俺の心臓

※注意事項※ ・原作(ゲーム内)とは全く異なる ・あくまでも私の妄想 ・キャラクターの名前は絵文字 →彰人🥞冬弥☕️杏💫こはね🐹 ・死ネタ/病気ネタ有

上記に少しでも抵抗がある方は 閲覧をご遠慮下さい

夏~お盆~

☕️たち3人はあるお墓の前で座り 話しはじめた

☕️の頬には一筋だけ涙が流れた

ふわっ🍃 心地よい風が吹いて

☕️の涙がかわいた

☕️は5本のバラの束をお墓に添えた

3人の去る姿を見る🥞 しかし、🥞の姿はもう誰にも見えない

🥞は5本のバラを見つめて微笑んだ

数年前

🥞は☕️を公園のベンチに座らせ 水のペットボトルを渡した

☕️:俺は生まれつき心臓が弱い

長時間の激しい運動や 心臓に負担のかかる場所は 控えるように医師からも言われている

🥞は☕️の肩を組んで笑った

☕️:みんなには感謝しかない

中でも🥞には助けられてばかりだ

しばらく経った学校 ※🐹も同じ高校にしてます🙇🏻‍♀️ 🥞と🐹Cクラス、☕️と💫がBクラス

🥞: オレがもし... もしものことがあったら ☕️みたいなヤツの助けになりたい

そう思ってオレは " 臓器提供意思表示カード "の 1を選び著名した

ある日の体育の授業 ※体育の授業は2クラス合同

☕️/🥞💫/🐹にチームが分かれ チームごとに競技を行なっていた

☕️の方を見てみると 少し息が荒そうに見えた

☕️は苦しそうに胸を抑えて 息を切らして倒れていた

☕️は救急車で病気に搬送された

🥞:思ったよりも ☕️の体調は良くないらしく、 しばらく入院することになった

放課後~病院~

☕️は呼吸器をつけて、 沢山の機会に繋がれて 静かに眠っている

🥞はベット横の椅子に座って ☕️が目覚めるのを待っている

ガラッ(ドアが開く音)

☕️の母はとても不安気な、 泣きそうな、弱々しく微笑んだ

🥞は☕️の母に頭を下げた

🥞は静かに頭を上げて、☕️を見た

☕️の母は少し泣きそうな顔をしている

🥞:そんなに☕️の心臓は悪いのか...？ ...オレが代わってやれたらいいのに

☕️の母が病室を出て行く

その日は☕️が起きることはなかった

次の日~病院~

🥞は☕️に5本のバラを手渡した

💫と🐹が帰った後 ☕️は少し顔が暗くなった

掛け布団にポタポタとシミができた

ガタッ

🥞は☕️を抱きしめた

☕️は🥞の服を握り静かに泣いている

☕️は何度も小さく頷いた

2人とも恥ずかしそうに笑っていた

しばらく経った日

少し🥞は頬を赤らめた

🥞と☕️はとても楽しそうに 話をしていた

🥞/☕️:この時は考えもしなかった

🥞/☕️:今日が最後になるなんて

その日の帰り ※🥞のお姉さんは🎨

前方から蛇行しながら 走ってくるトラックが見えた

🥞は無意識のうちにおばあさんの方へ 全力で走り出した

キィーーーー

ドンッ！！

🎨は頭から血を流して倒れている 自分の弟を見て絶句した

🎨は急いで救急車を呼び 🥞を抱えて頭を撫でていた

🥞 : ☕️、お前はいつも こんなに苦しいのか...？

🥞 : 🎨？珍しく焦ってんじゃねぇか チーズケーキ食いたいって言ってたな コンビニには寄れなかった...な

🥞 : 頭いてぇ... 🎨がうるさいからか...？

🥞 : それとも...

🥞は目を閉じて動かなくなった

🎨は🥞の服を強く握って 何度も名前を呼ぶが...応答はない

ピーポーピーポー🚑

🥞に付き添う🎨の手には 2つのチーズケーキが入った袋

🎨は冷静に🥞を見つめてはいるが 🎨の制服の袖は 肌に吸い付く程濡れていた

🥞は病院に運ばれ緊急手術を受けた

心拍は再開した、しかし

脳幹反射と自発呼吸がなく

様々な機械に繋がれた状態で

ICUの端の少し別の部屋へ運ばれた

🥞は脳死の可能性があると 医師から告げられた

☕️の病室

☕️はやけに大きく聞こえた 救急車のサイレンの音で目を覚ました

ガラッ(ドアが開く音)

🥞くんが交通事故に遭って

心肺停止の状態で運ばれたの...！

☕️は胸の鼓動がやけに良く聞こえた

☕️はベットから出て🥞の元に 向かおうとしたが

なぜかはわからないが 今まで落ち着いていた 発作が起きてしまった

☕️の母はナースコールを押した

☕️は発作を抑える薬を投与してもらい その日は眠りについた...

☕️の心臓も... その時にはかなり弱っていた

翌朝、🥞の病室

🥞の病室では両親が "臓器提供意思表示カード"の件で 口論をしていた

🥞はカードに署名をしていた

そんな両親を横目に🎨は 🥞の隣である日の🥞との会話を 思い出していた

ある日(過去) 🎨の部屋

🥞はめんどくさがりながらも 3人のことを話した

🎨は目を見開いて驚いた

🥞の病室

🎨 : もう...会話もできないのよね...

🎨はそんな会話を思い出しながら 綺麗な字で"東/雲/彰/人"と書かれた カードを見た

ガタッ(🎨が立ち上がる音)

🎨は机の上にある"書類の同意欄"に 自分の名前を書いた

手を握りしめて泣く🎨

普段、人目を気にする🎨が 声を荒げて顔をくしゃくしゃにして 両親に訴えた

🥞.🎨の母は泣きながら ゆっくり頷いた

☕️の夢の中

🥞は優しく笑った

頭を掻きながら謝る🥞

🥞は寂しそうに笑った

愛おしそうな優しい声で ☕️の名前を呼ぶ

苦しそうな顔をして言う🥞

🥞は最後に☕️に笑いかけて 消えていった

☕️が何回🥞の名前を読んでも 🥞を探しても、 目の前に現れることはなかった...

🥞の父.母.🎨は"臓器提供"を同意

臓器提供の手続きを開始した

一方の☕️は、病状が酷くなりつつあり

1日胸を押さえて苦しみ、

食事もまともに取れていないことが 多くなっていた

医師には一刻も早い"移植"が 必要だと言われた

その数日後

🥞の心臓は☕️に"移植可能"と 判断され

🥞のご家族にも、 『"心臓の移植が可能"な少年がいる』 と伝えられた

基本的に移植される相手に 会うことは勧められないが、

🎨は、相手の苗字と連絡先だけ 教えてもらい会うことはせず 連絡してみることにした

☕️の病室

☕️の母は心臓の移植が決まったことを 伝える為に☕️の部屋を訪れた

今朝🥞の状態を 聞かされて以来、一言も話していない

ブーッブーッブー📱

☕️のスマホが鳴った 知らない番号からの電話だったが 無意識的に応答ボタンを押した

☕️ : 間違い電話か...？

☕️は目頭が熱くなった

☕️の涙腺は限界だった... 夢で🥞は何かを伝えようとしてて 伝えないままどこかへ行ってしまった

☕️ : 何に対しての好きかは分からない でも、少なくとも かけがえのない存在だった...

スマホの奥の🎨の声も震えていた

もう☕️は返事ができなかった... 何度も何度も頷いて、 泣くことしかできなかった

静かに電話が切れた

☕️は体の水分がなくなるくらい 泣いて、泣いて、 🥞の名前を読んだ...

☕️の母は、泣く☕️の背中を さすりながら抱きしめた

その5日後

正式に"心臓移植の手術"が決まり 🥞から全ての機械が取り外された

家族だけでなく、学校の先輩 💫と🐹、🎨の友人3人、 そして☕️とのお別れをして

手術室に入っていった

手術室から出てきた後は、 🥞がいつも着ていた服を着せて ベットに寝かせた

その数時間後、☕️の手術も行われた

手術は成功し、拒否反応等も見られず 経過も安定している

1ヶ月後

生まれてからずっと主治医として 支えてくれた医師に頭を下げて 帰ろうとすると...

🎨から5本のバラが使われている フラワーアレンジメントを渡された

🎨は軽く手を振りながら、 友人3人のもとへ向かって行った

そっと胸に手を当ててみると 心臓がちゃんと動いている

ふわっ🍃

優しく心地の良い風が吹いた

E.N.D