○○
っ...もっくん...こわいっ。

元貴
!!

元貴
・・・こわい?

○○
っ...ぅん。

元貴
そぅ・・・嫌いになった?

○○
え...??

元貴
不安なんだ。

○○
・・・不安?

元貴
好きな人に嫌われるのも...
好きな人が誰かに取られたり目移りされたり。自分から離れられてしまうのが怖い。

○○
もっくん...私は大丈夫。

元貴
え...?

○○
私...もっくんが好き。だから、離れたりしないし、他に目移りなんてしないから。

元貴
・・・そんなのわかんないじゃん。

元貴
〇〇は可愛いし、優しいし誰とでも仲良くなれて人懐っこいから好きになる人も多いと思うし。それに〇〇は...っ!

〇〇が元貴の話をさえぎるように〇〇から元貴にキスをした。
○○
・・・もっくん、私はもっくんが好きなの。もっくんじゃなきゃ嫌なのっ///他の誰かじゃ嫌なのっ///

元貴
〇〇・・・

○○
もっくん...

元貴
ん?

○○
...して?

元貴
えっ?

○○
キス...してっ?

元貴
でも、怖いでしょ?

○○
さっきは怖いって。思ったけど、今はもう怖くないよっ?

元貴
・・・。

元貴はキスをすることなくドライヤー。準備をして〇〇の髪を乾かす。
元貴
〇〇、髪乾かすよ。

○○
・・・ぐすっ
~心の声~
もっくん...キスしてくれなかった...私もっくんの事傷つけちゃったんだ...きっとっ。だから...っ。やばい涙が出てきちゃったっ。

〇〇の髪を乾かしブラシでとかしていると鏡越しに〇〇の泣き顔が見えた。
元貴
〇〇?どうしたの??泣いてる?

○○
っ・・・なんでもないっ。髪とかしてくれてありがとう。

元貴を置いて先に脱衣所を出ようとすると元貴が手を掴み抱き寄せてきた。
○○
っ・・・!!
