恋人の条件 ~恋に懲りたシングルマザーですがなぜか急にモテ期がきました~
芹沢葉月(37歳)は中学2年生の息子を抱えたシングルマザー。葉月は海辺の町で亡き父から受け継いだアパートの管理人をしながら、損害保険会社で働いていた。ある日葉月は息子の航太郎(14歳)に「母ちゃんもそろそろ恋愛したら?イケオジなら俺のオヤジにしてやってもいいよ」と言われる。息子が嫌がると思って頑なに恋愛を避けてきた葉月は、その日から出逢いを探し始める。そんな時、葉月は家の近くの線路沿いで一人の男性と出逢った。男の名は桐生賢太郎(34歳)。賢太郎は著名な鉄道写真家だった。その後二人は偶然再会する。
「もう恋はこりごり」と思っていたシングルマザーは、突然人生最高の『モテ期』へ突入してしまう。
このラブストーリーは海の町湘南を舞台に、人々のあたたかい交流を織り交ぜながら、時に切なく時にコミカルに展開していきます。