放課後俺は莉乃に言われた通り
教室に残っていた...
隣には一応莉乃がいる。
怖いから付いて欲しいと言ったら
塾の事まで断って教室に 残ってくれるらしい
にしても.遅い.... かれこれ20分程度教室待機している
莉乃は俺と目を合わせ...
有村 莉乃
帰る?
杉田 壟
呼ばれたのに
来ないんだから....。
来ないんだから....。
結局帰ることにした
帰り道は少々肌寒い
やはり秋なのは仕方ない
美嶺 美琴
壟君
この声...
背中が震えながらも後ろを向く
有村 莉乃
....美琴さん
美嶺 美琴
どうして...
待ってくれなかったの
待ってくれなかったの
コイツとは話したくない
何故だか、そんな気がした
俺は莉乃の腕を引っ張った
有村 莉乃
....壟
杉田 壟
.......
莉乃は少し残念そうな顔で こちらを見た
やめてくれ...
お前もそんな目で見るのか....?
美嶺 美琴
待ってよ...壟君
俺は完全無視してズンズン進む
美嶺 美琴
謝りたいの...
しつこいよね...私....
しつこいよね...私....
コイツには耳をかさない
美嶺 美琴
私...壟君の事好きなの
.......
美嶺 美琴
お願い...こっちを向いて
莉乃は足が止まり こちらを覗きこんだ
有村 莉乃
....壟
美嶺 美琴
壟君....
杉田 壟
....正直ウザイです。
美嶺 美琴
そ、そんな...
有村 莉乃
壟っ!
キキーーーーーッ
トラックがこちらに向かってくる
あぁ...死ぬんだ....俺。
目を閉じる....すると
となりから激痛が走った
だがそれは一瞬で
俺は無傷だった
回りを見ると
血だらけで倒れている....
美琴の姿
杉田 壟
...み....みこ...と ?
有村 莉乃
....ぃ...
有村 莉乃
ィャァァァァァァァァ!
次回
ー病院編ー