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点滴の音...絢也くんの顔...絢也くんの手...ドキドキと鳴る心臓の音...
その全てが私を慰めている
絢也くん...なぜ私を庇って傷を負ったりするの...
なぜいつも私を守ってくれるの...
『もっと自分に自信持っていいんだよ?』
『自信なんて持てない』
そんな会話をしたのを私は覚えてる
絢也くんは自信を持っていい人なのに
私、自信のない絢也くんが不思議でたまらなかった
それに、絢也くんを見ていると、いつも自分がすごく汚い人間に思えるくらい絢也くんはいい人だ
私なんかを守っても意味無いよ。
私は...何も出来ないゴミみたいな娘だし...
お母さんのこと、嫌いになれなかったけど今回ははっきり言える
私はお母さんが嫌い。絢也くんに傷を負わせたお母さんが大嫌い
坂本愛花
私は絢也くんのお母さんやお父さん、そしてクラスメイトと共に何日も絢也くんのそばにいたけど、絢也くんはもう目覚めることはなかった
岡崎絢也
天使
岡崎絢也
天使
岡崎絢也
天使
岡崎絢也
天使
岡崎絢也
僕は坂本を思い出した
いや、愛花を思い出した
笑っている顔、泣きそうな顔、寂しそうな顔
僕は色んな愛花の顔をまたみたい
愛花のそばで笑いたい
母さんと...みんなと...話したい...!
そのために僕は生きたい...!!
天使
僕は眩しいくらいに輝く光に包まれた
岡崎絢也
坂本愛花
岡崎絢也
お母さん
お父さん
クラスメイトC
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトD
クラスメイトE
みんな...僕を待ってたの...?
岡崎絢也
坂本愛花
ガラガラ...
その時、病室のドアが小さく音をたてた
岡崎絢也
坂本愛花
ゆりか先生
僕と愛花が警戒していると、ゆりか先生は勢いよく頭を下げた
岡崎絢也
坂本愛花
ゆりか先生
ゆりか先生は長い間頭を下げ続けた
坂本愛花
ゆりか先生
坂本愛花
ゆりか先生
岡崎絢也
ゆりか先生
ゆりか先生の目から大粒の涙が溢れ出た
ゆりか先生
坂本愛花
岡崎絢也
僕らは泣いて笑って成長する
どんなに難しい道のりでも、どんなに複雑でも
失敗や間違いや経験が僕らを大きくしていく
僕らは
これからもまだ成長し続けるだろう
僕はいつでもこの人たちと
成長し続けたい