私に近付く君
あと数センチで、唇が触れる____
お母さん
私
あぁ、さっきの君は
ただの夢だった。
お母さん
私
私
お母さん
お母さん
私
電車は8:05に来る。
……遅刻しないといいけど。
私
8:00 駅に着く。
遅刻はなんとか逃れられそうだ。
私
私しか聞こえない程度の音量で 君へのおはようを練習する。
上手く笑えると良いな、 目を合わせられるかな
不安な気持ちと一緒に 丁度来た電車へ乗り込む。
三番車両のお気に入りの席 誰も座らずに空いていた
ラッキー、なんて思いながら そっと席に座る。
今日はどんな君が見れるかな なんて考えて居たら、隣の人が座った
あ、欠伸してる。 隣の人、眠そうだなぁ。
8:10 電車が駅に止まる。
開くのは向かいのドア 君にまた会えると思うと緊張する。
なんて考えているうちに ドアが開く。
友達
私
私
友達
私
友達
君かと思った。 なんて口が裂けても言えない。
……いじられるから。
友達
私
もぶみ
君
私
囲まれている君は眩しくて とても手が届かないよ。
でも、ここまで来たんだから。 弱虫な自分に勝たないと。
私
君
君
ずっきゅん。 私はかいしんのいちげきをうけた。
自分から挨拶したのに何も言えない ここまで頑張ったんだけどなぁ…
私
君
君
私
君
ずっきゅん(2度目)。 心までイケメンな君が大好きです。
私
私も、君に会えるから楽しみ なんて、言いかけてた言葉を飲む。
今日の授業は頭に入らなかった。
君がかっこいいからだ。 なんて、言い訳に過ぎないかな。
でも、それは本当の事だ。 本当だから仕方ない。
16:40 帰りの電車に乗る。
隣の人、疲れてるなぁ…なんて。
今日も君と一緒の時間が終わる。
私
お母さん
家に帰って、色々して やっと眠る時間になった。
夢では自然に話せるのに。
現実でも、頑張らなくちゃ…!
今日からまた、君に4日会える。 それだけを楽しみに、今日も眠る。
今日も君の夢を見れたらいいな。
コメント
2件
主人公が純粋すぎて眩しいっ……!笑 可愛い恋ですね!