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コメント
14件
うん、好きだわ。(目からめっちゃ雨降ってくる…何でだろ…?) あと、ブクマ失礼します!!!!
もう少し…名前に工夫があった方がいいんじゃないでしょうか…? 作品は神ですけど( '-' )
好き、、、(´;ω;`)
Attention
こちらは腐向け、nmmn作品になっております。
苦手な方は自衛、意味がわからない方は回れ右をお願いします💦
そしてこちらはskur、忘愛症候群、死ネタ、長編です₍ ᐢ..ᐢ ₎♡
それでもいいよ!という方はどうぞ✨
今日は浦島坂田船春ツアーのリハ。
浦島坂田船でのリハはハロパぶりだから結構楽しみ。
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久々だったからなのか、
足取りはかなり軽かった。
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…嘘だろ?
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きっと、何かのドッキリだ。
志麻くんがネタばらしに来るんじゃないのか…?
skt
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嫌…?こいつが、俺を?
自分で言うのも少しおかしいが
浦島坂田船メンバーからしたら言ってもうんうんと感じるほど
こいつは俺のことがかなり好きだ。 俺を嫌うなんて、ありえるわけがない…。
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すっと近付いてさかたの肩を持とうとした。
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と、はじかれてしまった。
本当に嫌そうな声で、 本当に嫌そうな顔で。
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段々と、イラつきを表に出し始めた。
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センラが何かを言いかけた時。
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まーしぃは少し考え込んだあと、
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なぜか俺、志麻くん、さかた、センラは病院へ向かった。
俺からなるべく離れるさかたをみると、ひどく胸が傷んだ。
これまでさかたに拒絶されるなんて絶対にありえなかったから。
俺も拒否はするけど、ただ単に恥ずかしいだけであって…。
本当はあいつ以外に愛せる人なんて居ないほど、
あいつしか目に入らないのだ。
医者
ナース
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訳がわからない、というままさかたは病室へ。
医者
医者
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医者
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だめだ、俺。照れるんじゃない…()
医者
医者
医者
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医者
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医者
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医師は紙とペンを取り出し、
「 忘愛 」と書いた。
医者
医者
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医者
医者
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今にも溢れ出しそうな涙を抑えて恐る恐る聞いた。
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するとしませんは「 たしかに 」という表情をして、医師を見た。
医者
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俺にはどうしょうもないことなんだ。
思い出してもらうことすら不可能で、
その上拒絶までされていて、
しかも治療法がないだなんて…
医者
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さかたの部屋に行くのも辛いだろうに、
その場で合鍵を持ち合わせていたのはうらたんしか居なかった。、
普段でさえ小さい背中が、
なんだか更に小さく見えた。
医者
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医者
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医者
医者
医者
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医者
医者
医者
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医者
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あまりにも残酷すぎる。
…でも、そうするしかない。
___この日から
うらたんとさかたの、冷めた生活が始まった。
今日はセンラと二人で病室に行く。
少し怖いけど、思い出してもらわなくちゃ。
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俺を見た瞬間、見慣れた整った顔が歪んでいく。
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大きな蜂蜜色の瞳から涙を流してさかたを睨んだ。
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だんだんと自分の視界も歪んできた。
泣いて、余計鬱陶しいと思われるのは嫌だ。
だからもう、一秒でも早くここから出たかった。
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ドアを閉める前、さかたに向かってその言葉を吐き捨てたセンラは
まるで自分が忘れられたかの様に切なげな表情をしていた。
何、俺より悲しんでんだよ。
そこから家に帰るまで、俺達は一言も発さなかった。
…いや、互いに発せなかった。
無理に発言して、傷付けるのが怖くて。
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この日だった。 俺に終わりのない悪夢が襲いかかったのは。
あれから毎日、病室に通うことにした。
ただ、思い出してほしい一心で。
また、あの優しい笑顔でふんわりとだきしめてほしくて。
嫌悪に満ちた、光のない目で罵倒されるんじゃなくて。
大好きな、大好きなあの笑顔が見たいんだ。
urt
ドアノブに手をかけた瞬間。
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防音部屋の為うっすらとしか聞こえないが
初めて聞くような志麻くんの怒鳴り声と、
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と止めに入るセンラの声。
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ドアを少し開けかけたとき。
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という大好きな声に反応して手を止めた。
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やめて、やめてよ。
skt
その先だけは、お願いだから。
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その瞬間、俺は飛び出した。 今までのさかたとの記憶を消したくて。
病岩から出ると外は真っ暗で、
雨がザーザーと降りしきっていた。
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ただ、たまたま目の前を通ったバスに乗ってぼーっとしていた。
すると、後ろに座っていた女子高生の声が耳に入って来た。
女子高生
「 忘愛症候群 」という言葉に思わず反応してしまった。
女子高生2
女子高生
女子高生
女子高生2
女子高生
「 ないらしいよ 」「 え!うそ~~ 」
って、どうせ終わるんだろ?
なんて冷たい想いを脳内で吐き出すと
女子高生
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思わず声が出たが、それも仕方ないだろう。
俺が、死ぬこと?
死ねば思い出す、簡単だ。。
でもきっと、俺に消えて欲しくないから言わなかったんだろう。
___とんだ綺麗事だなぁ。
なんて思いながら、適当な場所でバスを降りた。
それからの記憶は、まったくない。
さかたがうらたんを忘れて、
1週間が経とうとしていた。
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プルルルルルルル…
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かまちょなうらたんなら、すぐ出ると思ったんに…
お仕事かな。
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諦めて電話を切ろうとしたとき、
プチっ、と電話が繋がった。
ナース
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ナース
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〇〇医院というと、さかたが入院している病院だ。
うらたんに何が…?
ナース
誰かと話しているのが分かると、すぐに低い声の男性に変わった。
医者
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医者
医者
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医者
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走って近付くと、優しく笑った。
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見る限り顔色は悪いし、滑舌も少し悪い。
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何があったか聞き出そうとすると、聞く前に話し始めた。
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頭に残るワードだがスルー。
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少し戸惑っていたように見えたが、
小さく頷いたうらたんに安堵して
僕と志麻くんは各自、家に帰った。
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少し小さめのアラームをつけて目覚めた。
4時ならナースも見廻っていない。
慣れない布団、見慣れない天井。
栄養失調だかなんだかで入院している
俺の部屋は125号室、死ぬ為にはかなり低い。。
だから、さかたの部屋。
809号室で___俺は
飛 び 降 り る 。
なるべく小さな音でドアを開けて、
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かいだんをすこしずつのぼっていく。
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くるりと向きを変えて
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少しずつ少しずつ、小さく歩く。
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ドアノブに手をかけて、目覚めないように音を建てず開ける。
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ゆっくりと近づいて、頬を撫でる
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“ あの頃 ” を思い出して、少し涙ぐむ。
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さかたのベッド横にあるテーブルの前の椅子に座る。
ポケットから、小さく折りたたんだ紙とペンを取り出して、
〈 俺のことが大好きなさかたへ 〉
なんて、ふざけてみる。 …でも事実だから、別にいいだろ。
skt
さかたは寝言を話したり、よく寝返りを打ったりする。
それが少し怖くて、少し面白くて、すこし
愛おしい。大好きだった。
urt
小さく背伸びをして、さかたに近付き、
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艶のある綺麗な赤髪に触れた。
urt
窓際からさかたを見て、外に1歩足を出した。
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ふわり、俺の髪が舞って
頭が地についた頃には
もう俺の意識はなかった。
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激しい頭痛と吐き気で目が覚めた。
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眠れば治るかな、なんて目を閉じる。
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突然、ある人の名前が思い浮かぶ。
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うらさん。何かがその名前を引き止めた。
よく分からないけど、なんだか懐かしくて心地が良かった。
カララララ…
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ありえないという表情で僕の顔を覗いた。
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ナース
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ナース
ナース
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よくわからないが、とりあえずセンラを見送った。
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ゆっくりと立ち上がり、視線を下に落とした。
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その字はどこか見覚えがあった。
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それから後も何十行も書いていたのを読み終わった。
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その最後の文は、涙で濡れたのか滲んでいた。
泣きながら書いたのかな。
僕はどうして、自分がこんなに大切にしていた人の命を
自分の病のせいで奪ってしまったのだろう。
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うらさんが飛び降りたはずの窓から落ちて風を切った。
僕の体はアスファルトに打ち付けられた。
今、会いに行くからね。うらさん…
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ぱちり、目を開いた。
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そこは何度目かの病室の天井。
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嘘だろ、なんて思ってしまうほど嬉しかった。
夢みたいだ……!
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もう一度、あの笑顔が見たい。
あくまで 「 半分 」 だから、
はっきりは覚えてなくても。 それでもいいから。
__そんな俺の淡い期待はすぐに壊された。
ナース
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ナース
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ナース
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ナース
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俺を追って、自殺……?
そんなの、俺が殺したも同然じゃないか。
もう、この事全部忘れたい。
心からそう願った。
ナース
ナース
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助かったとしても、
半分しか覚えていない人のことを追いかけて自殺までさせてしまったのに
どうやって顔を合わせればいい?
どうやって、あの人を優しく抱きしめたらいいのか?
俺には分からなかった。
うらたんに続きさかたも自殺…。
うらたんは助かったけども
とりあえず、明日は面会時間開始ぴったりに行こう。
心配電波位で仕方がない。
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それはもちろんさかたに向けて。
…そして、うらたんにも向けて。
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ふとうらたんを見やると、
首を傾げて不思議そうな表情を浮かべていた。
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嘘だ、そんなわけない。
ありえないんだ。絶対にありえない。
そんなこと……。
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純粋な翡翠色の瞳が俺を映す。
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…そう。きっと、ただの記憶障害なんだ。
医者
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さかたは無事か?うらたんは平気なのか?
悩んで脳内が混乱したまま、審査室へ向かった。
医者
ごくり、息を呑んだ。
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医者
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なんで、なんでだ……?
どうしてうらたんもさかたもこんな目に遭わなきゃいけない?
もっと他の人がいるはずだ。それなのに、なんで、ふたりが…?
医者
ドラマで聞いたようなセリフ。
聞きたくなんてない、何も。
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医者
医者
あぁ、もうだめだ。
何でなんだろう。
どうしてこの世界は、こんなにも残酷なのか?
どうしてこの世界は、こんなにもこんなにも、
幸せな人達から
幸福を、奪っていくのだろうか。
医者
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医者
医者
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既に死んでいる人を忘れた、ということは
思い出すことなんてない、ってことだ。
さかたを死ぬまで忘れたままうらたんは生きていくのか?
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どうして他の誰かじゃない?なんで?どうして?
医者
医者
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感情も何もないまま、125号室に足を動かした。
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ドアを開けて、名前を呼ぶも返事はない。
寝たのだろうか。
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いや、うらたんならそんな短時間じゃ眠れないはず。
さかたじゃあるまいし…な。
ささ、とベッドのカーテンを開けると、
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そこに彼の姿はなかった
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窓のすぐ下を覗くと、
茶色のふわりとした髪は、血の紅で染まって
手足は普通曲がらない方向に曲がっていた。
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すぐベッド横のナースコールを鳴らすと、
数十秒後くらいにナースが来た。
ナース
snr
ナース
でも…おかしい。何かが、おかしいのだ。
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ナース
医師にうらたんの事を伝えて頼んだあと、
何度か訪れた805号室に着いた。
ナース
誰の名前も書かれていないネームプレートの横のドアは、
何故か開いていた。
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ナース
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よく考えたら、そうだ。
125号室も809号室も、階段を登ってすぐの部屋で
院内を上から見た時の位置は同じ場所なのだ。
809から落ちれば、125から落ちたようにも見える。
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809号室はさかたの部屋だったはずだ。 覚えていないはずなのに___。
___あれから、もう10年が経過した。
俺は38歳、志麻くんなんて40歳だ。
未だに、うらたんが809から飛び降りた理由はわからない。
もちろん、浦島坂田船なんてもう存在しない。
しませんだけが残ったまま…。
「 うらたぬき 」「 となりの坂田。 」
は、YouTubeとニコニコにだけ
今もみんなの中で、残り続けている。
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忘愛も何も、一番会いしている人なんていない。
志麻くんもセンラももちろん大切だが、
それは決して恋愛感情ではないから。
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誰なんだ?誰かはわからないが、
綺麗な赤髪と大きく揺れるルビーのような瞳が俺を捉えている事に
嫌悪感が押し寄せる。
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細いが少し筋肉質な腕に掴まれて階段を登らされる。
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止まれないまま、8階の809号室に入った。
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知らない人といえど、呼ばれると反射的に反応してしまう。
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何を言ってるんだ、この赤髪…
見ず知らずの人に死ねって言われてるこの状況誰かちゃんと説明して?
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制御しようと手を伸ばした頃にはもう宙に居た。
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8階だから下に落ちるまで数秒かかる。
激しい頭痛が一瞬俺を襲い、手を繋いでいる赤髪の記憶が戻りだす。
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その後、俺はひどい音を立ててこの世から消えた。
どうか来世では、幸せに過ごせますように。
どうか来世でも、君達と笑いあえますように。
___どうか来世でも、またあいつと
幸せになれますように。
蓮愛
蓮愛
蓮愛
蓮愛
蓮愛
蓮愛
蓮愛
蓮愛