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長尾 side

長尾

ちょっ!?○○ちゃん!?

いきなり出ていってしまう○○にびっくりし、体が動かない。

道枝

まって...。○○ちゃん荷物置いてってるわ。

長尾

え、あ、俺が届けn

高橋

俺が行く。

道枝

おい!恭平!

届けに行く、と言おうとしたら恭平がいきなり○○ちゃんの荷物を取り、

○○ちゃんの後を追っていくかのように出ていった。

どういうこと?恭平と○○って初対面じゃないん?

今思えば、恭平が来てから○○ちゃんの様子がおかしかった。

え?2人ってどういう関係なん?

道枝

謙社。

長尾

な、なに?

道枝

後、追いかけへんの?

長尾

え...。なんで?

道枝

...っ!アホ!!

そういってカラオケ代を置いてって出ていくみっちー。

もう何が何だかなにもわからない。

カラオケにポツンと1人、座る事しかできなかった。

○○ side

○○

ハァ ハァ

どこに向かっているのか気にせず、ただあの人から逃げたい一心で走る。

どれぐらい走っただろう。もう足の感覚がないがそれでも足を止めない。

○○

恭平の、バカッ、

高橋

ん?馬鹿?俺が?

そう言って後ろから抱きしめてくる恭平。

気持ち悪い。吐き気がする。

○○

やめて...

高橋

いやや。

○○

っ!離してっ!!

残っている力を全部使って恭平を引き離す。

高橋

うぉ。○○力強なった?

○○

冗談やめてっ!

高橋

そんなに拒絶せんでもええやんw

○○

...笑い事じゃない

○○

誰のせいで...

誰のせいで男嫌いになったことか。

○○

なんで...?

○○

なんでこのタイミングなの...

なんで、今あなたと会わないといけないの...?

高橋

そんな、泣かんといてや。

自分では気づいていなかったが、いつの間にか涙が頬を伝っていた。

高橋

ごめんって。

○○

そんなん思ってないくせに...

高橋

んもう。素直じゃないな。

そう言って抱きしめてくる恭平を払うことができなかった。

力が尽きてしまったのか。違う。

まだ恭平のことをあきらめきれていないからだ。

ただ、それを認めたくなくて頭の中でそれを全力で否定する。

否定しようと思ったのに...

高橋

なぁ、やり直さへん?

○○

...!

高橋

また付き合ってほしい。

○○

い、嫌だ...

○○

もう...いやっ...

高橋

そんな否定せんでもええやん。

高橋

もう、あんな思いはさせへんから。

○○

嫌...

○○

ねぇ、離して...

高橋

離すはずないやん。また逃げるやろ?

高橋

離してほしかったら振りほどいてええんやで?

高橋

嫌いって、言えばええやん。そしたら、離したる。

○○

恭平、なんて...

○○

恭平、、、なんて、、

「きらい」

この、たったの3文字が言えない。

嫌いなはずなのに。離してほしいのに。

嫌い、と言えない。

ー 恭平。離してあげてや。震えとるやん。 ー

謙社くんだと思い、声のする方向を向くと、

そこには謙社くんではなく、道枝くんが立っていた。

No,16

そ の 声 に ... 。

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