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なんで俺が？

第1話 - なんで俺が？

252

2019年06月29日

#病気

#死ネタ

#切ない恋

🐝はち🍯

おれはたくま。好きな人がいる。それと同時に重い病気でもある。

卓馬

うわ……テストやば‪w‪w

雅

たくま何点？

卓馬

65‪wそっちは？

雅

96〜<( ¯﹀¯ )>えっへん

卓馬

みやびって頭いいよなぁ…

雅

たくまはもっと頑張んなきゃ‪w

卓馬

うん‪w

卓馬

(俺はみやびがすき。)

卓馬

(仲良いけれど向こうは俺の事なんか好きじゃないんだろーな。)

卓馬

(だからこの想いは心に秘めとくんだ。)

雅

どーしたー？？？ぼーっとしちゃって…？

卓馬

( ﾟ∀ ﾟ)ﾊｯ！‪w‪wなんでもないー！

雅

そう？‪w‪w

卓馬

うん！

こんな日常が俺は大好きだった。しかし楽しい楽しい日常は一瞬で壊れた。

卓馬

うっ……

あまりにも強い痛みで俺は倒れた。胸に痛みが走る。そして俺は意識をはなした。

雅

たくま！？！？

雅

大丈夫！？！？

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ

そして俺は救急車に運ばれ、病院に入院することになった。

卓馬

…ここは？

卓馬のお母さん

病院よ。
どこも痛くない？

卓馬

うん、今は大丈夫。

医師

目覚めたんですね…良かったです。

医師

ところでお母様。

卓馬のお母さん

はい、なんでしょう？

医師

少し伝えたいことがありますので時間よろしいでしょうか？

卓馬のお母さん

はい。

卓馬

どうしたんだろう…？

雅

たくま、？

卓馬

みやび！

雅

大丈夫？心配したんだから！

卓馬

大丈夫。ごめん。

雑談を少ししていたらお母さんが泣きながら帰ってきた。

卓馬のお母さん

……ﾋｯｸ…ゥｯ

卓馬

どうしたの！？お母さん！

雅

どうかしたんですか？

卓馬のお母さん

みやびさんは帰った方がいいわよ……。

雅

なんでですか？

卓馬

ごめん。また後日伝えるからお願い！

雅

わかった…伝えてよ？

卓馬

うん。

そしてみやびがかえり…

卓馬

で、どしたの？

卓馬のお母さん

あのね…たくまは思ったよりも重い病気にかかってるんだって。

卓馬

え……病気なの？

卓馬のお母さん

うん。心筋梗塞なんだって。

卓馬

心筋梗塞……なの？

卓馬のお母さん

うん。余命宣告されたんだ。

卓馬

……

卓馬のお母さん

ごめんね

卓馬

お母さん何も悪くないじゃん‪笑

卓馬

うん、大丈夫。俺は大丈夫。

卓馬のお母さん

……ごめんね。ごめんね。

卓馬

大丈夫。大丈夫！

卓馬

(本当は怖い。心残しもある。もっともっと生きたい。)

卓馬

(あ、そーだ。みやびに言わなきゃ。でもホントのことは言いたくないなぁ。)

一方その頃みやびは＿＿

雅

(大丈夫なのかなぁ。)

雅

(私はたくまがすき。だいすき。)

雅

(だから目の前でたくまが倒れた時は本当にびっくりした。)

卓馬

みやび。

卓馬

不在着信

雅

あ、ごめん気づかなかった。

雅

で、話はなんだったの？

卓馬

えーとな

卓馬

ただの盲腸だった。

卓馬

お母さん大袈裟だよな‪w

雅

あ、そーだったの。安心した〜

この話を聞いた時私はほっとした。

卓馬

だから１ヶ月病院にいることになった。

卓馬

１ヶ月後会えれば会おうな。

雅

会えればって‪w会えるんでしょ？‪w

卓馬

会えるよ笑

雅

たくままで大袈裟笑

卓馬

ごめ‪w‪w

瞬く間に時間は流れ＿＿。

卓馬

(いよいよか。呼吸器もつけてもらって…)

卓馬

(想い伝えないと…)

手紙を書くことにした。

卓馬

(俺やばいだろ。本格的に。)

卓馬

(手紙1枚書いただけで1時間って……)

卓馬

ﾊｧｯﾊｧｯ…

卓馬

(呼吸が苦しくなってきた……)

卓馬

(これはかかないと…)

卓馬

(よし…書けた。もう心残りはない！)

卓馬

(もちろんもっと生きて
友達と沢山話して…)

卓馬

(楽しくいきたかったけどそれはもう叶わない。)

卓馬

(みやび…あれからもmineで話してくれてた。早く来てねだとかいわれた。)

卓馬

(いけるものならいきたかった！)

卓馬のお母さん

たくま！？大丈夫、？

最期だから呼吸器を外して言った。

卓馬

お、かあさん。今、まで……あ、ありが、とう。
だ、い、すきだよ。
ずー、っと。(笑顔)

卓馬のお母さん

たくま？冗談だよね！？
笑って嘘って言ってよ！

卓馬

(俺だって嘘だって言いたい。でも苦しくて言えない。)

卓馬

ﾊｧｯﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ……

卓馬

(そろそろか…みんなありがとう。少しの人生でも楽しかったよ…)

卓馬のお母さん

たくまぁぁ！！！

ﾋﾟ＿＿＿＿

卓馬のお母さん

たくまぁぁ！！！！！！！
目を覚まして？お願い！！

たくまが目を覚ますことは無かった。

雅

どうしたんだろ？mineに既読がつかない。

雅

何かあったのかな…行ってみるか！

病室へと向かった。

卓馬のお母さん

たくまぁ…(/Д`;

雅

た、くま？なんで目つぶってるの？な、なんで？

私も泣き出してしまう。

雅

こんなことなら早く伝えれば良かった…！！

1時間後…2人はなきやみ、

雅

……？何この手紙。

卓馬のお母さん

みやびさん、読んでみて？

雅

は、はい。

そこには震えた字でこう書いてあった

卓馬

みやびへ
これみてる時は俺死んでるだろーな笑
ずっと仲良くしてくれてありがとな。
ずっと前から好きだった。
生きてる時に言えればよかったんだけど……
照れくさくてな〜。言えなかった笑
ごめん。でもずっと好きだった。
一緒にいて幸せな人とずーっと俺の分まで生きて？
これが最期のお願いです。

それとお母さん。
ずっと育ててくれてありがとう。
感謝の気持ち口で伝えられなくてごめんなさい。
親孝行出来てなくてごめんなさい。
したかったんだけど時間がなかった(苦笑)
ありがとう。そしてごめんなさい。

2人とも大好き！

雅

こんなの泣いちゃうじゃん……

卓馬のお母さん

……な、なんでこんないい子が死んじゃうの…！

雅

たくま！私もずーっと好きだった！
たくま、これからも私の心を支えて！
これが私からのおねがいです。

といい顔で眠っているたくまに言った。

声をかけた時にたくまが笑ったような感じがした。

卓馬のお母さん

たくま。私も大好きよ。
私の息子として生まれてきてくれてありがとう。
ずっとずっと忘れないよ。

病院のある一室で…

家族の愛