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💙青椒肉絲🧡
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康二
ばゆい照明が照らすスタジオの中、康二の弾けた声が響き渡った。 いつも通りの大きな身振りと、周囲を巻き込む満面の笑顔。 目黒が映画の地方ロケに旅立ってから3日が経っていたが、画面の中の向井康二は、完璧に「みんなのムードメーカー」だった。
辰哉
康二
カメラの向こうのスタッフがドッと沸く。 メンバーたちもいつも通り笑って突っ込みを入れ、ゲーム企画は順調に進んでいった。 だけど、その輪の中で、ラウールはずっと奇妙な胸騒ぎを覚えていた。
康二
カットがかかった一瞬の合間。 康二が後ろからラウールの背中にすがりつくようにして、ぎゅっと抱きついてきた。 普段からよくある光景だ。 いつもなら「ちょっと康二くん、重いよー!」と笑って引き剥がすところだった。 しかし、背中に押し当てられた康二の身体は、どこか強張っていて、指先が服を掴む強さは、まるで溺れる者が浮き輪に縋り付くかのように必死だった。 (……なんか、いつもと違う?) ラウールはそっと振り返り、康二の顔を覗き込んだ。
ラウール
康二
康二はすぐにいつもの人懐っこい笑みを浮かべ、ラウールの腕をポンポンと叩いた。 何度も、何度も。 まるで自分自身を落ち着かせるための、自傷行為に近い強さでのボディタッチ。 その手のひらは、少し冷たくて、うっすらと汗をかいていた。 ラウールが何かを言いかける前に、「はーい、後半戦再開しまーす!」というスタッフの声がかかる。 康二は弾かれたようにラウールから離れると、またすぐに大声を張り上げて定位置へと戻っていった。 その様子を、スタジオの少し離れた位置から、深澤は静かに見つめていた。 深澤が違和感を持ったのは、さっきのゲームの合間だ。 康二がファインプレーを出して、隣にいた深澤とハイタッチを交わした瞬間。 パチン、と乾いた音が響いたその手のひらは、嘘みたいに小刻みに震えていた。 (あいつ、無理してるな……) 一度そう思って見てしまうと、すべてが不自然に見えてくる。 笑うたびに細められる康二の瞳の奥は、これっぽっちも笑っていなかった。カメラが自分から外れた一瞬、康二の口元から一切の感情が消え、まるで魂が抜けたような顔で床の一点を見つめているのを、深澤はバックモニタ越しに確かに目撃した。 熱愛報道、そして目黒の1週間の不在。 浮気なんかじゃないと分かっていても、世間から「隠される存在」であり続けるストレスが、康二の心を限界まで削っているのだと、深澤は確信していた。 あいつはグループの足を引っ張りたくない一心で、今、プロとしての意地だけでこの場所に立っている。
「はい、オッケーです!収録終了です、お疲れ様でしたー!」 スタッフの声と共に、スタジオの照明が少しだけトーンを落とした。 その瞬間、康二の肩がストリと落ちる。 さっきまでのハイテンションが嘘のように、康二は誰とも目を合わせないまま、ふらりとした足取りで真っ先に楽屋への通路へと歩き出した。 その小さな背中を、ラウールと深澤の視線が、重苦しい沈黙の中で追いかけていた。
コメント
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ゆゆさん、第3話読んだよ〜!!😭💕 康二くんの笑顔の裏にある震えとか、ラウールくんが感じ取った背中の強張り、深澤くんの鋭い観察…もうね、全員の心情が細かく描かれてて胸がギュッてなった😢💔 特に「溺れる者が浮き輪に縋り付く」って比喩が刺さりすぎた…! プロとしての意地で頑張る康二くん、めっちゃ応援したくなるよ…!続きが気になる〜!!🔥