心を繋ぐたびに、どこかが痛む。 それでも繋がっていたいと思ったのは、きっと壊れてでも、知りたかったから。
作者
放課後の教室。 窓の外では雨が降り出していた。 俺は机の上に欠片を置き、ぼんやりとその光を見つめていた。
その欠片は、 けちゃおと共有した “灰色” と、あっきぃが触れた瞬間に生まれた “微かな赤”
重なり合って、かすかに脈を打っている。
mz
🚪ガラガラ
扉の音。 あっきぃが入ってきた。
ak
mz
ak
mz
ak
mz
ak
俺はその言葉に息を呑んだ。 あっきぃは笑っていなかった。 真っすぐで、どこか壊れそうな目をしていた。
その瞬間、扉が勢いよく開いた。
tg
二人が振り向く。 ちぐは息を切らして、手に小さな銀色の欠片を握っていた。
tg
mz
tg
ak
tg
tg
沈黙。 雨音だけが教室を叩いていた。
ak
tg
ak
ak
mz
俺の声は震えた。 手の中の欠片が光を強めて脈動する。
灰色と赤が混ざり、 一瞬だけ、教室全体が光に包まれた。
光が収まると、 あっきぃの欠片の色が変わっていた。 赤ではなく、灰に近い色。 まぜ太と同じ、けちゃとの色と混ざっている。
tg
まぜ太は、胸の奥に鋭い痛みを感じた。 その痛みは、悲しみでも喜びでもなく“喪失”だった。
夜。 俺は寮のベッドで目を閉じながら、 あっきぃの言葉を思い出していた。 “俺はお前の心を守る。たとえ俺が消えても”
mz
欠片の光が、 枕元で静かに脈を打っていた。
コメント
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だれもきえないでにゃぁぁ!