TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

桃香達と別れて家の前に立った時

……とても、恐ろしかった

もうあの時の「岩永沙樹」は死んだ

…でも未門は、何も知らない

……こんなにも、苦しいとは

沙樹

…よし

沙樹

ただいま〜

未門

おかえり、沙樹

未門

怪我とかは?

沙樹

してないよ、大丈夫

未門

そうか

未門

それで?もう夕方だけど

未門

何も言わずに出て行くなんてらしくない

未門

なにがあった?

未門

…と、聞きたいところだけど

未門

沙樹にもプライベートはあるだろうし

未門

無理に教えろなんて言わない

未門

無事に帰ってくればそれでいい

沙樹

……ありがとう、兄様

未門

別に大丈夫

未門

さ、ご飯たべるぞ〜

沙樹

(……その声とその顔は)

沙樹

(絶対僕じゃない人間が見るべき景色だろ……)

沙樹

うん、今行く

ああ、やっぱり

この世界は残酷すぎるよ、桃香

未門

あ、そういえば沙樹

沙樹

ん?どうしたの?

未門

この前の妖魔の売買をしていた人間は全員処罰しておいた

未門

そして今後妖魔の売買は固く禁じた

沙樹

…そっか

未門

そして……

未門

元妖魔の国との境界線を行き来出来ない結界で閉じる

沙樹

……え?

未門

妖魔は確かに優しい奴が多い

未門

だが、悪事を働く妖魔もいる

未門

それでも結界を作らなかったのは「白刀・白雪」が見つからなかったからだ

未門

だが、見つかった

未門

夜桜の当主から返してもらい、夜桜の血は確実にここで根絶やしにする

未門

そうして結界を作り、二度と行き来出来ないようにする

未門

…最近は、悪事の妖魔の方が多い

未門

幸い、俺には夜桜を殺す力と「黒刀・蓬莱」がある

未門

……父上を殺したのも、夜桜だ

未門

仇討ちくらい…許されるだろ?

沙樹

……そこまでする必要はある?

沙樹

悪事を働く妖魔が居たとしてもその結界を作る理由にはならないと思うけど

沙樹

…現に、いい妖魔もいる

沙樹

そこまでする必要は?

未門

念には念を、だ

未門

ということで明日から妖魔を捕まえに行くぞ

未門

1匹も残さず妖魔の国に返す

未門

そこまですれば夜桜も黙っていないだろ

沙樹

……そうだね

……ねぇ、桃香

君の作戦を知らなかったら

こんなに心が空っぽになることはなかったのかな?

僕でもこんなに空っぽなら

…桃香、君はもっと苦しいよね

本当に、ごめんね

今まで、それに気がついてあげられなくて

桃香

……ということで

桃香

沙樹が仲間に加わりました〜

桃香

結構な誤算だったけどなんとかなりそうだから今後とも沙樹をよろしく

美愛

そんな簡単に纏める…?普通

星奈

そんな大事な時に…

星奈

申し訳ありません、巫女様

桃香

いいんだよ、星奈

桃香

私のお願いを聞いてくれただけ

桃香

星奈は何も悪くないよ

小雪

…ですが、苦しいですよ

小雪

私達の大切な方が苦しんでいるのです

小雪

私達以上に苦しいであろう方は笑っておられるのです

小雪

それは、私達にとってとてもとても苦しいことです

桃香

…小雪

桃香

私なら大丈夫

桃香

覚悟は出来てるし

月詠

……他の3人は向こうに置いてきました

月詠

順調に成長しておられます

月詠

むしろ、その子の母上の方が美愛様にお会いしたいと何度も言っていました

美愛

……まだ言ってるの?

美愛

健気な子だね…本当に

桃香

それじゃあ、予定通りで大丈夫そう?

月詠

はい、それで大丈夫です

月詠

ですから巫女様、少しお休みになられては?

桃香

…そうだね

桃香

久しぶりにゆっくり寝ようかな

月詠

後は私達にお任せ下さい

桃香

…ごめん、月詠

桃香

任せた

月詠

お任せを、巫女様

月詠

ゆっくりお休み下さい

桃香

うん、じゃあ

月詠

……

月詠

……ようやく、休んでくださいました

美愛

やるね、月詠

美愛

桃香の弱点をよく知ってる

月詠

多少騙す気になって罪悪感がありますけどね…

星奈

それでも、休まれて本当に良かった

小雪

向こうのことは4人に任せれば大丈夫だし

小雪

……問題は

小雪

こっちの方だよね……

月詠

……だね

星奈

どうしよっか……

月詠

(……巫女様)

月詠

(私は、貴女様を失いたくないのです)

月詠

(貴女様の無茶は……)

「…本当に、心臓に悪い」

この作品はいかがでしたか?

201

コメント

1

ユーザー

記憶が戻る前の「岩永 沙樹」だったら未門さんの言動に何も違和感を感じなかったはずだったのに全てを思い出し、桃香さんの計画を知ってしまった「岩永 沙樹」になった沙樹さんは胸が張り裂けそうなくらい苦しいんだよね……私も読んでて辛いよ……💦 美愛さん達にとって桃香さんは昔も今も大切な存在。だからこそ桃香さんという存在を失いたくない。それでも桃香さんの意見に賛同してしまう。って展開が切なすぎる……😭

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚