story.7《地獄への御案内》
地獄とは罪を持った者達が案内される場所.
と言われてるが本当にあるかは分からない. 唯,地獄に行った者は頭が狂うらしい.
ローズ.
ゼータ.
ゼータ.
ローズ.
ローズ.
ゼータ.
彼女…否,彼の雰囲気が明らかに変わった. 何故だろうか.こんなにも完璧な私でも, 彼の心は読めない.考えてる事も何もかも. 少しまで小さい子供で可愛いと思っていたのに.
ローズ.
ローズ.
ゼータ.
ゼータ.
ローズ.
ゼータ.
ローズ.
ゼータ.
なんと言うんだろうか. 今,私の心は不安に満ちている. 家族以外は信じられないのに. 彼だけには嫌われたくない. 彼だけは之からも良い関係でいたい.
之が彼の魅力で"地獄"の様に沼らせていくのだろう. こうやって人を×していたのか. 彼の策略にまんまと引っ掛かるとかださいな. こんなにも家族の為に必死に人を×してきたのに.
自分の事がみっともなく感じる.
彼の目に私はどう映っているのだろうか. みっともない年上の人×ししか見えていないのか. 気になる.気になって私はタヒねない.
…こんなにも彼の為に私の頭をフル回転させて, 私は何がしたいのだろうか. 彼と話して誤解を解きたいのに_____.
ユキト.
之からどうするかを考えないといけないな.
この"ゲーム"で生き残るには俺はどういう立場で, 生きていけばいいか. 裏切って裏切ってどんどんと人を裏切る立場か. 之からは孤独で過ごす立場か. こんな立場を居るかを考えないといけない.
"地獄"でしか無いな.
俺的には孤独の方が良いけど. もし之が悪い方向に向かったら___.
…普段の俺ならこんな事で, 不安にならない筈なんだけどな. 何故だろうか.不安で仕方無い. 心がぎゅっと締められる感覚に浸っている.
何も吐けるものないのに吐きそうだ. 胃液が唯,出るだけ. そういえばもう食べ物や水も飲めていない.
もう此処に来てどのぐらい経つのだろうか.
不思議が多くて多くて流石に俺も混乱してきた.
…あれ,何考えてたっけ____.
ユリア.
アリス.
私達の中で気まづい雰囲気が流れた. …私にとっては"地獄"でもある.
その原因はリリーシェが脱落した事.
私達がリリーシェに甘えた事で, 脱落してしまった. 私は何を話せば良いのだろうか.
下手に変な事言えない. だから,頭を回す事を繰り返しても, 脳内には『気まずい』という事が沢山ある. 其れ以外は考えれない.
アリス.
ユリア.
アリス.
ユリア.
ユリア.
ユリア.
アリス.
ユリア.
私,アイリスと別れて大丈夫かな____.
オルレア.
取り敢えず,彼女が生きている事が奇跡だ. 私は彼女の事を裏切ったのに.
私は"地獄"の罪悪感から逃げようとしている.
けれども,罪悪感から逃げようとしても. もし,彼女が脱落していたらと__ と考えるだけでも恐怖でしかない.
改めて確認ができた.
之が"人間"だという____.
ルノアール.
彼が"脱落"した.
僕の所為で彼は脱落したんだ.
吐き気がする.
彼はきっと僕を恨んでいるだろう.
僕が甘えたから. 僕が遠慮しなかったから.
之からは"地獄"の様な罪悪感を味わう人生だ.
僕はどうすれば良かったんだろうか____.
サクラ.
ルーズ.
サクラ.
サクラ.
ルーズ.
サクラ.
ルーズ.
サクラ.
サクラ.
サクラ.
ルーズ.
ルーズ.
ルーズ.
…ルーズさんちょろいですね____.
story.8《運命の別れ道》 >>♡100.
コメント
2件
なんというか....あの、すんごい好きです(浅はか)