カバンを持って玄関に向かう○○
海人
ちょ、おい。
海人
お前もう行くの?
○○
はい、行きますが?
海人
行ってきますとか言えよ。
○○
あ、あぁ、すみません。行ってらっしゃいなんて言われた事ないので…。
○○
行ってきます。
海人
うん、行ってらっしゃい。
パタン
海人
俺、なんか悪い事言っちゃったな…。
玄関を出ると…
廉
おはよう!○○!
○○
おはよう、廉。
廉
昨日、大丈夫やったか?
○○
うん、ありがとうね。
廉
お、おう…(照)
○○
何照れてんの笑
廉
て、照れてない!
○○
照れてるじゃん笑
廉
あーもう!うっさいねん!はよ行かな遅れるで!
○○
はいはい笑
だいぶ飛ばして
○○
じゃあね、廉。
廉
じゃあね言うても、10秒後にはそっち行くで?
○○
あーはいはい。
ガチャ
○○
(あれ…知らない靴…)
○○
(あ、そうだあの人いるんだった)
海人
おかえり。
○○
た、ただいまです。
ガチャ
廉
○○〜
廉
って知らん靴ある!
廉
誰かおるんか?!
ガラガラ(リビングの戸を開ける)
廉
……えっ?!
廉
なんでお前がおんねん?!
○○
あ、あれ?言ってないっけ?
廉
俺なんも聞いてへん!
海人
俺とコイツ双子になったんだよ。
廉
えっ…えぇぇぇぇ?!
海人
うるさっ。
○○
廉、驚きすぎ笑
廉
だだ、だって!!
廉
双子とか…ってかお前同い年やったん?!
○○
あ!それ私も思った!!
○○
なんか妙に年上感あったから最初双子って聞いた時ビックリした笑
プルルルル
○○
あ、電話だ。
○○
もしもし?
お父さん
あ、○○?荷物整理まだ終わりそうにないんだ…。
○○
えーーー!
○○
嘘でしょ?
お父さん
ゴメンな。海人くんにご飯とか作ってあげて?
○○
しょうがないな…。
お父さん
頼んだよ!
ガチャ
○○
はぁ…。
廉
誰からやった?
○○
お父さんから。今日も帰って来れそうにないみたい。
廉
えっ…(って事はコイツと二人きり?!心配でしかないんやけど。でも帰らな怒られるし…。)
海人
そっか。
○○
じゃあ私ご飯作るね。
廉
俺も手伝うわ。
○○
え?廉大丈夫?ケガしない?笑
廉
お前失礼やぞ。
○○
ごめんごめん笑
だいぶ飛ばして
廉
じゃあ帰るわ。
○○
うん、おやすみ!ちゃんと寝るんだよ?
廉
当たり前や笑じゃあな。
パタン
○○
(廉…帰っちゃった…。疲れた…寝よ。)
○○
私もう寝ます。
海人
おやすみ。
○○
おやすみなさい。
海人side
海人
(やっぱり壁のようなものを感じる。ずっと敬語だし…)
海人
(まだ会ってそんなに経ってないからか?)
海人
(それともただ人見知りなのか…。)
海人
あぁー!分かんねぇ!!
海人
なんなんだよ…。
海人
もう疲れた、寝よ。
○○の部屋へ
○○
…zzZ。
海人
またコイツ床で寝てる。
海人
お前はベッドでいいんだっつーの。(抱き上げる)
海人
相変わらず軽ぃな。
○○
ん…。
○○
zzZ。
海人
あっぶねー、起きるとこだった。
海人
よし、寝るか。
続く