咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
クネクネ こえれる兄弟設定 普通に怖い
咲良。(主)
咲良。(主)
咲良。(主)
Relu
Coe.
自分の名前はれる 今日は兄のこえくんと一緒にばあちゃんちに来ている
今は「家にいてもすることない!」とこえくんが言い出して 強制的に田んぼしかない外に連れ出されたところ
Relu
Coe.
Relu
Relu
Coe.
Relu
Coe.
Coe.
そう言いながら鞄から双眼鏡を出す
Relu
Coe.
Relu
こえくんは双眼鏡に覗き込むと急に真顔で黙りこんだ
Coe.
Relu
Coe.
Relu
そのこえくんはこえくんじゃなかった
双眼鏡を落として足早に家に向かっていくこえくんを見て 僕はこえくんがおかしくなった原因のものを見てみたい という好奇心に駆られ双眼鏡を拾う
Relu
双眼鏡を覗き込もうとしたした瞬間
おじいちゃん
驚いたような焦った様な顔でおじいちゃんがやってきた
Relu
おじいちゃん
Relu
Relu
おじいちゃん
Relu
おじいちゃん
Relu
家に帰ると母さんも父さんもばあちゃんも俯いていた
「どうしたん?」と聞きつつも原因はなんとなくわかっている こえくんだろう
あの少しの間だけでも誰がどうみてもおかしいと思う こえくんがそんなに深刻な状況だったなんて思っていなかったけど
そーっとこえくんのほうに目を向ける
部屋の隅に立っているこえくんは不気味な笑顔を浮かべながら あの白い物体の様にクネクネと人間ではない動きをする
Relu
Relu
口ではいつものように罵倒しているが 本心では困惑と恐怖で頭がいっぱいだった
Coe.
いつもは賑やかなこの部屋も 今はこえくんの不気味な笑い声だけしか聞こえない
少し経つとばあちゃんが静かに口を開き話し始める
おばあちゃん
おばあちゃん
Relu
ばあちゃんの口から聞いた言葉は 理解が早い、というかフィクションに対して適応するのが早い子供のれるでも 意味を理解するのに数秒かかった
Relu
少し気が動転して早口で喋る
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
Relu
いやわからんけどな??
僕はしぶしぶわかったと答えたが わかるわけがないのでこっそり調べることにする
確か資料室は2階の奥から2番目の部屋にあった
あそこなら古い記事も詳しい記事もあるはず……
Relu
ここは資料室。薄暗い部屋で懐中電灯がないと何も見えない
電気をつければいいかもしれないが壊れている様でつかなかった
Relu
僕はあの白い物体に関するような新聞と本を見つける
読み進めていくと
・あの白いやつはクネクネということ ・稀に黒いやつもいること ・クネクネは田んぼや水辺でよく発見されること ・正体をわかってしまうと知的障害の様なものになること ・人間とは思えない動きで体をくねらせること
がわかった
つまり、こえくんはクネクネになってしまった……? そしてじいちゃんもばあちゃんも父さんも母さんも それをわかっていたということかな
じゃあその正体をなんとなくわかったのにも関わらず れるはクネクネになっていない どういうことや?
もうちょっと調べたい、そう思ったがもうこれ以上資料がない様だ
Relu
それから数日後、今日は家に帰る日だ
あれからのこえくんはというと 着ている服が上下真っ白だった以外大して変わらない
いつもはオシャレなこえくんがあんな服を着るなんて やっぱりクネクネのせいなのだろう
おじいちゃん
おばあちゃん
玄関でじいちゃんとばあちゃん、そしてこえくんがお見送りをしてくれる
Relu
Relu
数秒間の沈黙の後言いづらかったことを聞く
おばあちゃん
おじいちゃん
Relu
Relu
あの後数分間くらい父さんたちと泣いてから車に乗り込んだ
れるがこんなに別れを悲しがっているということは だいぶいい兄ちゃんしてくれてたんだなぁとしみじみ思う
Relu
「兄ちゃん」と呼ぶのは何年ぶりだろう 幼稚園の時くらいにこの人は兄ちゃんって感じの人じゃないな と思ってから呼んでなかった気がする
双眼鏡で外の景色を見ながらこえくんとの思い出が頭に浮かぶ
幼稚園の時れるがガキ大将にからかわれた時庇ってくれたり 小さい頃はよく家族で遊びに行ったりもしたな 子供っぽく幼稚だけど優しかった
多分これでこえくんに会うのは最後になる
クネクネになった以上ずっとばあちゃんちに居れるわけじゃないし れるんちは裕福じゃないから毎年の様に来れるわけじゃない
Relu
田んぼを眺めていたその瞬間
僕は見てはいけないものを
ミてシまッたンだ
コメント
1件
うわぁぁぁん(泣くな)