偽りの姿で

工藤新一は死んだ。 何度も服用した解毒剤に抵抗力がついてしまった俺は、 もう何をしても気づいたら元の体に戻れなくなってしまった

灰原は泣きながら何度も頭を下げた。 その度に俺は「お前のせいじゃねぇよ」と顔を取り繕う

いくら俺でも相当ショックだった。 今後もう母さんと父さんの子だと名乗ることも 工藤新一と名乗ることも叶わなくなったのだから、

工藤新一としての物語は幕を閉じたのだ…

ベンチに腰掛けて本を読む少年がいる。 小さな見た目をした少年はすぐに本を閉じて視線を移した

そこには純白に身をまとい軽々と現れた怪盗キッドの姿であった

キッドがコナンに近ずき眼鏡を取り上げる それを必死に取り戻そうとするが、 だんだんと溜め込んできた涙が自然と頬を伝う そのコナンの涙を拭いながらキッドは言った

《私だけの名探偵(江戸川コナン)❤︎‬》

《あとがき》

キッドはコナンが本来の姿(新一)に戻った時にはあっさりと姿を消しました。 それはキッドが愛したのは ”江戸川コナン”であって”工藤新一”では無いということ…

しかしそれが逆だったら…

というストーリーを書かせていただきました🫶🏻︎💕

キッドは最後「貴方は工藤新一」的なことを何度も言っていましたが、 それはコナンの情緒をコントロールするため。 コナンは元に戻れないことをしっかりと自分で理解し次のことを考えようとしましたが、キッドが何度も「工藤新一」と連呼することによって もう二度と自分はその名を名乗れないという悔しい思いと消えてしまいたいという思いが強くなりました。そこをキッドはつけこむようにし、コナンを段々と自分に堕ちていくように仕向けたんだとか…。

※頑張って理解してください

皆今日も見てくれてありがとう🫶🏻︎💕 ガチ嬉しすぎ💓🙈 コメント読むのいつも楽しみです！ ちゃんとハート押してくれる人とかコメントしてくれる人認識してます👊🏻💕 これからもよろしくお願いします！