TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

どうも月詠です

遅くなって大ッッ変申し訳ございません……もしかしたら投稿頻度減るかもです…( ᐛ )ピャァ

⚠注意⚠ ・完全自己満足作品        ・二次創作苦手な人は回れ右    ・こちらは神覚者候補選抜試験の後  であり、レイン・エイムズとの   和解前です。           ・オリキャラ?らしき人物出ます  

それでは本編どぞ

アドラ寮 廊下

マッシュ

あれから、1日経った。

レインくんはフィンくんのこと、 見つけたのかな…

マッシュ

…やっぱり1人で教室まで行くの、慣れないな…

いつもなら遅刻しそうな僕を起こして一緒に行ってくれる人がいたから平気だったけど…

マッシュ

(まぁ現に遅刻してるけど)

……

マッシュ

…フィンくん、早く帰ってきて

友達がいなくなって寂しいと思うのは、おかしいかな…じいちゃん

マッシュ

…そうだ、今日もランスくんのお見舞い行こう

そしたら、少しは気が紛れるかな

アドラ寮 教室

せんせ

ーーで…コレがーー…

バァンッ!!

マッシュ

遅れました

せんせ

バーンデッド!!?遅れたって…もう授業終わるんだが…

マッシュ

……ごめんなさい

せんせ

まぁいい…席につけ

マッシュ

うす

いつもなら反省文やら課題やら出してくる先生も、友人が行方不明で精神的に参っているだろうと、何も口出ししてこない。

それも、どうも思わない。

マッシュ

……、

アドラ寮 廊下

ドット

おいマッシュ…大丈夫か?

マッシュ

…うん、

ドット

授業だって、ここ最近ずっと遅れてるじゃねぇか

マッシュ

…うん

ドット

フィンがいなくて寂しいのも分かるけどよ…

マッシュ

………うん

ドット

………

タッタッタ…!!

レモン

……あっ、マッシュくん!!!ドットくん!!!

マッシュ

!レモンちゃん

ドット

レモンちゃん!!そんなに急いで、どうしたんだ…?

レモン

そっ、それが…!!

レモン

ランスくんが……、!

マッシュ

………、!行かなきゃ

レモン

わ、私も行きます!!

ドット

俺も!!

医務室

ドット

………、は、?

3人が目にしたもの、それは

マッシュ

……ランスくん?

シーン…ッ

レモン

………

本来ランスが眉間に皺を寄せ、過呼吸を繰り返しながら横たわっているはずのベッドには誰もおらず、シーツが乱れた跡だけがそこにあった。近くの机に置いてあったローブと杖も無い。

ただ1つ、彼がいつも肌身欠かさず持っていた大切なもの、妹の写真が入っているペンダントだけが机の上にポツンと残されていた。

マッシュ

…なにこれ

レモン

それが…私にも分からないんです…

レモン

お見舞いに来たら…こうなってて…先生もいなくて…

ドット

…まさか、【美食家】に連れて行かれた…?

ドットの発言に、場が凍りつく。頭を鈍器で殴られたような、心臓を鷲掴みにされたような、神経を隅から隅まで火で炙られたような、全身に魔法がかかってしまったように汗が止まらない。

発言だけではない。この状況においても、これは何か最悪なことが起こる気さえした。

マッシュ

……、

ガタッ

レモン

マッシュくん…?

マッシュ

……レモンちゃん、ここで待ってて

マッシュ

ランスくんが帰ってきたら、僕達に教えてほしい

レモン

……どこか行くんですか…?

マッシュ

…探しに行く

マッシュ

そして、【美食家】をやっつけるよ。グーパンで

ドット

俺も行くぜ…

ドット

流石にこれは、俺も見過ごせねぇ

ドット

100回殺してやる

ドット

レモンちゃんは危ねぇから、ここにいてくれ

レモン

でも…!そしたらマッシュくんとドットくんが…!

マッシュ

大丈夫

マッシュ

必ず帰ってくるよ

レモン

…はい、分かりました……

レモン

必ず…帰ってきてくださいね…!

マッシュ

うん

ドット

行くぞ、マッシュ

マッシュ

……うす

美食家

……

美食家

(お昼はすることがないや…僕の活動時間は夜だしな…)

美食家

(ここら辺は人通りが少ないけど、いつかはまた神覚者とかが来そうだな…次の場所も考えとかないと…)

美食家

(だけど今下手に動き回れば、フィンの体に異常をきたしてしまうかもだから…夜までは安静に…)

ランス

…っ、…おい、…

美食家

……は、

美食家

お前……なんで…

ランス

……は、おま……えに、ハーッ、……追尾魔法を、………かけて、たん……だ……、

美食家

そういう意味じゃない

美食家

なんで動けてるんだ?

ランス

……ヒュー…、…、俺の……意思が、…強い……から…な、げほっ、

美食家

(もう魔力がほとんど無いはずなのに)

美食家

(ただの人間のはずなのに)

美食家

……ははっ、

美食家

面白いね、君

美食家

でも、その体でどうするつもりなの?

美食家

平然を装ってるつもりなんだろうけど、本当は立ってるだけでもしんどいだろ?

美食家

ほら、足が震えてる。

美食家

顔色も悪いじゃ言い表せないくらいに酷いよ?

美食家

でも、1人で僕の所まで来たのは褒めてあげるよ

美食家

それにしても、良いなぁ、アザが2本

美食家

きっと、小さい頃からずっと愛されてきたんだろうな

美食家

僕みたいな“不出来”と違って…さ!!

シュンッ!!

ランス

ッ…!!

【美食家】がいきなり魔法を仕掛ける。それを目で追うのが精一杯なランスは、ギリギリと言うところで避ける、が…

ランス

……カハッ、ゲホッ!ゲホ!!

ビチャッ…ビチャ、ビチャ………!

激しく動いてしまった衝撃のせいか、ランスは吐血してしまう。手で口を押さえ、これ以上血を出さないように必死になるが、体は言うことを聞いてくれず、地面を赤く染めるばかり。

ランス

ハーッ、……ハーッ……、!

美食家

諦めなよ

美食家

今の君じゃ僕に勝てない

美食家

それどころか、触れることすら出来ないんじゃない?

美食家

馬鹿だね。どうせなら仲間を呼んだら良かったのに

ランス

フーッ………、フッ…、ふ、ふぃ…ん…を、かいほ…う、……、、しろ…

美食家

…やっぱり、あの日気づいてたんだ?

美食家

名前を知ってるってことは、こいつの友達…か

美食家

……いらない

ランス

…っ…は、………?

美食家

フィンには僕1人で十分だ

美食家

君達みたいな諦めの悪い奴ら、いらない

美食家

僕達のために、ここで消えてよ

動くことは疎か、立っていることすら難しくなってきたランスの目の前で、杖を向け、魔法を溜め込み、呪文を唱えようとする。

ランス

ッ……

ランスがもう駄目だと、キュッと目を瞑る。

あぁ、最後くらい、妹の笑った顔が見たかった。この手で、妹を救ってやりたかった。俺の努力はここで終わるのか。大切な妹1人、救えなかったのか…。そう思いながら、本来あったであろうペンダントの位置に、そっと手を添える。

美食家

……さようなら

美食家

もうニ度と、僕達の前に現れないでね

【美食家】が魔法を打とうとした、その時……

バゴォン!!!

【美食家】の顔面に少し大きめの靴が飛んでくる。勢いが強かったからか、持っていた杖は飛んでいき、【美食家】は体制を崩してその場に倒れ込む。

美食家

ぐっ、!

ランス

………!はぁっ、!ハァッ…ハァ…!

ドット

ランス!!!

ランス

……!おま……え、ら

マッシュ

遅れてごめん、ランスくん

マッシュ

助けに来たよ

片足だけ靴がないマッシュが、手についた砂をはたきながらランスの元へと歩いてくる。

ランス

…、あい…かわら…ず…ゲホッ、、だな、

マッシュ……

今回はここまで!

クライマックスになってきました…!ここからどうなるのでしょうか…!

次回 ♡→10

それではさようなら ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤও⸜(*ˊᵕˋ*)⸝

あの日から僕は夢を見ない。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

3,210

コメント

19

ユーザー
ユーザー

続き早くできて欲しい

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚