君しか見えなくて____　〜ツンデレ彼女と初めてのキス〜

- 紹介 -

・名前：ほん・じす(じょしゅあ) ・年齢：25歳 ・役割：主人公/SEVENTEENのメンバー ・性格：ドS/悪ジス発動すること多い

・名前：しん・○○ ・年齢：21歳 ・役割：じょしゅあの彼女 ・性格：ツンデレおなご

『 “ 僕の愛は増すばかり____ “ 』

快晴の空が僕らを 見渡す午後1時。

美しい色の花達が、 出迎えてくれる。

季節は冬。

花園に来るには、季節 外れになってしまったが、

1回だけでも、

喜ぶ彼女の 姿を見たかった。

それで考えたのが、

「こんなに美しい花を 見せれば、

彼女も感動するん じゃないか」って。

「冬でも、この寒さに 耐え抜く花は沢山あるし、

その方がもっと 感動するのでは」と。

それで、今に至る。

入り口に入るや否や、

もう彼女は 感動し出していた。

彼女は、 立ち尽くしてしまう。

感動して手で 口を覆う姿に、

僕は、 なんだか嬉しくなる。

彼女は、 全体を見渡す。

まるで 太陽みたいに。

360度見渡してから、 急に、走り出した。

「わー！！」 とか言う彼女に、

笑いが 出ながら後を追う。

そして、 急に止まり出した。

僕も、 急ブレーキで止まる。

彼女は、赤色の 花を眺めながら、

キラキラと 目を潤わせていた。

正直その姿は、

花よりも美しかった 様な･･･気がする。

僕は、意地悪心で 聞いてみる。

コクリと頷いた 彼女も可愛くて、

余計に僕の心が 発情してしまう。

ムスッとなる彼女。

ヘラヘラとしてる僕に、 更にムカついている様子。

もう、 行動全部が可愛い。

正直になれない所は 可愛くないけど。

2年半も 付き合ってきて、

1回もちゃんとした “ キス “ をしたことがない僕ら。

チャンスだと思った。

今なら、行ける。

「まぁ･･･」とか言って 結局合意する彼女。

チャンス到来だ。

“ 私の愛は増すばかり “

彼女は、「え？」 と言う顔をし、

首を傾げた。

この花は、僕の 気持ちを代弁したもの。

“ 僕の愛は、 増すばかりなんだ____ “

「さっ、ぽっぽの約束。」

キスを待つ彼女の 顔は慣れていなく、

その顔すら 愛おしかった。

「ぽっぽだけじゃ 済ませないよ？」

そう心の中で囁き、

周りに人がいる 事なんて忘れて、

大胆に君の 唇を奪った ——

- 「花言葉の意味」 【ジョシュア】 長編 -

- 終わり -