千絵
千絵
千絵
サクラコ
そう言うサクラコもさすがに声が慌てていました。
人間、真空パックされた女の生首を見て、
落ち着いていられるはずがないのです。
サクラコ
サクラコ
サクラコ
おじさん
おじさん
乳首ニッパーはやりすぎかと思っていましたが、
ちっとも、そうではなかったようです。
千絵
サクラコ
サクラコ
千絵
サクラコ
サクラコ
サクラコ
千絵
千絵
サクラコ
サクラコ
サクラコ
…と、その時です。
──ぺたん、ぺたん、ぺたん、ぺたん
階段を上がってくるスリッパの足音が!
おばあちゃん
おばあちゃん
千絵
そういえば説明がまだでした。
この家はあたしのおばあちゃんの家で、 2階の部屋を、
あたしとサクラコで使わせてもらっているのです。
耳が悪いし、だいぶ年寄りだから、
ちょっとのことでは気づかないと思ってたのですが…。
サクラコ
サクラコ
しかも2階まで上がってくるなんて珍しいことでした。
おばあちゃんは最近、膝が痛いとかで、
めったに階段を上がろうとしなかったのに…。
サクラコ
サクラコ
千絵
ドアの外に出ると、おばあちゃんがお盆を持って立っていました。
千絵
おばあちゃんの耳の近くで、うんとハッキリした声を出します。
おばあちゃん
おばあちゃん
千絵
おばあちゃん
千絵
千絵
おばあちゃん
千絵
千絵
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
千絵
おばあちゃん
おばあちゃん
千絵
サクラコ
千絵
サクラコ
サクラコ
サクラコ
サクラコ
サクラコ
サクラコ
サクラコ
おじさん
サクラコ
おじさん
おじさんは怪我の痛みもあってか、薬を焼酎で飲み込むと…
おじさん
おじさん
すっかり動かなくなりました。
サクラコ
千絵
サクラコ
サクラコ
おじさん
サクラコ
サクラコ
千絵
サクラコ
サクラコ
サクラコ
サクラコ
サクラコ
千絵
千絵
サクラコ
サクラコ
千絵
警察に捕まりたくはないですが、
かといって、殺人犯の全裸おじさんを家で飼うのも嫌でした。
千絵
千絵
気がつけば、もう夜も明けて、
午前7時を過ぎていました。
千絵
サクラコ
千絵
千絵
サクラコ
本当は、ウソです。
ただの現実逃避です。
この家を離れて、 ちょっとでもおじさんの存在を忘れたかっただけでした。
サクラコ
サクラコ
千絵
あたしは着替えて、お化粧すると──
サクラコと殺人犯のおじさんを残し、仕事に行きます。
千絵
千絵
千絵
全てを忘れて、職場に行きます。
今となっては退屈な事務仕事や、意地悪な上司さえも、
心の安らぎでありました。
千絵
千絵
千絵
サクラコ
サクラコ
おじさん
サクラコ
サクラコ
──コンコン
サクラコ
おばあちゃん
サクラコ
サクラコ
サクラコ
おばあちゃん
おばあちゃん
サクラコ
サクラコ
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
コメント
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ばあちゃ!?
ばあちゃん、、えぐいよ
ばーちゃんすごすぎwwwww