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貴方が居なくても生きていけるって世界ではなく
貴方が居ないと生きていけないって幻を
一秒でいいから見てみたかった。
でもそれは結局幻で、
私は貴方が居なくても生きていけるのが現実だった。
もう届かないであろう相手を思いながら
毎日つけてる日記にペンを走らす。
2年前に別れた恋人の翔太。
恋人の関係はうまくいってた。
はずだった、。
はずだったんだ……、。
翔太
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翔太
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翔太
翔太
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翔太
○○
○○
翔太
翔太
いつまとめたか分からない荷物を持って
別れる理由を言わずに出ていった。
別れてから数日間
食事も喉を通らず、
睡眠も取れなかった。
翔太とどこかですれ違った分岐点。
自分の中で一生懸命探したものの、
答えは見つからなかった。
2年経った今、
あの頃を思い出して泣く事は無い。
翔太と別れてから
別の男性とも御付き合いした。
でも、何故か長くは続かなかった。
普段飲む事が無いような高級のワインを少しずつ喉に通す。
翔太と別れてからも、
記念日にワインを飲む癖が抜けない。
私の目の前で
「うわっ!しぶ!」と顔を歪ませて飲む翔太の残像が浮ぶ、。
そんな時 ガチャと玄関から音が聞こえた。
時刻は深夜2時半。
訪問者が来る時間では無い。
恐る恐る玄関を覗けば、
こじ開ける勢いで音を立てるドアノブ。
外を覗くと鼻を真っ赤にした翔太がぽつんと立っていた。
翔太
翔太
インターホン越しに 懐かしい声が聞こえて
涙目になってしまう。
ずっと好きだった人が
ドアを1つ挟んで名前を呼ぶ。
ゆっくりと鍵を回しドアを開けると
2年前より少し大人になった彼。
翔太
翔太
○○
翔太
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翔太
翔太
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翔太
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翔太
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○○
リビングのソファーに彼が腰掛けたのを確認してグラスを運ぶ。
翔太
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翔太
あの頃と同じ反応をみて吹き出す私
翔太
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翔太
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翔太
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○○
○○
翔太
お互いに何か話すわけでもなく、
聞くわけでもなく、ワインを開ける
煙草に火をつけた私を見て 彼が口開いた。
翔太
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翔太
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翔太
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翔太
翔太
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翔太
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私が呆れた様に言えば、
唇を噛み締める彼。
翔太
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翔太
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翔太
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翔太
翔太
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翔太
翔太
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翔太
翔太
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翔太
翔太
翔太
翔太
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翔太
翔太
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翔太
翔太
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翔太
翔太
翔太
翔太
私の目を見て心境を語る。
翔太
翔太
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翔太
翔太
翔太
翔太
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翔太
煙草を消して彼に聞く。
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翔太
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翔太
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翔太
翔太
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翔太
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わたしが困った様に笑えば
彼に強く腕を引かれた。
気がつけば
懐かしい温もりと香りで包まれていた。
翔太
翔太
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翔太
翔太
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翔太
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翔太
翔太
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翔太
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翔太
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翔太
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名残惜しく離れたその温もりが
ソファから降りて膝まづく。
翔太
翔太
翔太
彼から差し出されたのは
無くしたはずの ピンキーリングが光っていた。
貴方が居ないと生きていけない幻は見れなかったけど
貴方が居ないと 生きづらい世界を見せてくれた彼と
私は同じ日付から、
もう一度隣で歩き出す。