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彼女の瞳に映る人。#4

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彼女の瞳に映る人。#4

1 - 彼女の瞳に映る人。#4

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2019年03月16日

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〝この出会いは偶然だったのか〟

〝それとも運命だったのか〟

〝馬鹿馬鹿しいけど、僕は〟

〝運命なんじゃないかと思った〟

〝貴方に出会ったことで〟

〝信じてみようと初めて思えた。〟

葉山

おはようございます、三国さん

三国

おはようございます

三国

初めてですね。
葉山さんの方から声を掛けてくれたのは。

三国

嬉しいです

葉山

いえいえ、そんな

葉山

……今日は、三国さんに訊きたいことがあって来ました

三国

……なんでしょう

葉山

ずっと気になっていました

葉山

なぜ、初めて会ったとき、僕の名前を知っていたのか

葉山

僕のことを、そんなに知りたがるのか

葉山

僕が書いた小説を読んでいる貴方が

葉山

偶然、ナンパをしたなんて思えませんでした

葉山

三国さん、教えてくれませんか

葉山

貴方は──僕のことを知っていましたよね

三国

……やっぱり、無理でしたね

三国

私の演技、詰めが甘すぎでした(苦笑)
そこまで分かってしまっているのなら、
話すしかありませんね。

三国

…葉山さんがおっしゃる通りです

三国

私は以前から、葉山さんのことをよく知っていました

三国

小説家としての葉山さんのことも
一人の男性としての葉山さんのことも

葉山

──どこかで、会ったことが?

三国

はい。私と葉山さんはずっと昔からの知り合いです

三国

あの日が初対面ではなかったんです

三国

葉山さんは、
事故をきっかけに一部の記憶を失っています

三国

それも、私の存在だけをさっぱりと

葉山

僕が、忘れている……。

三国

私たちが出会ったのは──15年も前のことです

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