ビチャッ…ポタポタッ
水瀬 凌烏
ッ…お嬢様…お怪我は…?
白雪 響
凌烏…!
月城 葵
凌烏さん!?
解説:襲撃により凌烏の方から肘までが血塗れになった
白雪 響
凌烏…!その腕…
水瀬 凌烏
ッ…こんなのかすり傷です。お嬢様のためであれば。
鳳 咲喰
…自分、銃打った本人探してきます。
水瀬 凌烏
…お気をつけて。
月城 葵
銃撃がありましたのでお嬢様方は身を伏せて。
水瀬 凌烏
私はここから交戦します。
西城 澪菜
待って
七瀬 心愛
?、どうしたの?
西城 澪菜
その、傷…
西城 澪菜
出血量的にかなり深い…今手当てしないと…
水瀬 凌烏
いえ。大丈夫ですよ、澪菜様。
水瀬 凌烏
お嬢様方に手を出す者は、排除しなければ。(ニコッ
月城 葵
(笑顔で怖いこと言ってんなぁ…)
鳳 咲喰
その必要はもうないですよ〜
西城 澪菜
咲喰!
鳳 咲喰
もう敵は倒しました。その他安全確認もしてきましたので、しばらくは安全かと。
鳳 咲喰
手当を受けてください。凌烏さん。
水瀬 凌烏
こんな傷如きでッ…
白雪 響
ほら…やっぱり痛むんでしょう…?
水瀬 凌烏
…いえ。
白雪 響
座って。
水瀬 凌烏
…はい。(逆らえない…)
月城 葵
はい、傷見せてください。
月城 葵
…澪菜お嬢様の言う通り、かなり深いですね…
七瀬 心愛
でも、さっきは銃で打ち返したのに、なんで今は庇ったの…?
水瀬 凌烏
…なぜ…でしょうか…?
水瀬 凌烏
咄嗟に体が動いた、と言う方が自然ですかね。
七瀬 心愛
…そっか。
手当て後
鳳 咲喰
部屋の隅の方が安全ですから、お嬢様方は部屋の隅に…
七瀬 心愛
ケホッ
月城 葵
!
七瀬 心愛
ケホッゲホッ…
月城 葵
お嬢様、落ち着いて。今吸入器を用意します
七瀬 心愛
ケホッ…ゲホッヒュッ…
月城 葵
吸入器です。ゆっくり息を吸ってください。
鳳 咲喰
澪菜様は大丈夫ですか?
西城 澪菜
うん、今のところ…
水瀬 凌烏
お嬢様は?
白雪 響
大丈夫…
鳳 咲喰
(…お嬢様方…大分怯えている…。)
鳳 咲喰
お嬢様。ご安心を。
西城 澪菜
ぇ…?
鳳 咲喰
我々がいる限り、お嬢様方に危険はありませんよ。
西城 澪菜
…えぇ。
白雪 響
ねぇ、凌烏…
水瀬 凌烏
はい?
白雪 響
さっきも、言ったけど…
白雪 響
いなくならないでね…?
水瀬 凌烏
勿論。
月城 葵
心愛お嬢様、落ち着きましたか?
七瀬 心愛
コクッ。ありがとう…。
月城 葵
環境が変わっていますからね。発作が起こりやすくなっているはずですよ。
鳳 咲喰
っと、もう夜ですか。
水瀬 凌烏
お嬢様方はここで休んでもらい、我々は交代で見回りをしましょう。
鳳 咲喰
ですが…
鳳 咲喰
凌烏さんは腕に怪我していますよね。見回りをして大丈夫なんですか?
水瀬 凌烏
心配御不要。見回り程度ならなんら問題ありません。
月城 葵
…無理しないでくださいね?
水瀬 凌烏
!、お嬢様方は?
月城 葵
皆さんもう寝ましたよ。よほど疲れていたのでしょう、
水瀬 凌烏
…(ひとまず安心だな)
水瀬 凌烏
まず私が見回りに行きます。お二人は休んでください。
月城 葵
わかりました。
鳳 咲喰
了解です。
水瀬 凌烏
…お嬢様を頼みます。