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注意⚠

今回はホラー画像が一部あります

ホラーが苦手な方のために画像の前には⚠️を入れますので閲覧は自己責任でお願いします

以上を把握した方はどうぞ恐怖を感じていってください^^*

木兎

赤葦!!みんな!!!!

見上げたその先

そこには、のたうつ髪に取り込まれるみんなと、不気味な笑みを浮かべる巫女の姿があった。

木兎

お前が『ゲンキョウ』か!?みんなを返せ!!

巫女

心配しないで…直ぐにアンタもみんなと同じにしてあげる。

そう言って巫女は俺に手を伸ばしてきた。

バチンッ!!!

巫女

ッ!!?

なにか見えない壁のようなものが巫女の手を弾き、閃光が走った。

手の中が熱くなり、見れば握ったままのあの水晶が赤く光っている。

木兎

木葉…

俺は気を持ち直しキッと巫女を睨みつけた。

巫女は突然の事に目を瞬かせ、俯いた。

巫女

…貴様ァ“…!

木兎

!?

地を這うような低い声。

髪がザワザワとうねりだし、誰かが呻き声を上げた。

木兎

みんな!

駆け寄ろうとした足元を髪が叩き、地面が抉られる。

ゆっくりと顔を上げこちらを見た巫女は、おぞましい表情をしていた。

⚠️

木兎

ヒ…ッ……

恐ろしさに声が出ない。

ヒュッと喉が音を鳴らす。

あまりのオーラに足が震えた。

へたり込みそうになったその時。

…ピシッ

僅かにヒビが入る音が聞こえた。

それがなにか確かめる前にもう一度。

ビシ… …パンッ!!

音の正体は、手の中の水晶だった。

小さな音とともに砕け、破片が手のひらの上に散らばった。

木兎

あ…あぁ…そんな…っ

巫女がゆっくりと近づいてくる。

絶望した俺は今度こそその場にへたり込む。

血に濡れた青白い腕が伸ばされる。

頬に触れたその指先は氷のように冷たく、俺は思わず振り払った。

その拍子に水晶の欠片がいくつか飛び散る。

淡い月の光を反射してキラキラ光るそれは、砕けた今では意味を成さない…

…シュウゥ……

ドサッ

赤葦

ゔっ…!

ある一夜の怪奇現象

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