雪華と桜華の物語

ｷﾝｯｷﾝｯ

ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝ(桜華にめがけて刃物を投げ飛ばす)

全集中・秋の呼吸

弐の型

秋霜烈日

秋霜烈日は秋の呼吸の中でも守備範囲が広い

ｻﾞｻﾞｻﾞｯ

杏亮が刃物を防いでいる間、空間の鬼は桜華の元へ向かっていた

ｽｯ

鬼が桜華の心臓を突き刺そうとした瞬間

…ﾎﾛﾎﾛｯ

そこには桜華がいなかった、あるのは花弁のみ

ﾀﾞｯ

ﾊﾟﾁﾝｯ

全集中・華の呼吸

参の型

華蓋

ｽｯ(避ける)

この時記憶が蘇る、空間が斬られてたら改変しないということを

全集中・華の呼吸

肆の型

天真爛漫の魅力

ｶﾝｯ(刃物で防ぐ)

ｷﾝｯ

ｼｭﾀ(鬼が距離をとる)

桜華は秋人の動きをじっと見つめていた、今それを再現しようとしているのだが、そう上手くはいかない

だが、少しづつ、秋人の神楽の動きに似てきている

桜華は秋人の領域に入りかけようとしていた、だが、桜華はそれを拒む

いいんだよ、桜華…いつでも入ってきていいからね

桜華の好きな様にしなさい、そして領域に入ったら力を貸すから…

ｼｭﾝ

ｼｭﾝ

ｶﾝｯ

ｷﾝｯｷﾝｯ

ｶﾝｯﾄﾞｯﾄﾞｯ

空間の鬼は隠し持っていた刃物を桜華の腹にぶち抜こうとする

桜華は刃物を蹴飛ばし、そのまま鬼を蹴る

ﾄﾞﾝｯ

ﾊﾞｯ

桜華は領域に入ってはいないが、入り「かけた」ということ

つまり領域に近い存在、もしくはそれ以上の存在、桜華自身、入っても、入らなくてもあんまり変わらない

今は雪華達は入らないが、いずれその領域に入っていくことを雪華達は知らない

ザッ(爪を桜華に向ける)

全集中・桜の呼吸

極の型

妖艶舞・桜木の幻想

ｻﾞｸｯ

ﾎﾟﾄｯ、ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

ﾌｧｧ

そこには桜華が立っていた、光が差し込まないはずなのに桜華の周りは眩しかった、そして少し寂しそうな表情をしている

桜華の姿は鬼でさえも魅力してしまう程美しかった

ﾎﾞﾛｯ

ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ﾊﾟﾘﾝｯ

ﾄﾞｯﾄﾞｯ