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魔王

ではそろそろあやつを仕留めるか

ノルン

やっとですか!?

魔王

つっても今の我らじゃ勝てないけどな

ノルン

えぇ!?

魔王

そのためのジョニーくんが居るでないか

ノルン

そ、そうなんですか?

魔王

ジョニー今回ばかりは我だけではアレは片付けられない

魔王

少し手を貸してほしいのだが?

ジョニー

うーむ…

ジョニー

ここでは難しいですね

魔王

そうか…

ノルン

ダメだったじゃないですか!?

ノルン

もう私達に残された手段は…

魔王

慌てるな

魔王

聞いていたか?ジョニーは今
ここでは難しい と言ったのだ

ノルン

だからここでは……

ノルン

ノルン

あっ!

魔王

気付いたか?

魔王

要は場所さえ変えれば容易いということだ

ノルン

でもどうやって?

魔王

簡単な事だ転移魔法を使う

魔王

久しぶりだが使えるか?

ジョニー

少し不安ですね

ジョニー

転移魔法なんて何十年ぶりですからね

魔王

それなら我が転移魔法の魔法式を書く

魔王

お主はそれを見て覚えろ

魔王

時間はかけられない

魔王

魔法式が完成したらすぐにそれを消す

ジョニー

分かりました

ノルン

い、いけるのかな?

ウルターニャは宙に転移魔法の魔法式を描きそれをジョニーに見せる

描き終えるとその魔法式はパッと消えてしまった

魔王

覚えたな?

ジョニー

確かに覚えました

ジョニー

範囲の方と座標は?

魔王

範囲は私らのいるこのフィールドだ

魔王

座標は…この場所がどこか分からないからなんとも言えないな

ジョニー

大陸は【ゼルト大陸】です

魔王

つまり南の大陸だな

魔王

この大陸の町や国はどの辺にある?

ジョニー

東西南北と綺麗に別れてます

魔王

つまりは中心には何も無いのだな?

ジョニー

そうですね

魔王

ではそこにしよう

魔王

範囲は私らだけで座標はこの大陸の中心にしろ

ジョニー

了解しました

ノルン

でも私達武器ないから戦えないんじゃ?

ジョニー

その点は大丈夫なはずだ

ジョニー

そのうちあやつらが持ってくるだろう

魔王

転移する前に間に合うといいがな

ノルン

それにしても2人ともよく落ち着いていられますね

ノルン

ナルクはずっと暴れてると言うのに…

魔王

あいつの攻撃は観客には当たらんよ

魔王

元々そういう類の防御魔法が貼られてる上にジョニーも重ねがけしてるからな

ノルン

2重で守ってるって事ですか?

魔王

その通りだ

魔王

あの程度の攻撃ではこの守りを破るには何万と繰り返さないと割れないだろうな

ノルン

つ、強すぎませんか?

魔王

これ出来ないとこの先 生きれないぞ?

魔王

まぁ我は昔の力を失ってるから何も出来ないがな

ノルン

ダメじゃないですか…

ジョニー

出来ました

魔王

よしあとはそれを行使しろ

ノルン

武器は待たなくていいのですか!?

魔王

我は待つのが嫌いなんでな

魔王

最悪ジョニー1人でなんとかなる

ノルン

人任せな…

サヤカ

ウルターニャちゃん!

観客席から聞き覚えのある声が聞こえた

魔王

サヤカだな

サヤカ

荷物はすぐに持って来れなかったけど

サヤカ

最低限のものは持ってきたわ!

サヤカ

二本あって分からなかったからどっちも持ってきたの!

サヤカ

これ使ってそのウルサイの何とかして!

観客席からサヤカは持ってきた剣を投げる

普通の人には剣を投げるなんてことは出来ない…仮にできたとしてもせいぜい数メートル飛ばせるか程度だろう

だがサヤカはそんな常識をぶち壊して2本の剣を闘技場に向かい投げる

観客席から闘技場までは少なくとも10メートルはあるのだが

それを優に超えてその剣はウルターニャの元にと届く

魔王

助かった

ジョニー

では行きます

ジョニー

<転移>

ジョニーがそう言うと闘技場は白の光に包まれその光が消えるとそこには誰もいない

サヤカ

消えた?

サヤカ

でもウルターニャちゃんならやってくれるでしょ…

蒼月照らす静かなる砂漠

その砂漠の中心に3人と1匹は舞い降りた

魔王

着いたようだな

ノルン

一瞬でしたね

ジョニー

さてあまりゆっくりはしてられない

ジョニー

だがまぁ…その剣を説明するくらいの時間は稼いでおきましょう

魔王

うむ助かる

そういいジョニーはナルクの足止めを自ら請け負った

魔王

さて、ノルンどちらの剣を使いたい?

ノルン

え?

魔王

聞こえなかったか?

ノルン

いや、聞こえましたけど

ノルン

どちらもかなり質のいい物なんですからどちらでも…

魔王

何を言っている?

魔王

このふたつの剣は魔剣だぞ?

ノルン

ま、魔剣!?

魔王

質がいいなんてものでは無いだろう

ノルン

でも魔剣って恐ろしいものでは?

魔王

一概に悪いものとは限らん

魔王

そもそも魔剣を使うやつらは魔剣に選ばれたから使うのだ

魔王

お前が以前使っていたものもその魔剣が認めたからこそ使えたのだ

魔王

しかし今回はそれを利用されてしまったと言うだけだ

ノルン

自分にあった魔剣があるということですか

魔王

そうだな

魔王

とりあえずこのふたつの剣を見て直感的にこれだと思う方を手にとれ

ノルン

じゃ、じゃあ左で…

魔王

ではそれを持ってみよ

魔王

適さないものだと触るだけで激痛が走る

ノルン

い、いきますよ?

恐る恐るノルンはウルターニャが差し出したその剣を手に取る

ノルン

あれ?何も感じない?

魔王

という事はそれは君にあったものだということだ

魔王

では我はこの剣で戦おう

ノルン

ウルターニャさん?

魔王

どうした?

ノルン

この剣手にしてから心の底から不思議な力が溢れて止まないんですが…

魔王

それはその剣の効果だな

魔王

その剣の名は【帝ノ極 滅】と言うものでな

魔王

所持者の精神力と同等の力を与える事ができるものなのだ

ノルン

つまり…

ノルン

元の私の力にさらに精神力による力で増強されると言うことですか?

魔王

そういうことだ

魔王

他にもいろいろ効果はあるが今はそれしか使えぬだろう

魔王

その力間違った方向に使うなよ?

ノルン

当たり前ですよ!

ノルン

今はこの力あのナルクという化け物をやるのに使わせてもらいます!

ノルンはナルクに向かい走り出しジョニーの援護にと向かった

魔王

魔王

そろそろ我も行くか…

魔王

久しいなこの剣も……

魔王

まさかあんな所にあるとはな

魔王

しかしこうしてまた巡り会えたという事は

魔王

我とこの剣はそうなる運命ということだったのかもしれんな

魔王

【総滅剣 カルターニャ】

場所を移しようやくウルターニャとジョニーそして、ノルンが動き出す

お気の毒ですが魔王は勇者になりました

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