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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

翌朝───

私は英貴を仕事に送り出した

しばらくすると玄関のドアが開いた

武谷 善子

おはよう

頼 倖菜

( なんで…

武谷 善子

なんで?って顔してるね

頼 倖菜

いえ…

武谷 善子

紬ももうすぐ来るよ

頼 倖菜

はい

武谷 善子

子供と連絡とってるの?

頼 倖菜

取ってますよ

武谷 善子

今は学校?

頼 倖菜

そうですね

武谷 善子

会いたいでしょ

頼 倖菜

まあ…

武谷 善子

帰りな?

頼 倖菜

えっ…

武谷 善子

バス代出すからさ!帰りなよ

頼 倖菜

でも…

武谷 善子

英貴には昨日の夜話して納得したから

頼 倖菜

( 昨日の夜?あの長電話でってこと?

武谷 善子

子供も待ってるよ?帰ってくるの

ガチャ──

紬姉も来た

武谷 紬

話した?

武谷 善子

今話してる

武谷 紬

ゆきちゃん!涼星と遊んでて思い出さない?

頼 倖菜

思い出す…

武谷 紬

会いたくなるでしょ!

頼 倖菜

うん…

武谷 善子

私も親だからさ、子供手放しちゃダメだよ?

2人に説得され帰ることを決めた──

それと同時に英貴に怒りを感じた

母親に言いくるめられ私を帰すと決め それを自分の口から言わず母親と妹を使って言うなんてと、

その日の夜───

英貴の母親にバス停まで送ってもらいバスを待った───

武谷 善子

英貴も見送りに来るって言ってたから

頼 倖菜

はい

しばらくして英貴が来た

武谷 英貴

ゆき

頼 倖菜

……

武谷 英貴

ごめん…

頼 倖菜

……親の言いなりになってれば?

腹が立って仕方なかった

武谷 英貴

ごめん…

すぐにバスが来て私はバスに乗り込んだ

早く英貴から離れたかった

夜行バスで新潟に帰る───

帰りのバスの中で和真にLINEをする

頼 倖菜

明日の朝迎えに来て?

頼 和真

何処に

頼 倖菜

いつものとこ

頼 和真

何時?

頼 倖菜

何時に来れる?

頼 和真

何時でもいいよ

頼 倖菜

じゃあ9時

頼 和真

わかった

頼 倖菜

うん

和真に迎え来てもらい家に向かった

頼 和真

帰らないんじゃなかったのか?

頼 倖菜

そのつもりだった…

頼 和真

帰ってきてんじゃん

頼 倖菜

美桜いるし…

頼 和真

ふーん

5日ぶりの我が家、何処が落ち着く

頼 美桜

ママおかえり~

頼 倖菜

ただいま

5日も家を空けたのに何も無かったように迎えてくれる娘───

私はこんなに大事な娘を置いて言ったんだと改めて後悔した

そして、帰ってきてよかったと思った

武谷 英貴

ゆき?

武谷 英貴

家着いたか?

英貴からLINE───

頼 倖菜

うん

武谷 英貴

ごめんな…

武谷 英貴

こうするしかなかったんだ

頼 倖菜

別に

武谷 英貴

別れたいなら別れてくれて構わない

頼 倖菜

別れたいなんて言ってないじゃん

武谷 英貴

うん

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51

コメント

6

ユーザー

これほんと最近ハマってた!!!!

ユーザー

復活した✨

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