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生きててどーすればいい?

生きててなんの意味があるの?

理由が、意味が

分からない

早くこの世界からいなくなればな

何度そう思ったことか

死んだらどうなるのかな

死んだらどこにいくんだろう

どんな世界が待っているのかな

あのね

怖いの

生きて、この先の未来を見てみたいよ

また今日もノートにペンを走らせる

毎日の出来事を

いつか誰かに見てもらうため

短い屋上での時間

夕日を浴びながら

ノートを書く

でもそんな時間はあっという間にすぎていく...

今日も屋上で過ごすのはおしまい

私はノートを落とした事に気づかず

屋上から出ていった

ある日また屋上にいった

そこにはノートが落ちていた

ぱらっとページをめくる

いろんな文が並んでいたけど

死んだらどうなるのかな。

その文がハッキリと僕の目の中に

映り込む

少年

そんなの僕が1番知りたいさ

そのノートにはまだ続きがあった

死んだらどこにいくんだろう

どんな世界が待っているのかな

あのね、怖いの

生きて、この先の未来を見てみたいよ

少年

少年

バカゆうなよ

少年

生きていてなんの意味があるってんだ

そうやって思ってたけど

何故かそのノートに夢中になっていた

気づけばノートと一緒に置いてあったペンで

自分の気持ちを書いてしまっていた

昨日の夜ノートを落としてしまっていた事に気づいたけど

自由のない私にはすぐに

ノートをとりにいけなかった

だから今日は朝早くに病室を飛び出して

屋上へ向かう

大事なノート

見られるわけにはいかないから

少女

あ、あった...

ノートは屋上の隅っこに置いてあった

何となくノートをひらく

するとそこには見慣れない文字で

何かが書かれていた

お前は、そんなに生きたいのか...?

生きててなんの意味がある?

僕には分からない

少女

生きる意味、かぁ

今まで生きたいってことだけ考えてた

だから意味なんて考えてもなかったな

生きる意味なんて、ないよ

でも、ないからこそ探すの

行き先が真っ暗よりもきっとましかな

それだけを書いてノートを閉じる

少女

...ノート置いていこうかな

もしかしたらまたこの人が来て

ノートを読んでくれるかもしれない

少女

見知らぬ人との交換ノート

少女

なんか素敵かも...

少しだけウキウキしながら

屋上をでた

今日も屋上へ

なんか理由とかないけど

もしかしたら昨日の返事があるかもしれない

それを見るためだけに

屋上へきた

昨日そっと隅っこに置いといた場所に

昨日のノートは置かれてあった

ペラっと中身をみる

生きる意味なんて、ないよ

でも、ないからこそ探すの

行き先が真っ暗よりもきっとましかな

少年

.......

少年

どんなけポジティブなんだよ

少年

僕にはそんなこと考える余裕なんてないよ

そう、なんだ...

でも僕には考えられないかな

君ってさ、死ぬの?

僕がこの人に興味を持ったのは

きっと

"死"のことについて書いていたからかな

僕はノートをそっと閉じて

屋上を去った

今日もまた屋上へ行く

あのノートを見るために

君ってさ、死ぬの?

その文字だけが目にはいった

なにも思わず

死ぬよ

それだけを書いてノートを閉じた

少女

...こわい、なぁ

夕焼け空をみる

あとこの空を何回見ることが出来るんだろう...

死ぬのって怖い?

うん、すっごく怖い

君はどうして死にたいの?

生きる意味がないからかな

それならさ、私の為に生きてよ

どこのだれか知らない人の為に?

それがいいんじゃん

いつか会えるといいね

あぁ、そうだな

君が死ぬまでに会いたいな

それから1ヶ月

この交換ノートは続いた

今日もノートを見るために屋上へ

今日はある決心を君に伝えるために

ここへ来たんだよ

少女

裏切り者って思われるかな...

正直ちょっと怖い

ノートを恐る恐る開いて

ペンを走らせる

私ね、決めたの

病気になんて負けたくないから

だから死のうかなって

そんなこと言ったら君は怒る...?

少女

.....

少女

...怒るに決まってるよね

少女

生きてって言ったくせに私が死ぬだなんて

少女

ごめんねっごめんね、

いつも通りノートを開く

そこには思ってもない事が書かれてあった

少年

君が死ぬ...?

どうして?

何があった?

死ぬなよ

そんな言葉が頭をよぎったけど

僕には止める権利なんてなかった

そっか...

君が決めたことだから

僕は止めないよ

怒りもしない

少年

止められなくて情けないやつでごめんな...

ゆっくりとノートを開く

少女

少女

君は優しいんだね

少女

...ほんとは止めてほしかったな

少女

な〜んて

少女

わがまま、だよね...

覚悟、決めなきゃ

最後に君に会ってみたいから

明後日の日曜日の夜

この屋上で待っています

最後に君に会ってみたいから

明後日の日曜日の夜

この屋上で待っています

少年

っ...

僕はそのままノートを閉じて

屋上を出た

今回はなにもノートに書かないで

気持ちが追いつかないから

日曜日ってことは明日なんだ

夜ここにきたら君に会えるけど

君は死んじゃうんだ

そしてまた屋上へ

そこにはまだ君の姿はなかった

夜と言うことしか言われてないから

時間は分からない

だから待つことにした

1時間

2時間

まっても君は現れなかった

少年

もし今日君に会えたら伝えたいことがあったんだ

少年

僕もちゃんと決めたから

少年

君と一緒に死にたかった

少年

でもごめんな、決めたことだから...

少年

1度でいいから君に会いたかった

少年

それで伝えたかった

私は決めたよ

私は病気に勝つんだ

病気になんて負けないから

屋上にはまだ誰もいなかった

最後の景色を楽しみながら

君のことを待つことにした

でもいくら待っても

君が現れることはなかった

少女

...どうしちゃったんだろう

少女

最後に君に会いたかったな

少女

会って伝えたかった

少女

ごめんね、でも決めたことだから...

23時40分

同じ時間同じ場所で

2人は会うことのないまま

屋上から舞い降りた

この作品はいかがでしたか?

2,040

コメント

34

ユーザー

めっちゃ凄いですね。 フォロー失礼します。

ユーザー

なんだか切ないですね… ううん、想い合ってたのに、それすらも知らないまま…😦 いい話で素敵でした…👏

ユーザー

え、凄い、凄いです.....!! もう、読み終わった後この言葉しか出て来ませんでした😳 工夫 の仕方が天才です!!👏🏻 まさかの展開に驚きました✨ follow失礼します🙇

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