ut先生は認められたい！

あっこれ、ヤバいやつや

何でか知らんけど、グルちゃん怒っとる

なんかやらかした？

小さいことじゃ怒らないグルちゃんを怒らせるなんて

何というか、もういつもと雰囲気が違うさらに禍々しいオーラ纏っとる

グルちゃんからの言葉が痛い

言ってることは全部事実

だから痛いんだ

だから…辛いんだ

そのまま部屋を出る

涙が溢れ出しそうになる

でも、泣いちゃダメなんだ

笑ってなくちゃ

笑って笑って笑って笑って笑って！

医務室へと足を進める

理由は簡単

トンちに謝りに行く為

とんち起きとるかな

起きてなかったら、手紙だけ置いて行こ

とんちの目の下には、まだくっきりと隈が残っていて

自分がとんちにどれほどの負担をかけていたかを再確認する

顔色もまだ悪い

こんな僕が言うのもおこがましいけれど

心配だな

次は僕の仕事場

ロボロと部下のみんなに謝らないと

僕が部屋に入ってくると、部下達の目が変わるのがつたわる

きっと僕が、この前失敗したせいやな

頭を下げて謝る

部下達に蔑まれているのが見なくてもわかる

しょうがない

全部僕のせいなんやから

ロボロからきつめの励ましをもらう

一応愛想笑いをしておこう

……………？

何故だろう、顔が少し引き攣る

笑っている顔が変に見えなければいいのだが…

今日は、迷惑をかけたいろんな人に謝罪をした

蔑む人、煽る人、驚く人

皆それぞれ

おかげで僕も疲れた

そろそろ寝るか…