雨宮 育斗
昨日まで俺は悪魔として働いていた。信じてくれない人もいると思うが俺は本当のことを言っているのだ。 悪魔界で大きな失敗をした俺は今、罰として人間界に送り込まれたのだ。
雨宮 育斗
人間達にしてみると長い期間かもしれないが悪魔からするとあっという間の3年間だ。 とりあえず…今すぐにでも地獄に送り込まれた人間達をいじめたい。 そんなことを思いながら朝ごはんを食べて学校に行く
俺の情報は既に悪魔界から人間界に伝えられており、初めから俺がいたかのように扱われる。
女子一同
一応学校に着いたけれど朝からこれだ。耳を塞ぎたくなる。なんなんだ。一体
雨宮 育斗
そう返したが逆効果だったらしい。
女子一同
女子一同
などと訳の分からないことを言ってくる。この顔がかっこいいのか、 そんな事を思いながらも教室に向かう その途中、
川崎 由香
そう声をかけられた。
名札を見るとカワサキ ユカと書いてあった。何が言いたいのだろう。不思議な子だと思った。
川崎 由香
雨宮 育斗
そう言うと
川崎 由香
そう言って友達の所へ走っていった
雨宮 育斗
由香は泣いていた。なんで泣いているのか俺には分からなかった
雨宮 育斗
そう呟いた。 すると、隣の席の男が
森田 圭人
そう言ってきたモリタ ケイトか、こいつは女心が読めるのだろうか。そういえばさっき外で女子に囲まれていた気もする。顔は整っている方だ。もてて当然だろう。
森田 圭人
こいつは何を言い出すのだろう。いきなりそんなことを言い出すかと思うと首に腕をまわしてきた。
雨宮 育斗
俺がそう言うと
森田 圭人
雨宮 育斗
森田 圭人
友達が出来た。友達って言っていいのだろうか。まあ、俺たちは今日、遊ぶ事になった
放課後
雨宮 育斗
これからどうなっていくのか。 その時の俺はまだ何も知らない。