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コメント
1件
今回も神作をありがとうございます! 翻訳行ってきます!
くじら🐋
くじら🐋
くじら🐋
くじら🐋
Let’sgo↓
ベッドに座って、考える
これからイタ王は、俺をどう見るのだろうか
秘密を打ち明けられた友人だろうか?
ナチス
期待しつつも現実を見る
…仮に、あいつの好きな人がほかのやつなら
強制的に俺のことを好きにでもさせるか?
ナチス
この「初恋」で、終わりにしてやる
俺に意識が向けられないなら、
強制的に、向けてやろう
出た結論とともにベッドを立つ
そのままイタ王の部屋へと歩き出した
コンコン、コン、コンコン
軽くノックを鳴らして
イタ王
返事が聞こえたらドアを開ける
少し、目の下の隈が見える
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
瞳が少しグレーがかって見える
ナチス
イタ王
ナチス
本当は選択権与えたくないが
無理させて失うのも後悔するだろう
仕方ないな
イタ王
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
ピュアなその反応にこっちまで嬉しくなる
ナチス
イタ王
やっぱりこいつ、可愛いな……
イタ王とデパートまで来て、
今はイタ王と別行動中
その間俺は_____
ナチス
ナチス
ナチス
???
ナチス
あいつの意思を無理やり変えたくない
強制的に好きにさせるのも合意の上でだし
ナチス
ナチス
縋るように日帝に問いかける
日帝
日帝
ナチス
こいつ___日帝は最近知り合った仲間
気が合うなーと思って仲良くなったんだ
今は恋愛相談に付き合ってもらっている
日帝
ナチス
ナチス
日帝
ナチス
日帝
ナチス
日帝
日帝
ナチス
ナチス
そしてカフェを後にした
アクセサリーやの前まで来て、
???
ナチス
そして、いつものように日帝と別れる
ナチス
ナチス
そう考えていると、目の前に
俺より20cmほど高い影ができる
ナチス
ナチス
イタ王
「イタ王の好きなものってなんだ?」
そう聞こうとした時
イタ王
ナチス
ナチス
泣きそうな顔でイタ王がそう言う
止める理由もなかったが、
ナチス
ただ、その顔が鮮明に焼き付いた
イタ王は、何をするつもりだ?
なぜあんな辛そうな顔をしたんだ?
ナチス
何とかその思いを切り捨て、
イタ王に似合うイヤリングを探す
ナチス
手にしたのは、金色に輝く王冠のイヤリング
お会計を済ませ、ふと
イタ王がまだ帰ってきていないことに気づく
どこかの店にでもいるのだろうか?
にしては遅い、遅すぎるだろう
ナチス
もしかして、屋上にいるのかもしれない
そんな嫌な予感が頬を伝う
背筋が急に冷えた気がした
今更、イタ王を置いて自分が
自己満のためにイヤリングを探していたことを悟る
ナチス
配慮が全く足りていなかった
急いで不安で冷たい手で電話をかける
ナチス
縋るように画面を眺めている
ただ、返答は帰ってこない
ナチス
そのまま不在着信が返ってくる
冷汗が頬を伝っていく
ナチス
もう一度掛けなおそうと手を伸ばした時
イタ王
通話
00:00
ナチス
急いで電話を受け取った
急な安堵から、うまく声が出ない
イタ王
ひどく震えた、よく響くイタ王の声
この感じは階段の踊り場だろうか
ナチス
落ち着いた声で話す電話とは裏腹に、
足は階段へと向かっていた
イタ王
少し驚かしてやろうか
正直安否が確認できただけで怒る意味などないが
呑気なイタ王に声を荒げる
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
イタ王
気圧されたのか声が小さくなる
かわいそうだが仕方ない
かまでもかけてみるとしよう
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
焦燥と恐怖がにじみ出るイタ王の声
ナチス
イタ王
ナチス
泣きそうになるイタ王の声に耐え切れず
急いで電話を切り、階段を駆け上がる
さすがに虐めすぎたか……?
少し、虐めすぎただろうか
そんなことを考えつつ、目の前のドアを蹴る
意外と簡単に鍵の閉まったドアは開いた
イタ王
ナチス
泣きそうな顔で怯えるイタ王
イタ王
イタ王
生きていてくれたことに安堵しつつ、
その反応があまりにも可愛くて、
ナチス
つい笑ってしまう
ナチス
イタ王
イタ王の目が見開かれる
ナチス
イタ王
驚いている顔も愛おしく、可愛らしい
イタ王
ナチス
ナチス
まぁ面白い…より可愛いだけどな
不器用に、少しだけ、本音を話す
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王の目に安堵の光が宿る
その目で微笑むイタ王が愛おしい
ナチス
イタ王
昼は人が少なかった街も、
夜となれば雰囲気が変わる
イタ王
イタ王
イタ王は慣れてないのあるだろう
ナチス
ふと、手を繋ごうかと聞こうとして
イタ王のほうを振り向いたとき
ナチス
イタ王
蒼い顔のイタ王が答える
そしてそのまま____
イタ王
ナチス
ギリギリで受け止められたものの、
ナチス
呼びかけても反応せず、ぐったりしている
おでこを触る感じ、熱があるようだ
ナチス
冷静さを何とか取り戻して、
正しい結論へと導いていく
家までの距離も短くはない
ナチス
そう呟いて、何かを決めたように
軽すぎるイタ王を背負い
夜の街の中を駆け出していく
薬局から帰り、
イタ王を預けたソ連の家に上がり込む
ナチス
ソ連
ソ連
ナチス
ソ連
ソ連
ナチス
ナチス
こいつ______クソ連は昔からの仲で
偶にこうやって助けてもらっている
イタ王と出会ったのは初めてなはずだが、
今回も事情を察して泊めてくれている
ソ連がいなくなったのを確認し、
静かに、苦しそうに、辛そうに眠るイタ王を見る
イタ王の熱い息が頬に当たる
ナチス
イタ王のおでこに冷えピタを張りながら考える
熱のせいか、悪夢でも見ているのだろうか
静かながら魘されるイタ王に、変わってやりたい
苦しそうに魘されているイタ王は、
横で細い体を小刻みに震えさせている
そこに静かに手を乗せる
振動が自分の体にも伝わる
ナチス
静かなイタ王の横で、
そのまま眠りについた