千歳くん
雨莉
雨莉
雨莉
千歳くん
千歳くん
千歳くん
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
美蘭さん
雨莉
雨莉
美蘭さん
美蘭さん
美蘭さん
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
センくん
センくん
雨莉
雨莉
(まだ夢とかよく分かってない小さな頃は、唯兎とあたしが結婚の約束なんてしてたなあ)
雨莉
あっちの世界の唯兎とあたしは付き合っている、と
十和はそう言った
…たぶんあたしは、唯兎と付き合ってれば、推しにはここまでハマってない
唯兎が夢を見ていなければ、唯兎のことが好きだっただろう。
雨莉
画面の中のセンくんを好きになった理由は
…唯兎が、めおめおの方しか向かないのに、少し寂しくなってしまったあのときの気持ちは
"この人なら本当のあたしを認めてくれる"
そういう人間だと、思ったからなんだ
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
自分の中で、自分の気持ちに整理がついた
あたしは夢の中でめおめおに恋した唯兎に、寂しいと感じてた
唯兎は昔からあたしの気持ちを汲んでくれるし、優しかった
こんな人があたしを好きだったら、とても好きになれるし幸せになのにって。
雨莉
雨莉
だから、誰のことも本気で見ない推しを見つけて、みんなの王子様の分け隔てない愛を受けた
めおめおと出逢ったあとは本当に
唯兎があたしよりもめおめおのことを知って守って分かってあげたいってこと
痛いほど伝わってきた
でもめおめおがあたしを知ろうと関わってくれたから、寂しさにだけ埋まることはなくて
…それでも、あたしも、あたしだけを1番に想ってくれる人がほしくて
きっとあたしの本気の願いは、それだと思う。
センくん
"本当の運命の相手"…
センくん
雨莉
違う
違う
そうだ、初めから探してたんだ
美蘭さん
センくん
美蘭さん
センくん
美蘭さん
美蘭さん
センくん
美蘭さん
…俺は別に、この仕事にさして興味もない
大体なんでもできて、褒められて、機嫌とられてばっかの人生
人に感動してもらえたり、ファンがついていくのは嬉しかったけど
人生は、つまらなかった
…冷めていて、本当に自分が何をしたいのかさえ分からない
そういう自分も全部認めてくれるような、そんな人と出逢いたい
響木センと関わってくれる人たちも大切だし、今でも何も後悔はない
だけど、俺の1番近くで、響木センじゃない俺を好きだと応援してくれる人が、ほしかった。
センくん
センくん
センくん
雨莉
雨莉
皮肉なことに
推しや幼なじみ、現実からの逃げ場を
ファンや自分の肩書きとかいう現実からの逃げ場を
探した先に見つけたのは結局、お互い逃げたものだった。
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
雨莉
コメント
6件
自分の全てを認めてくれる"本当の運命の相手"……。言われてみれば、確かに芽生さんは"ゆいとくんという王子様"を、唯兎くんは"めおちゃんというお姫様"を、そして雨莉ちゃんは"センくんという推し"を、千歳くんは"名前も知らないけど居心地がいいファン"を自分の全てを認めてくれる相手だと思っていたから夢の中で出会えたんだ……😳💕 芽生さんもこのことに気づいたのか……!! そして雨莉ちゃんは千歳くんと
すごい…!そういうことか!夢のからくりは強い願いなのかな⁉️とにかく求めるものにマッチングできた世界とそういうもののない世界…すごく複雑だ!