咲野藍
登校早々いらついている。
小日向芽依
いらつきすぎて、頭が痛くなってきた。
クソっ…あーうぜー。今日はもう早退すっかなー
…やっぱやめとくかー
登校してからすぐに早退はさすがにやばいわ…
後々面倒になるし…
咲野藍
姫沢咲良
咲野藍
小日向芽依
実はあれからというもの毎回会っては粘着してくるのだ。
無視をしたり「関わるな」と言っても懲りずにベタベタしてくるのだ。
それが心底ウザい
小日向芽依
小日向芽依
咲野藍
まぁ、あの見た目からして何となく分かる。
あいつも顔は悪い方ではないからきっとモテモテだろう。
小日向芽依
小日向芽依
咲野藍
姫沢咲良
小日向芽依
咲野藍
姫沢咲良
小日向芽依
咲野藍
姫沢咲良
小日向芽依
咲野藍
芽依からの話だとあいつは相当モテてるようだ。
なら自分を好きなやつと付き合えばいいのに
なぜ私を?
そんなことを考えながら痛い頭をかいた。
隣で先生はパソコンで事務作業をしていた。
咲野藍
姫沢咲良
もうすぐで朝のホームルームが終わる時間だ。
速く行かないとあいつが保健室に来るのだ。
それだけは絶対に避けなければ
小日向芽依
藤岡知子
事務作業を一旦止め、こっちに目をやり先生がそう言った。
私達は素早く保健室から外に出た。
小日向芽依
咲野藍
姫沢咲良
行くところを決めていたその時だった。
咲野藍
小日向芽依
姫沢咲良
どうしてお前がここに…?
東宮奈央
そいつは私に気づくとなにか言いたそうにしていた。
だが私は何も言わずに横を通り過ぎた。
最悪だ…一番関わりたくないやつに出会ってしまった…
姫沢咲良
姫沢咲良
小日向芽依
小日向芽依
咲野藍
咲野藍
小日向芽依
姫沢咲良
そうだ。あいつは全く知らない人だ。
東宮奈央
学校を出る私達にあいつはなにか心配しているような気がした。
咲野藍
姫沢咲良
咲野藍
小日向芽依
最近つまらないのだ。
保健室に登校して街をうろつく。
あまりにつまらなすぎる。
小日向芽依
咲野藍
小日向芽依
咲野藍
名前を聞いただけでぞっとする
咲野藍
姫沢咲良
咲野藍
小日向芽依
小日向芽依
小日向芽依
こいつ…腹を抱えて笑っている
マジで殺す
輩
なんか来た。誰だ?
咲野藍
輩
輩
あ〜、クレープ食べた後にカツアゲしに来たやつか
咲野藍
輩
輩
はぁ〜。めんど。
小日向芽依
姫沢咲良
でも確かに暇つぶしとしては良さそうだ。
合計で3人か…
咲野藍
小日向芽依
姫沢咲良
私一人でも3人はいけるがこいつらと一緒にやったほうが速そうだ。
輩
咲野藍
顔に急にきたパンチをかわす。
あいつらを見るとひとりに一人男がついていて相手をしている。
小日向芽依
姫沢咲良
大丈夫そうだな
輩
咲野藍
輩
一発腹に蹴りを入れた。
咲野藍
輩
今度は顔にパンチを入れてやった。
咲野藍
輩
男は苦しがっている。
まぁ、気絶させてないだけマシだろう
咲野藍
ふと横を見る。
咲野藍
そこには気絶してる男が2人いた。
咲野藍
小日向芽依
姫沢咲良
そういう2人の下には気絶した男が2人いて痣がたくさんできていた。
昼になり保健室に戻ってきた。
小日向芽依
藤岡知子
先生の顔がニヤついている。
嫌な予感がする。
成瀬樹
はぁーー。もう勘弁してくれ
しかも声でけぇし。
この小さい保健室でそんな大声出すんじゃねぇよ
咲野藍
成瀬樹
成瀬樹
基本こいつが来るから速く保健室に戻るのだが
今日はあの輩のせいで遅くなった。
咲野藍
でかいため息をつく。
成瀬樹
はぁ?何を言ってんだこいつは
咲野藍
咲野藍
成瀬樹
はーー。もうまた頭痛くなってきた。
やっぱ早退しようかな
姫沢咲良
小日向芽依
咲良はまだしも芽依は完全に笑っている。
咲野藍
成瀬樹
姫沢咲良
姫沢咲良
咲野藍
ふざけんな!!
成瀬樹
咲野藍
藤岡知子
先生の声を背景に口論をしていた。
本当にマジで無理。