日菜
日菜は約束どおり、 人間界への入り口で待っていた。
ララ
遠くに見えたのは、 手を振るララの姿だった。
日菜
合流したララに日菜が質問する。
ララ
日菜
日菜の悲しそうな顔に、 ララは少し申し訳なくなった。
日菜とララは手を繋ぎ、 買い物のため、 フェアリーランドへと向かうのだった。
トト
意識が戻ったトトは、 城で女王と話していた。
まだ熱は下がっておらず、 苦しそうに話しかける。
女王
トト
女王
ベッドの横の小さな丸テーブルに、 温かいスープを置き、 女王はその横の椅子に腰掛けた。
トト
女王
ララはずっと、 トトの帰りを一番近くで待っていたのだ。
トト
トトは小さく笑いながら、 ララのことを思い浮かべる。
女王
トト
トトはゆっくりと目を閉じ、 そのまま眠りについた。
フェアリーランド中央広場。
ララ
日菜
紙袋を二、三個持ち、 日菜の後を追いかけるララ。
日菜は手ぶらで、 のんびりと歩いていた。
ララ
日菜
ララ
日菜
その時だった。
大きな地響きが起こり、 あちこちで建物が崩れ、 煙が舞う。
日菜
ララ
ララの予想通り、 見覚えのあるカメの怪物が、 街を荒らし始めた。
日菜
ララ
日菜
日菜の手を引くララの動きが、 一瞬止まった。
ララは深呼吸をして、 悪い考えを払拭する。
ララ
ララ
国を出て、 草原の向こうに、 人間界への入り口を認識する。
必死に走っていた二人の目の前に、 怪物の軍団が立ちはだかる。
ララ
日菜
軍団は二人を囲み、 徐々に近づいていく。
やられる、 そう二人が覚悟した時、 救世主が現れた。
「火飛円陣!」
空中から火の粉が円状に降り注ぎ、 怪物の体に触れた瞬間、 激しく燃え上がる。
日菜
ララ
空から一人の妖精が舞い降りる。
トト
ララ
トト
三人は手を繋ぎ、 人間界への入り口へと飛び込んだ。
トト
ララ
日菜
日菜が不安そうに、 妖精界への入り口を見つめていた。
トト
トトの体力も完全に戻ったわけではない。
ララもそれはわかっていた。
日菜に悟られないよう、 家に帰って休むことを優先した。
翌日様子を見に、 三人は再び妖精界へと向かった。
トト
草原は焼け野原となり、 かつて見た美しい自然は消えていた。
ララ
三人はフェアリーランドへと向かった。
日菜
日菜は辺りを見回したが、 壊れた家や剥がれたタイルが目立つだけで、 国には誰一人としていなかった。
トト
城の様子を見に行っていたトトが戻ってきた。
ララ
ララはかろうじて残っていた噴水の縁に座り、 考え込んでいた。
日菜
トト
ララ
日菜
そう言って、 日菜は森の方へ走リだした。
トト
トトが声をかけても止まらない。
ララ
トト
双子は見えなくなった日菜の後を、 追いかけていくのだった。
ララ
トト
日菜を探し始めて一時間、 全くといって見つかる気がしない双子。
ララ
トト
国やその周辺は崩壊寸前だったが、 森などはまだ被害を受けていないようだった。
ララ
トト
しばらく歩き続け、 ララがあるものを見つける。
ララ
地面に付いた少量の何か。
トトはこれが何なのかすぐに気がついた。
トト
ララ
トト
トトは一人だけ目星をつけていた。
トト
ララ
トト
ララ
二人は急いで入り口を探す。
ララ
トト
人間界に着くと、 目の前には心乃葉がいた。
心乃葉
トト
ララ
心乃葉
トト
人間界の時刻は夕方五時。
心乃葉は夜七時には家にいないといけないため、 妖精界に居られる時間は約四日。
心乃葉
トト
心乃葉
心乃葉は何かを言いかけ、 言葉を飲み込んだ。
その様子にトトは察して言った。
トト
トトはそれだけ言って入り口に飛び込んだ。
ララ
心乃葉
ララ
トトに続いて、 ララと心乃葉も妖精界へと向かうのであった。






