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〃人生は不思議だ〃
〃そして運命は残酷だ〃
〃もう二度と会わない〃
〃そう思っていた人とこんな形で〃
〃再会することになるなんて〃
葉山/桧山
三国、、、さん？
三国
葉山さん
佐藤
あれ〜？
佐藤
もしかして2人、知り合い？
葉山/桧山
あ、いや……
三国
ええ。以前、仕事にご一緒したことがありまして
葉山/桧山
……
佐藤
なーんだ
佐藤
それならもっと気楽に行きましょ？
佐藤
あれ、電話掛かってきた
佐藤
少し、失礼しますねー。
葉山/桧山
……
三国
……
葉山/桧山
お久しぶりです……
三国
お久しぶりです……
葉山/桧山
お元気でしたか
三国
ええ。そちらは？
葉山/桧山
……順調です
三国
葉山/桧山
葉山/桧山
どうして
葉山/桧山
ここに？
三国
特に理由はありません
葉山/桧山
では、質問を変えます
葉山/桧山
どうして
葉山/桧山
あれから電車に乗らなくなってしまったんですか
葉山/桧山
まさか本当にあれを最後にするつもりでは
ありませんよね？
ありませんよね？
三国
……もう忘れたいんです
三国
あんな過去は、私にとっても葉山さんにとっても
悪い「夢」なんですから
悪い「夢」なんですから
三国
これからの人生に必要ありません
葉山/桧山
葉山/桧山
僕に嫌われようとしていますか
三国
葉山/桧山
そうなんですよね
葉山/桧山
僕に諦めてほしくて冷たい態度をとっていますよね
三国
…………………………正解です
三国
でも葉山さん
三国
私たちは、出逢ってはいけなかったんです
三国
私が、あなたの人生を無茶苦茶にしてしまったから
三国
あなたは今、私のことを思い出そうとしてくれて
いるのかもしれませんけど
いるのかもしれませんけど
三国
過去を思い出すことで、また葉山さんが何かを
失ってしまうのなら
失ってしまうのなら
三国
……私は、もうあなたには会えません
葉山/桧山
葉山/桧山
僕は、もう見てもらえませんか
葉山/桧山
いつかやり直せると信じてはいけませんか
葉山/桧山
もう一度だけ、三国さん、あなたと生きる未来を
葉山/桧山
夢見てはいけませんか
三国
三国
──私のことは、忘れてください。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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