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1話で終わった短編

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1話で終わった短編

3 - 朝顔はラベンダージェイドのように咲く

♥

50

2021年04月18日

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⚠注意⚠

nmmnを知らない方はすぐに閉じてください

実況者様のお名前をお借りしていますが、ご本人様とは関係ありません

ご本人様に迷惑がかかる行為、動画のコメント欄でこの作品のことをコメントするなどはやめてください

軍パロです

関西方面に住んでいないので関西弁がおかしいかもしれません、ご了承ください

メインは黄色さん、薄紫色さんです

薄紫色さんによく分からん設定を付けていますが、実際のご本人様とは関係ありません

死ネタ、女体化、流血表現などはありません

シリアスです

『』はインカム(インカムとは通信機器です)での会話です

これらが大丈夫な方、何でも許せる方のみ先に進んで下さい

シャオロンside

あの日、俺は久しぶりの非番だった

街で買い物することをトントンに言ったら

トントン

あ、そうなん?…………シャオさん、非番なのに申し訳ないんやけど見回りもついでにしてくれへんか?

トントン

でも一人で見回るのは大変やし誰か連れて行ってな?

と頼まれた

ショッピ

で、何で俺なんですか?

シャオロン

非番やったから

ショッピ

………まぁ確かに非番ですけど

シャオロン

非番で基地に居たってことは暇ってことやろ?

ショッピ

俺は別に暇って訳じゃ……

シャオロン

………でも結局ついて来とるやん

ショッピ

…………………分かりましたよ

ショッピ

先に見回りするんですか?

シャオロン

まぁ………やって買ったやつ持ちながら見回りすんの大変やろ?

ショッピ

そうですね

ショッピ

じゃあ、俺いくつかの路地裏見回ります

シャオロン

大丈夫なん?

ショッピ

見回りすることは事前に聞いてたんで、ちゃんと武器は持ってますよ

ショッピ

それに、もし何かあったらシャオさんにインカムで連絡します

シャオロン

………それなら大丈夫か

ショッピ

じゃあ、■■店の前に1時間後集合ってことで

シャオロン

りょーかい

ショッピ

……………ら……

シャオロン

ん?何か言った?

ショッピ

…………いえ、何も。ではまた後で……

シャオロン

……おう

…………もし、この時に止めていれば……ショッピ君は………………

今、ここに居た筈だ

大丈夫そうやな

こっちは何の問題も無かった

集合場所に指定した■■店の前に行くとまだショッピ君は来ていなかった

シャオロン

まだ見回りしてるんか……

そして俺が■■店の前に着いてから30分が経ってしまった

遅くなるならインカムで連絡が来るはず

何か……あったんか?

シャオロン

『ショッピ君?』

『ザザザッ』

インカムからはノイズしか聞こえない

シャオロン

『ショッピ君!ショッピ!?』

シャオロン

『ロボロ』

監視室に居るであろうロボロに声を掛けた

ロボロ

『シャオロン?どうしたん?』

すぐに返事が返ってきた

シャオロン

『ショッピ君って何処に居る?』

ロボロ

『は?今一緒に居るんやないの?』

シャオロン

『頼まれた見回りする時にバラバラになった』

シャオロン

『集合時間過ぎたからインカムで連絡しとるんやけどノイズしか聞こえへんくて』

ロボロ

『ちょっと待ってな』

ロボロ

『ショッピ君のヘルメットのGPSは生きてへんかったけど、インカムのGPSは生きてたから案内するで』

シャオロン

『……了解』

シャオロン

『何でこんな場所……』

ロボロ

『ショッピ君は何処に行くって言っとったん?』

シャオロン

『いくつかの路地裏見回りするって……』

ロボロ

『そこ、絶対路地裏ちゃうよな』

シャオロン

『全然路地裏ちゃうわ、森や……』

ロボロ

『ショッピ君のインカムは?』

見渡すと地面にインカムが落ちているのが見えた

シャオロン

『……………………あった』

ロボロ

『周りに人居るか?』

シャオロン

『誰も居らん』

シャオロン

『誰かが居った形跡はあるけど………』

ロボロ

『…………シャオロン、帰って来い』

シャオロン

『は?まだショッピ君が……』

ロボロ

『総統命令や』

シャオロン

『…………』

グルッペン

『シャオロン』

シャオロン

『…………グルッペン』

シャオロン

『……何で』

グルッペン

『今のお前じゃ捜索は不可能だ』

グルッペン

『お前まで行方不明になったら………』

シャオロン

『…………………分かった……』

あぁ………

…………俺のせいだ

仲間が消えたのは今回が初めてではない……だけど…

こんなに苦しい思いをしたのは初めてだ

でも……ショッピ君は俺よりも苦しい思いをしたはずなんや

ロボロ

『シャオロン?』

グルッペン

『……シャオロン、どうした?』

シャオロン

『……いや何でもない、今から帰る』

ロボロ

『そっか。気をつけて帰って来いよ』

シャオロン

『…………』

その言葉に返事は出来なかった

…………俺はどんな顔をしてお前らに会ったらいい?

トントンside

俺は柄にもなく焦っていた

トントン

何処に居るんやっ!

グルッペン

…………

ロボロ

ヘルメットのGPSが途切れていたのはここ、森の入口ら辺やな

ゾム

意味が分からへん…………ショッピ君が森に行く意味は無いやろ

エーミール

無理やり連れて行かれたか、あるいは………自分で消えたか

鬱先生

でもそれやとゾムが言った通り意味は何や?

チーノ

ショッピ…………

ロボロ

……………

しんぺい神

グルッペン、どうする?

グルッペン

………………

オスマン

グルッペン?

グルッペン

……ん?あ、あぁ何だ?

オスマン

どうするかって話なんやけど

グルッペン

………戦争以外の選択肢がある訳ないだろう

コネシマ

でもどうするん?手がかりは何も無いで?

ロボロ

証拠なら今シャオロンが持ってくるやろ………インカムや

インカム?

あ、あの機能のことか

トントン

録音機能

ロボロ

せや、いつも録音されとるから巻き戻せば誰がショッピ君を攫ったか分かる。ただ………

トントン

ただ?まだ何かあるんか?

ロボロ

それは…………

グルッペン

……………

ゾム

なぁ…………さっきからロボロとグルッペンおかしいで…………言いたい事があるなら言えばええやん。それともどうしても俺らには言えへんか?

グルッペン

……………言えない訳ではない

ロボロ

…………シャオロンが帰って来ない可能性がある

グルッペン

ロボロ!?

ロボロ

グルッペン、隠しても無駄や。みんな勘付いとる

ゾム

シャオロンが帰って来ない可能性がある……?

トントン

何でそう思ったん?

ロボロ

……………シャオロンとインカムを切る前に「気をつけて帰って来いよ」って言ったんや

ロボロ

でも…………シャオロンは返事をしなかった

ゾム

それだけじゃシャオロンが帰って来ない理由にならんよな?

ロボロ

アイツは多分………自分を責めとる

トントン

…………

ロボロ

どうしたらええんや!?シャオロンは帰って来ない!シャオロンが帰って来なかったらショッピ君も見つけられない!

グルッペン

落ち着け、ロボロ

ロボロ

グルッペンはこの状況で落ち着いていられるんか!?幹部が2人も居ないこの状況で!?

グルッペン

だからこそ、総統の俺がしっかりしなければならないんだろう!?

ロボロ

…っ……ごめんなさい

グルッペン

………いや、俺も強く言い過ぎた、すまん

ゾム

止められへんかった………

トントン

ゾム、それは俺らもやから。しかも結果的には大丈夫やから

ロボロ

いやほんまにごめん

チーノ

大丈夫やって!

グルッペン

すまん。総統なのに

コネシマ

グルッペンも総統やからって考え捨てた方がええで。みんな同じ仲間やろ?上下関係なんて無いんやで

グルッペン

そう……だな、すまん

オスマン

俺らは謝罪は欲してへんよ?

グルッペン

………ありがとう

エーミール

これで一件落着ですね

鬱先生

シャオロンの件は何一つ解決してへんけどな

しんぺい神

僕は戻ってくると思うんやけど………

グルッペン

……その根拠は?

しんぺい神

シャオロンがショッピ君の捜索を不利にする行動をとるとは思えない

エーミール

……確かに

グルッペン

少し、待とう

グルさんがそう言った瞬間だった

ガチャ

扉が開いた

トントン

あっ……

ゾム

シャオロン……

シャオロン

ただいま

ちゃんと帰って来てくれた

なのに……

トントン

………っ!?

一瞬目が紫色に変化した気がした

周りの様子を見る限り俺以外に気づいているやつはいなさそうだ

グルッペン

シャオロン、よく帰ってきてくれた

ゾム

シャオロン、自分を責めんといて……

シャオロン

もう大丈夫やって

そう言ったシャオさんの目は、光が無かった

それにはみんな気がついたようで顔をしかめていた

俺にはどうすることも出来ない

「シャオさんのせいじゃない」って言い続けてもシャオさんの目に光が現れることは無い気がする

シャオさんが信じられる言葉はショッピ君の言葉なのかもしれない

だから……

はよ、帰ってきてショッピ君

トントン

録音……聞こう

グルッペン

トントン………

トントン

録音聞いたらショッピ君の居場所が分かるんやろ?なら早く聞いた方が良いと思うんやけど

グルッペン

そう……だな。聞くか。シャオロン、インカムの録音流してくれ

シャオロン

分かった、流すで

カチッ

シャオロン

なぁショッピ君、買い物と見回りついてきてくれへん?

ショッピ

あぁ……まぁ良いですけど

ショッピ

一人で行けば良いじゃないですか

シャオロン

一人やと大変やからってトントンが……

ショッピ

分かりました、行きましょうか

ショッピ

で、何で俺なんですか?

シャオロン

非番やったから

ショッピ

………まぁ確かに非番ですけど

シャオロン

非番で基地に居たってことは暇ってことやろ?

ショッピ

俺は別に暇って訳じゃ……

シャオロン

………でも結局ついて来とるやん

ショッピ

…………………分かりましたよ

ショッピ

先に見回りするんですか?

シャオロン

まぁ………やって買ったやつ持ちながら見回りすんの大変やろ?

ショッピ

そうですね

ショッピ

じゃあ、俺いくつかの路地裏見回ります

シャオロン

大丈夫なん?

ショッピ

見回りすることは事前に聞いてたんで、ちゃんと武器は持ってますよ

ショッピ

それに、もし何かあったらシャオさんにインカムで連絡します

シャオロン

………それなら大丈夫か

ショッピ

じゃあ、■■店の前に1時間後集合ってことで

シャオロン

りょーかい

ショッピ

さよなら……

シャオロン

ん?何か言った?

ショッピ

…………いえ、何も。ではまた後で……

シャオロン

……おう

ショッピ

はぁ……ここでええか……

ショッピ

録音機能で、聞いてるんでしょ?

ショッピ

本当は機能を止めればバレずに消えることが出来る、やけどそれをしないのは……

ショッピ

皆さんに勘違いして欲しくないからです

ショッピ

俺は、別に攫われたとかではありません

ショッピ

自分で、消えます

ショッピ

捜さないでください

ショッピ

まぁ、捜しても絶対見つけられないと思いますが

ショッピ

でも絶対帰ってきます

ショッピ

あと、シャオさん、自分を責めないでください、俺は、自分で、消えるんですから

ショッピ

シャオさんは関係ないです

ショッピ

…………っ

ショッピ

もう時間みたいですね

ショッピ

では……

ショッピ

さようなら

ガサッ

シャオロンside

最後に草の上にインカムが落ちたような音がして終わった

シャオロン

………

俺のせいじゃない……か

シャオロン

絶対……帰ってくる

トントン

シャオさん…

シャオロン

言うたもんな、アイツは、

グルッペン

………消える理由は分からないままだが、ショッピが捜さないでと言っているんだ、捜さないで待つしかない……

それから1ヶ月

幹部が一人足りない状態で戦争や事務的なことをこなしていった

ショッピ君からは何も音沙汰はない

でも信じなければ。アイツはちゃんと「戻ってくる」って言ったんやから

シャオロン

ねむ……

最近寝れているには寝れているが、忙しくて睡眠時間は短い

そのせいで今日の朝の会議に出たらグルッペンとトントンに「寝ろ!!」と怒られて今日は休みになった

言葉に甘えて今日は寝るか

………目が覚めた

シャオロン

あれ………

寝た筈なのに……俺は何処かの部屋にいた

シャオロン

こんな場所、基地に無いんやけど……

周りを見渡すと真っ先に机が見えた

机の上には薄紫色の宝石と、朝顔の花があった

シャオロン

何やろ……

朝顔は何故枯れないのだろうか

そんな事を思いながら机から目線を外すと、別の場所にモニターがあり、その前の椅子に誰かが座っているのが見えた

シャオロン

っ……

モニターは真っ暗で、見る意味は無い筈なのに、椅子に座っている彼はじっと見ている気がした

シャオロン

……なぁ

近づいて彼に声を掛ける

彼が誰かは分からないが、声を掛けなければいけない気がした

クルッと椅子が回る

彼の顔が……見えて…………

………………

シャオロン

ふぅ………

彼が来てしまった時点でこうなる運命だったのかもしれない

シャオロン

無理でしょ……

無理ゲーが始まりそうや

トントンside

いつも通り朝の会議が始まろうとしていた

今日も昨日と同じように空席が2つ

1つは……ショッピ君。もう1つはシャオさんの席だ

今日はまだ起きていないようで、今日も休みにしてやろうと決めた結果だった

トントン

じゃあ、揃ったから始めるで〜

トントン

まずは……

と、話し始めようとした時、

ガチャッ

シャオロン

遅れました!!

シャオさんが入ってきた

トントン

……シャオさん、今日も休みでもええんやで?

シャオロン

いや、でも………俺が休んだら、余計皆さ……に負担かかるやろ?

トントン

俺らは大丈夫やで

トントン

まぁ……シャオさんがもう大丈夫なら、訓練とかしてもええけど……

シャオロン

1日休んだからもう大丈夫やって!心配しすぎや!

トントン

……じゃあ席ついて。会議始めるで

シャオロン

………おう!

トントン

……?

若干、シャオさんの言動や仕草に違和感を感じた

ゾムside

シャオロンがもう大丈夫と言ったため、訓練にも参加してもらうことにした

ゾム

シャオロン!戦わへん!?

シャオロン

あぁ……良いで!

そう言って戦い始めたんやけど…

ゾム

何か………シャオロン戦い方変えた?

シャオロン

え……?か、変えてへんけど……

ゾム

…………変えたは言いすぎたかもしれへんけど……

動きが何かぎこちないというか………

シャオロン

……………

ゾム

本気……出しとるよな?

シャオロン

……おう

それ以降は特に詮索せず、訓練を終えた

俺はこの違和感の正体を、知ることが出来なかったんや

グルッペンside

シャオロンが1日休んでから既に3週間が経過していた

あれ以降、シャオロンは無理してないようだが……………

グルッペン

違和感………か

ほとんどの幹部がシャオロンに違和感を感じるらしい

言動や仕草だったり、戦い方が違ったりするらしい……

"らしい"というのは俺はまだ、あれ以降のシャオロンとあまり話していなかったからだ

だが、今日シャオロンが書類を提出しにここに来るらしいので、その時に聞こうと思う

コンコン

シャオロン

グルッペン、入るで〜

グルッペン

………入れ

この時点で違和感を感じた

シャオロンは普段、総統室に入るときノックをしない

ガチャ

シャオロン

ほい、書類やで

グルッペン

………ありがとう

筆跡も似ているが若干違う

グルッペン

…………なぁ

シャオロン

何や?

グルッペン

何でノックした?

シャオロン

……は?

シャオロンの声が一瞬低くなった

シャオロン

………入るときノックするもんちゃうの?

グルッペン

……じゃあ質問を変えよう。この書類は……誰に書いてもらったんだ?

シャオロン

俺やけど?

グルッペン

………そうか

気のせいだと信じたかったんだがな……

グルッペン

じゃあ………

グルッペン

お前は誰だ?

シャオロン

……………シャオロンやで。そんなすぐに忘れることなんてあるん?びっくりなんやけど

………コイツは……本当にシャオロンなのか?

問いただせないまま、彼は部屋を出てしまった

シャオロンside

シャオロン

お疲れ!

ショッピ

絶対に許しません

シャオロン

何でや!上手くいったやん!

ショッピ

これのどこが上手くいったんですか!?

シャオロン

……まぁギリセーフやろ

ショッピ

ほんま何がセーフや……

シャオロン

まあまあ………で、これで終わりやんな

ショッピ

終わりの筈ですけど……

シャオロン

じゃあ、もう起きたら居るやんな

ショッピ

……俺は多分森に居ます

ショッピ

消えたのはその場所なんで

シャオロン

………じゃあ、今度は現実で会おうな

ショッピ

はい

そして視界が暗転した

目が覚めた

戻ったということは……

シャオロン

………森に行くか

きっとそこにショッピ君は居る筈やから

事前にショッピ君は今日外出することを伝えていたらしく「気をつけろよ」と言われた

森に着いて、周りを見渡す

すると

ショッピ

遅いですよ

シャオロン

……ショッピ君

ショッピ

現実では2ヶ月ぶりですね、お久しぶりです

シャオロン

久しぶりやな

シャオロン

良かったわ、ちゃんと居て

ショッピ

いや居ないとヤバいでしょ

ショッピ

俺、もうシャオさんの中で過ごしたくないですよ

シャオロン

な、何でや!居心地悪かったんか?

ショッピ

………どうでしょーね

シャオロン

何かはぐらかされた気がするわ……

ショッピ

………帰りましょうか

シャオロン

あ、ハイ……

グルッペンside

シャオロンが外出した後、暫くしてシャオロンから幹部を全員、会議室に集合させてくれとインカムで言われた

トントン

何かあったんやろうか……

ゾム

………やめてや、シャオロンは強いし……何かあるとかありえへん

コネシマ

……でも最近アイツおかしいで

チーノ

確かに違和感しかあらへん

ロボロ

帰ってきたら問いただそうや

鬱先生

それ、ええな

オスマン

ほどほどにしとき

コンコン

エーミール

あ、帰って来たんですかね?

グルッペン

誰だ?

シャオロン

シャオロンやで

グルッペン

入れ

ガチャ

シャオロン

ただいま

しんぺい神

何か怪我した……とかは無いよね?

シャオロン

無いわっ!何でそんな考えに至ったん?

グルッペン

最近、お前がおかしいからだ

否定されても問いただす

そんな覚悟で言うと

シャオロン

あー、それ今から説明しようと思っとったんや

グルッペン

…………えっ?

……認めた?

するとシャオロンは入って来た扉を見て

シャオロン

入って来てええで

そう……言った

グルッペン

は?

トントン

え?

コネシマ

ん?

ガチャ

扉が開く

入って来た色は

ずっと待っていた、薄紫色だった

ショッピ

お久しぶりです、お待たせしました

グルッペン

ショッピ……

トントン

ショッピ君……

コネシマ

ショッピ……

ショッピ

今までどこに居たかとか、全て話します、信じてもらえるか分かりませんが……

ゾム

俺は何でも信じるで

チーノ

俺も信じる!

ロボロ

俺も信じるで

ショッピ

ありがとうございます

そう言って彼は話し始めた

ショッピside

ショッピ

俺は物心ついたときから親に言われてたんです

ショッピ

「25歳になったらショッピは仲間の誰かの心の中に入ってしまう」

ショッピ

って。もちろん嘘だって思ってたんです

ショッピ

でも、親は詳しくそれについて言ったんです

ショッピ

例えば、2ヶ月で戻るとか、心の中にいる間に俺がいる心の持ち主と入れ替わることも出来るとか……

ショッピ

皆さんが感じていた違和感の正体は俺です

ショッピ

俺がシャオさんと入れ替わっていたから、違和感を感じていたんだと思うんです

トントン

じゃあ、目が紫色に変化したのは?

ショッピ

俺がシャオさんの心の中に居たので身体にも少し影響したんだと思います

ショッピ

話が若干逸れましたね

ショッピ

心の中に入るまで本当かどうかは分かりませんでした

ショッピ

だから今まで言うことは出来なかったし、あの録音で詳しく話すことも出来ませんでした

ショッピ

心の中に入る前に、吸い込まれる感じがして、その時にやっと本当やったんやと思って……

ショッピ

本当に心配かけてすみませんでした

ショッピ

もうこんな事は起きないので大丈夫です

あの時、シャオさんに見回りを手伝って欲しいと言われた時、本当は部屋でひっそりと消えようと思っていた

本当に消えるかは分からなかったけど

もし、シャオさんの目の前で消えていたらと思うとゾッとする

でももう大丈夫や

俺は少し微笑んでこう言った

ショッピ

これからもよろしくお願いします

彼らは笑顔で頷いた

心の中にいた頃のショッピside

ここは誰の心の中なんやろ?

周りを見渡すと机の上に朝顔と、薄紫色の宝石があった

ショッピ

ラベンダージェイド……やっけ?

確かそんな名前だった気がする

机から目線を外すとモニターが見えた

ショッピ

……あれか

心の中に居るときはその心の持ち主の視点が見える……と親から聞いた

寝ている時は真っ暗らしいが、モニターには映像が映っている

見覚えがある場所だった

消える前、シャオさんと約束した集合場所

ショッピ

……シャオさんか…

モニターの前に座ってじっとモニターを見つめた

何日経ったかは分からない

心の中に居ても疲れないし、お腹は減らないのでモニターを見るくらいしか、する事は無かった

あまりつまらないとも感じなかったけれど

シャオさんは寝たようでモニターは真っ暗

その瞬間、気配を感じた

ショッピ

っ……

振り返れない

シャオロン

……なぁ

その声に安心して、振り返る

シャオロン

……は!?

ショッピ

お久しぶりです、シャオさん

シャオロン

な、何で……

シャオさんに全て話した

信じてもらえるかは分からなかったが、ここに来た時点で不思議なことが起きていると感じたのかすんなり信じた

シャオロン

あ、じゃあ……入れ替わろうや!

ショッピ

……は?

ショッピ

………俺がシャオさんの真似をしろ……と?

シャオロン

おう、やって面白そうやん!

殴りたくなったが堪えて、

ショッピ

嫌ですよ、面倒くさい

こう言った

シャオロン

現実で過ごす時間、長い方が良いやろ?

シャオロン

誰かと話したいんちゃうの?

ショッピ

っ………

誰かと話したいのは事実だった

面倒くさいとは思ったが、入れ替わるという提案に了承した

現在のショッピside

そういえば……

ショッピ

朝顔とラベンダージェイドの花言葉と石言葉って何やろ……

調べると……

朝顔の花言葉 『固い絆』 朝顔はしっかりと太いつるを絡ませながら成長する姿から、「固い絆」という花言葉が付けられました

ラベンダージェイドの石言葉 問題解決ための感性を鋭くし冷静に対処することによって、よい知らせをすると、伝承される。 幸運、成功運 懸案事項を解決したいとき 考えすぎて混乱してしまったとき 選択に迷ったとき 冷静さを取り戻したいとき 固定概念を払拭したいとき

ショッピ

固い絆……幸運……か

この出来事がなければもっと絆を深めることは出来なかったのかもしれない

そういう風に考えたら、

ショッピ

幸運、固い絆が当てはまるのかもな……

部屋の机の上には、朝顔とラベンダージェイドが置いてあった

優花

大遅刻しました

優花

反省してます、許してください!!

優花

気づいた時には既に今日でした

優花

普通に忘れてました……本当に申し訳ないです……

優花

多分これからも高校が忙しいので不定期投稿になります

優花

もう期限とか決めないようにします……

優花

本編の話に移ります

優花

話、と言ってもあまり話すことはありません

優花

前のアカウントでも石言葉に関係する小説は出していたのですが、今回は前回よりははっきりしていないと思います

優花

朝顔の花言葉である「固い絆」

優花

彼らにぴったりな花言葉かなと思い、これにしました

優花

内ゲバばかりしていますが、切っても切れない絆があると私は思います

優花

私個人の考えですので、皆さんが考えていることと、違ったりしていたらすみません

優花

ではバイバイ!

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