤が笑う
神谷 里見
神谷 里見
宇藤 正雄
神谷 里見
神谷 里見
神谷 里見
神谷 里見
驚いた
こんな絶望の中全員が助かる道があったとは
源 羅夢
と、羅夢も同意した
九鬼 亮一郎
堂郷 邦仁
全員が満場一致だった
投票が始まる
宇藤 正雄
私は自分の名前を押した
「投票が終了しました。結果を発表します」
「全員1票ずつとなりました。決戦投票を開始します」
食堂では全員が椅子に腰を下ろしていた
足立 清太
源 羅夢
宇藤 正雄
一条 真奈美
碓氷 葵
私を席を立った
部屋に戻ると安堵して疲れがどっと出た
一条 真奈美
時刻は12時を過ぎる
一条 真奈美
私は部屋を出てロビーへと向かった
源 羅夢
一条 真奈美
そう言ってロビーを出ようとした時
源 羅夢
源 羅夢
一条 真奈美
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
一条 真奈美
源 羅夢
やはり羅夢は狂ってた
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
彼女は相当ヤバイ
一条 真奈美
私は従うしかなかった
ガチャ
足立 清太
足立 清太
源 羅夢
足立 清太
足立 清太
羅夢は足立の頭を目掛けてナイフを振り下ろした
時刻は8時
宇藤 正雄
堂郷 邦仁
九鬼 亮一郎
神谷 里見
碓氷 葵
宇藤 正雄
宇藤 正雄
九鬼 亮一郎
九鬼 亮一郎
一条 真奈美
九鬼 亮一郎
宇藤 正雄
九鬼 亮一郎
九鬼 亮一郎
九鬼 亮一郎
宇藤 正雄
九鬼 亮一郎
一条 真奈美
一条 真奈美
宇藤 正雄
自分でも驚いた
私は今嘘をついた
人を殺すための嘘を
宇藤 正雄
碓氷 葵
一条 真奈美
神谷 里見
九鬼 亮一郎
源 羅夢
とっさに隣にいた九鬼に私は白を出した
堂郷 邦仁
宇藤 正雄
神谷 里見
堂郷 邦仁
堂郷 邦仁
宇藤 正雄
堂郷 邦仁
私は内心すごく嬉しかった
堂郷 邦仁
九鬼 亮一郎
宇藤 正雄
そして投票に入る
「投票が終了しました。結果を発表します」
宇藤正雄さん 6票
一条真奈美さん 1票です
宇藤 正雄
直後、私の鼻に激しい衝撃が走った
殴られた?
私は床に倒れ込む
鼻を触ると血が出ていた
どうやら宇藤に殴られたらしい
ピーーーーカチッ
宇藤 正雄
宇藤は発狂と共に
彼の生命も燃え尽きた
そして私達は夜のターンへと移る
一条 真奈美
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
なんだその理由は
彼女にとって命とは何なのか
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
源 羅夢
一条 真奈美
もう私には彼女を止める事が出来なかった
私達は碓氷葵の部屋へと向かう
源 羅夢
ガチャ
ガチャ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
彼女のその一言に私は絶望を感じた
神谷 里見
源 羅夢
一条 真奈美
九鬼 亮一郎
全員がロビーで安堵した
その時だった
堂郷 邦仁
碓氷 葵
堂郷 邦仁
一条 真奈美
堂郷 邦仁
源 羅夢
碓氷 葵
九鬼 亮一郎
一条 真奈美
一条 真奈美
九鬼 亮一郎
九鬼 亮一郎
九鬼 亮一郎
神谷 里見
碓氷 葵
まずい……
3分の2が人狼だ
神谷 里見
九鬼 亮一郎
神谷 里見
神谷 里見
九鬼 亮一郎
堂郷 邦仁
九鬼 亮一郎
やはりこの2人は堅いらしい
おそらく宇藤のイメージだろう
しかしそのイメージが幸い彼を悪者(人狼)として変換されているのだ
碓氷 葵
碓氷 葵
神谷 里見
源 羅夢
一条 真奈美
私のその一言と同時に投票の時間になった
「投票が終了しました。結果を発表します」
源羅夢さん 2票
神谷里見さん 4票です
神谷 里見
神谷 里見
彼女の叫びは響き渡った
そしてやがて事切れた
九鬼 亮一郎
堂郷 邦仁
碓氷 葵
私達は部屋へと戻った
夜
一条 真奈美
ロビーへ向かうと彼女の姿があった
源 羅夢
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
源 羅夢
一条 真奈美
私は自分でも驚くほどの声をあげた
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
一条 真奈美
私は死んだみんなの顔を思い浮かべる
一条 真奈美
一条 真奈美
一条 真奈美
一条 真奈美
一条 真奈美
源 羅夢
一条 真奈美
一条 真奈美
私はそう言い残し堂郷の部屋へと向かう
源 羅夢
一条 真奈美
源 羅夢
源 羅夢
源 羅夢
そう言って彼女は堂郷くんの部屋の前へと立った
源 羅夢
一条 真奈美
決して許される事ではない
しかし過酷なこの状況で彼女もまた必死で生き抜いた1人なのだ
源 羅夢
ガチャ
堂郷 邦仁
堂郷 邦仁
堂郷はため息を漏らす
なぜか冷静だった
彼は窓際へと向かう
堂郷 邦仁
そう言い残し堂郷は窓から飛び降りた
鈍い音が聞こえた
源 羅夢
彼女もその場に倒れ込み泣いていた
「人狼の数と村人の数が同数となりました。人狼側の勝利です」
直後、建物内にアナウンスが響いた
ピーーーーー
奥から人影が見える
九鬼 亮一郎
九鬼だった
私達に必死で助けを求めている
しかしその願いは届く事なく、彼は廊下に倒れた
そしてしばらく口を動かしていたがやがて動かなくなった
一条 真奈美
源 羅夢
私達は碓氷の部屋へと向かった
扉を開けると彼女はベッドの上で眠るように息を引き取っていた
源 羅夢
羅夢はそんな彼女の姿を見つめていた
カチッ
その時、私達2人の投票装置がポロリと床へ落ちた
一条 真奈美
源 羅夢
私達は外へ繋がる扉の前へと向かう
一条 真奈美
私は外への一歩を踏み出した
帰れる
その時だった
万戸 輪蔵
そこにいたのは警察の服を着た高齢の男性だった
万戸 輪蔵
向上 司
万戸 輪蔵
万戸 輪蔵
向上 司
向上 司
向上 司
万戸 輪蔵
向上 司
万戸 輪蔵
万戸 輪蔵
一条 真奈美
源 羅夢
万戸 輪蔵
すると向上は笑った
向上 司
向上 司
その時パトカーのサイレン音と同時に
7台のパトカーがやってきた
万戸 輪蔵
万戸は両腕をあげた
万戸 輪蔵
その時万戸は自らの舌を噛みちぎった
向上 司
万戸は白目を向き倒れ込む
万戸 輪蔵
万戸 輪蔵
万戸 輪蔵
万戸 輪蔵
万戸 輪蔵
こうして人狼ゲームの黒幕
万戸輪蔵は自ら命を絶ちゲームに終止符を打った
一同はその光景を呆然と眺めていた
一年後
向上警部は河野の墓場へと訪れた
向上 司
向上 司
向上 司
向上 司
向上 司
そう言って向上は丹羽がいる病院へと向かった
後ろを黒いワゴン車が通り過ぎて行った
一条 真奈美 (人狼) 生存
源 羅夢 (人狼) 生存
神谷 里見 (村人) 死亡
碓氷 葵 (村人) 死亡
宇藤 正雄 (予言者) 死亡
九鬼 亮一郎 (村人) 死亡
足立 清太 (村人) 死亡
堂郷 邦仁 (用心棒) 死亡
ーーー後半戦 人狼陣営勝利ーーー