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💙青椒肉絲🧡
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5年後の現代。 自宅のソファに座る康二の指先が、小さく震えていた。 スマホの画面に躍る【電撃熱愛!若手実力派俳優・目黒蓮、清純派女優と深夜の密会】という最悪な見出し。 記事には、夜の街を親しげに歩く目黒と、今をときめく映画の共演女優の写真が鮮明に掲載されていた。 浮気なんて、これっぽっちも疑っていなかった。 5年間、ずっと隣にいたのだ。 不器用で、真っ直ぐで、自分にだけは甘えた声を出す目黒が、他の誰かに心を移すはずがない。 それは確信だった。 バタバタと、激しく玄関の鍵が開く音が響く。
蓮
帰宅するなり、普段のクールな姿からは想像もつかないほど青ざめた顔で、目黒がリビングに飛び込んできた。 息を切らし、康二の両肩を痛いほどの力で掴む。 必死に弁明する目黒の瞳は、不安と恐怖で細かく揺れていた。
蓮
その姿を見た瞬間、康二の胸の奥で、ズキリと小さなひびが入った。 (なんで、めめがそんな顔せなあかんの。めめは何も悪うないのに……) めめは仕事に対していつでも誠実だ。 映画のプロモーションや、大人の事情、不可抗力。そんなことは、メンバーとして、そして恋人として痛いほど分関係っている。
康二
康二はいつものように、弾けたような笑顔を作った。わざと声を大きくして、目黒の胸をポンと叩く。
康二
蓮
康二
そう言ってパタパタとキッチンへ逃げ込む。 背後から「……ありがとう」と、目黒がホッとしたように呟いたのが聞こえた。 自分の心が、その安堵の声にどれほど傷ついているかも知らずに。 信じている。 それは嘘じゃない。 だけど、テレビをつければ「お似合いの美男美女」と持て囃され、SNSには「リアルで付き合ってほしい」というファンの声が溢れていく。 『めめの恋人は、俺やのに』 世界中で、自分だけが知っている特等席。 だけど、それを誰にも「俺のや」と言えないもどかしさが、じわじわと酸のように康二の心を侵食していく。 あの日交わした「秘密だからこそ結果を出す」「グループのために全力で頑張る」という約束が、今は重い枷のように康二の心を縛り付けていた。 (めめのお仕事の、邪魔だけは絶対にしたらあかん……) その一心で、康二は毎日、完璧な「普通」の仮面を被り続けた。 日に日に心が削られ、ボロボロになっていくことにも、気づかない振りをしながら。 そんな康二の胸のひび割れを置き去りにしたまま、目黒の仕事はさらに加速していく。 数日後、目黒はその熱愛報道の相手である女優と、恋愛映画のクライマックスシーンを撮影するため、1週間の地方ロケに旅立つことになっていた。
コメント
1件
いやー、もう康二の心情が痛いほど伝わってきて胸がぎゅーってなったわ……「めめの恋人は俺やのに」って言葉が刺さりすぎる😢 信じてるけど、誰にも言えないもどかしさって本当に辛いよな。それでも笑顔でご飯作ろうとする姿が健気すぎて、次の地方ロケでどうなっちゃうのか心配で仕方ない!続きめっちゃ気になる🔥