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1 - エピソードゼロ -BAR Hack-

♥

201

2020年01月01日

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古びたトタン造りの居酒屋が並ぶ 居酒屋街

そこに、一際目立つ ネオンの看板が特徴的な ハイカラなBARがあった

マスター

ようこそ

マスター

BAR Hackへ

俺は、驚愕した

なぜなら…

マスター

ドリンクはなんだい

マスター

カクテル?

マスター

テキーラ?

マスター

それとも…

マスターは喋る犬だったのだ

前田 一

いや、いいです

前田 一

普通にカクテルを

マスター

そうかい

マスター

俺の舌使いに虜にならないやつはいねぇけどな

前田 一

……

マスター

マスター

おや、来ましたね

マスター

奴らが…

前田 一

奴ら?

マスター

見ればわかるよ

前田 一

……ってか、音もねぇのに、なんで…

マスター

私は犬だよ

マスター

だから、嗅覚が鋭いのさ

前田 一

ほう……

数分後

澤ノ宮 天

よお、マスター

澤ノ宮 天

いつものお願い

マスター

わかりました

マスター

いつものですね

前田 一

(すげぇ、普通に会話してる……)

前田 一

(常連なんだろうな……)

澤ノ宮 天

あ、あとで仲間が4人来るから
作っといて

マスター

わかりました

マスター

こちらも、いつものですね

澤ノ宮 天

もちろんだ

マスター

はい、わかりました

澤ノ宮 天

澤ノ宮 天

さっきから、死んだ目でカクテル飲んでるけど、どうした?

前田 一

え、え?

前田 一

(あ、やべ、急に話しかけられた……)

前田 一

(どうしよ……)

前田 一

前田 一

あ、あなたはここの常連?

澤ノ宮 天

ああ、そうだ

澤ノ宮 天

ってか、ここ、俺らのアジトだから

前田 一

(マジか…)

前田 一

(やべーとこ来ちゃった…)

ガチャッ

トンッ

トンッ

トンッ

コードネームJ

マスター、イツモノネ!

マスター

はい、既にご用意しております。

コードネームJ

オオ!ジュンビイイネ!

前田 一

(なんか、外国人?きたぞ……)

澤ノ宮 天

こいつは、コードネームJ

澤ノ宮 天

うちの、ハッカーだ

前田 一

ハッカー……

澤ノ宮 天

ちなみに、俺もハッカーだ

澤ノ宮 天

かなり、腕はいいぞ……

前田 一

ってか、あんた誰だ…

澤ノ宮 天

俺の名は、澤ノ宮 天

澤ノ宮 天

天才ハッカーだ

前田 一

(自分で言うのか……)

澤ノ宮 天

で、Jの後ろに隠れてパソコン持ってる
奴が、コードネームMだ

前田 一

小さいな…

前田 一

学生か?

澤ノ宮 天

そうだ

澤ノ宮 天

だが、不登校だ

澤ノ宮 天

こいつも、かなり腕のいいハッカーだ

前田 一

(こんなとこいていいのかな……)

澤ノ宮 天

おい、お前後ろ!

前田 一

え?

HK(ハンターK)

前田 一

前田 一

うっ……

前田 一

痛い…

澤ノ宮 天

お前不用心だな

澤ノ宮 天

お前を殺ったのは、俺の仲間だ

HK(ハンターK)

我は、殺人の天才

HK(ハンターK)

急所は避けた

HK(ハンターK)

命に別条はないだろう

前田 一

う、痛い…

澤ノ宮 天

だろーな、背中刺されたんだから

前田 一

なんて奴らだ…

澤ノ宮 天

マスター、舐めてやってくれ

マスター

わかりました

ペロペロ

ペロペロ

ペロペロ

マスター

これで大丈夫だよ

前田 一

え…

澤ノ宮 天

どうだ?痛くないだろ

前田 一

まぁ、はい……

澤ノ宮 天

マスターの舌には、治癒能力があるのさ

澤ノ宮 天

だから、舐められると、傷が癒える

マスター

逆に、傷が癒えても、私に舐められたい人もいますよ

前田 一

マジか……

マスター

だから、最初に言いましたよね

マスター

私の舌使いに虜にならないやつはいねぇって

前田 一

(あれ、ガチだったのか…)

澤ノ宮 天

HP、アリバイ作り頼んだ

HP(ハンターP)

ええ、わかりました

澤ノ宮 天

彼女は、アリバイ作りの天才だ

澤ノ宮 天

どんな事件でも、アリバイを成立させてしまう

澤ノ宮 天

いわば

澤ノ宮 天

アリバイ作りのスペシャリストさ

前田 一

なるほど……

澤ノ宮 天

こっちの話は終わりだ

澤ノ宮 天

次はあんたの話を聞かせてくれ

前田 一

前田 一

いや、俺は頼らない

前田 一

お前らには……

前田 一

頼らない……

俺は、その言って、BARを後にした

コードネームM

コードネームM

あいつ、どっかで見た気がする……

数日後

俺は、再びあの、BARに来た

マスター

おや、久々ですね

マスター

澤ノ宮さんたちも勢揃いしてますよ

前田 一

クッソー!

俺は、怒りのままに コンクリートの壁を殴った

前田 一

いってぇーけど…

前田 一

やらなきゃいけないんだよ!

俺は、再びコンクリートの壁を殴った

澤ノ宮 天

マスター、治癒してやれ

マスター

わかりました

数分後

なんとか、俺の怒りは マスターのカクテルによって収まったが…

澤ノ宮 天

お前、なにに怒ってんだ?

澤ノ宮 天

教えてくれ!

澤ノ宮 天

お前になにがあったのか!

前田 一

お前らに、わかるかよ…

澤ノ宮 天

わからないかもしれない!

澤ノ宮 天

けど、あんたは救える気がする!

澤ノ宮 天

澤ノ宮 天

なぁ、俺らと組まないか?

澤ノ宮 天

俺らと組んで、お前の元いた会社乗っ取ろうぜ!

前田 一

無理だ……

前田 一

俺は、負けたんだ

前田 一

権力に負けたんだ……

前田 一

もう…

澤ノ宮 天

無理じゃない!

澤ノ宮 天

お前が来ない間、Mに調べさせたんだ

前田 一

え?

澤ノ宮 天

お前が元いた会社、乗っ取れるぞ

前田 一

なんで……

澤ノ宮 天

抜け穴を見つけたんだ

澤ノ宮 天

だから、俺らと組もう!

マスター

これは、私も賛成だ…

前田 一

前田 一

わかった

前田 一

お前らに賭けてみるよ

澤ノ宮 天

ああ!ありがとよ

澤ノ宮 天

澤ノ宮 天

ってか、あんた、名前は?

前田 一

あ……

前田 一

まだだったな

前田 一

俺は、前田 一

前田 一

イチって呼んでくれ

澤ノ宮 天

わかった

澤ノ宮 天

じゃあ、俺は、テンって呼んでくれ

前田 一

ああ!

そして、俺たちはチームとなった

BARを後にし、みんなで この、古びた居酒屋街を歩いていった

つづく

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