テラーノベル
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⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください
⚠️史実とは一切関係ありません
⚠️史実ネタでもございません
⚠️すべて、私の妄想です。
⚠ATTENTION⚠
・BL ・ソナチ ・🔞ではない ・なんでも許せる方向け
では、どうぞ⬇
ソ連はその日一日 やけに機嫌が良かった。
理由は単純。 ついに――計画を実行するからである。
ソ連
机に向かいながら、ソ連は内心で何度も復唱する。
不意打ちはダメ。 強引なのもダメ。 相手は、生真面目の塊みたいな男だ。
ソ連
そう結論づけた時点で、計画の胡散臭さには触れないことにした。
ナチスはといえば、いつも通りだった。 資料を揃え、定刻通りに席に着き、周囲に軽く視線を配る。
ナチ
淡々とした声。 真面目で、落ち着いていて、完璧。
ソ連
ソ連は表情を崩さないまま、心の中で惚気けていた。
会議が始まり、しばらくして。 ソ連は、わざと机の上の書類を落とした。
ばさり、と音を立てて床に散らばる紙。
ソ連
わざとらしく屈み込むと、ほぼ同時にナチスも動いた。
ナチ
ーー来た。
狙い通り、二人の距離が一気に縮まる。 同じ紙に手を伸ばし、指先が触れ――
る、はずだった。
ナチ
ナチスは、紙を拾う直前で手を引いた。 ソ連の指が、空を切る。
ほんの一瞬の出来事。 避ける動作はあまりにも自然で、洗練されていた。
ソ連
内心で叫びつつも、ソ連は平静を装う。
ソ連
ナチ
ナチスは相槌打って、何事もなかったかのように紙を揃えた。
ソ連
第一作戦、開始三分で失敗。
だが、ソ連は諦めない。
ソ連
昼休み
廊下を並んで歩きながら、ソ連は歩調をほんの少しだけ乱した。
肩が、触れそうになる。
ナチ
ナチスは気づいた。 そして――触れないように、半歩ずれる。
ソ連
今度は避けられたことに、少しだけ胸がむず痒くなった。
ソ連
だが、それでも。
ソ連
ナチ
ソ連
ナチ
ナチスは一瞬、言葉に詰まった。
ナチ
ソ連
ソ連は苦笑する。
ソ連
ナチ
ナチスは、明らかに動揺した。 視線が泳ぎ、口を開いては閉じる。
ナチ
ソ連
その一言が、思った以上に胸に刺さった。
ソ連
触れたい気持ちを、努力で抑えている。 それがどれほど苦しいか、分からないソ連ではない。
その夜
同じ部屋で、ソ連は珍しく先にベッドに腰掛けていた。 ナチスは机で作業をしている。
ソ連
ナチ
ソ連
静かな声だった。 強制でも、命令でもない。
ナチスは、ゆっくりとこちらを見た。
数秒。 ほんの数秒の沈黙。
そして
ナチ
控えめな返事。
ソ連は、内心で拳を握った。
ナチスは、一定の距離を保ったまま腰掛ける。 だが――逃げてはいない。
肩と肩の間。 指二本分ほどの距離。
ソ連
ソ連は、あえて何もしなかった。 触れない。詰めない。
ただ、隣にいる。
ナチスは緊張したまま、じっと前を見ている。 だが、その肩は少しだけ、こちらに傾いていた。
それだけで、今日は十分だった。
ソ連
ソ連は心の中で、自分に言い聞かせる。
ソ連
第一の作戦は、失敗。 だが、確かな前進もあった。
堅物な恋人との距離は、 ほんのわずかだが、確実に縮まっている。
――次の一手を考えながら、 ソ連は静かに目を閉じた。
舞海
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舞海
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